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KILT - 規制と自由のお話

経済学者による担保と信用のおはなし

>> https://premium.toyokeizai.net/articles/-/28180

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経済において、アダム・スミスが言うように、個々人の活動が「見えざる手」によって導かれるが故に、需要と供給は成立する。

しかし

資金の貸し借り=現在の財と将来の財の交換を行うことで複雑化する。というのも、将来の時点になって返済しないということが発生するからである。ゆえに、現在と将来の財の交換を歪ませる要因になる。

これらの問題に対して、担保資産を取ることである程度は解決しているが、、、

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担保(資産)の価値が上がれば、信用も大きくなる
信用が上がれば、市場を通じて担保(資産)価値にも影響

※もちろんのこと逆もしかり

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例)金融緩和を行うことで、日本経済に対して楽観的になる↬株や不動産の資産価値の上昇(お金が異常なまでに流入する)↬お金を借りている人の担保にあたる資産価値が上がる↬信用枠が大きくなる↬お金をたくさん借りることができる

ただし、この信用に規制が入った時点で歯車が狂いだす

いままで売れていたものが売れなくなる、つまり流動性がなくなっていく。これが異常なまでにお金が流入していた一方で、流出していくことで売れなくなる。

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このときに、政府や中央銀行は流動性の落ちた金融資産を買うなり、それを担保としてお金を貸すなりして、市場の流動性を高める政策を行うべきだという。

通常の経済学では、資産は生産をするために使われるものという扱いであるために、単純に資産の価格は需給で決まるものとされていた。しかし、実際には、資産は”担保”としての側面を持つためにそこを考慮した経済学を作り直した

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コロナ後の通貨について、CBDCや仮想通貨が挙げられるが、、、どちらにせよキーポイントになるのは、アノニミティである。

要するに、匿名性についてである。

・デジタル通貨を”何に”使ったのか
・受け取ったデジタル通貨の記録が販売元と一致しているか
        他方で
・個人が何に使ったのか、の情報は共有したくはない

なので、現実的にはプリペイドカードのようなプロセスを1回はさみ、1万円や2万円などをアプリにチャージして、残高がなくなるまでは個人の情報なしで使える方法を模索している。

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また、海外で広がる”BNPL"についても言われている。BNPL(Buy Now Pay Later)、すなわち、「今買って後で払う」サービスです。>> https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/67130?page=2

ただしこれは日本で、普及するかどうかは未知数である。というのも、「お金を貯めてからモノを買う」のが当たり前故に、「住宅以外のモノを借りたお金で買う」というカルチャーが希薄であるから。

秘匿化について

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デジタルにすることで、低コスト/高速な取引を行えるけれどプライバシーと本人確認の問題の問題は壁になる。

・プライバシーが筒抜けになることでどこかの国や企業が利用するなら問題となる。・完全匿名なら資金洗浄疑惑の問題が残る。

DIDによるKYCジレンマ

>> https://www.coinspeaker.com/crypto-kyc-dilemma-digital-identities/

クリプトは、KYCを行うか、または全く行わないのかという選択に迫られている。ただ、クリプト民からすると政府、規制当局、金融当局等の監視化に置かれることは、クリプトの匿名性とデータプライバシーの基本原則にそぐわないと主張する。

と、KYC推奨派と反対派がうだうだ言っていても、クリプト企業にとってはKYCを通すことは避けては通れるものではなくなってる。

こういう中で、ユーザーが納得できる形でKYCを通せる仕組みが登場している。その筆頭がKILTである。

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クリプトにおいて、規制の圧力はNeverEndingなのです。だからこそ、規制を守ったうえでの自由な選択しが重要になるのでは。

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インゴさんの動画

>> https://youtu.be/PnIA8a3fKpc 

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Web2.0の仕組みっていうのは、良くない。要は、クレデンシャルが次から次へと使われていくって、自分のものなのにそれを管理できてないってことになるから。

でも、それが普及しているのはなぜかって、”実用的”だから。まあ、便利だから。故にこの仕組みを変えようとするのであれば、

①技術的に既存のものを上回ること
②使いやすい、わかりやすいものであること

これが必須条件になる

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Web3においてのデジタルIDの歴史的なもの。

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KILTの仕組み

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スポランの仕組み

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んなかんじなスポラン

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認可されたクレデンシャルの使用方法

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タイムライン

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SocialKYCの立ち位置はここ!

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DeFiとは、ゲーム、教育の分野では喜んで採用されるだろうし、でも国単位になると、まだ受け入れられるものでもないから時間はかかるよねって。

CZが規制とどう向き合っていくかの記事

>> https://bitcoinist.com/hear-from-cz-our-approach-to-user-protection-and-proactive-compliance/ 

いろいろ(KYC通したり、コンプライアンスの関するアドバイザーいれたり)してるけど、新しい方法として、、、

・サイバー攻撃と戦う
・投資する人への教育
・ Responsible Trading Programの立ち上げ
・保険の適応など

様々な方法で規制との協力を図りながらクリプトを普及させていく道を選んでる。

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