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初心者向け:Solana Japanミーティング内容まとめてみた!「ウォレットとステーク編」

こんにちは。
るー(@Lucy_luucha)です。

今回も例に倣い、2021年9月17日(金)に行ったSolana Japan ミーティングの内容を、まとめていこうと思います。

まえおき

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今回のメイントピックは「ウォレットとステーク」というものでした。Solanaの価格が上がるにつれて、認知度も高まり新しくSolanaを触る方に、Solana推奨のウォレットの紹介や仕組み、また、そもそもステーキングとは、なにかということについての勉強会でした。

※今回のSolana障害についてもSolanaの中の人が解説してくださっていました。

ステーキングに伴い、”日本”で最速にバリデータとして活動している”ソフトゲートさん”と”かまおさん”をお招きしての回になりました。

Solanaの1か月の進捗情報は?

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>>前回までのSolanaの状況はこちらの記事を参考にしてください。

こちらも例に倣い、前回ミーティングからの1か月間のSolanaの進捗情報を掴める内容のご紹介になっています。

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ちなみに、八月時点でのSolanaエコシステムは上記の図のようになっています。もちろん、この枠にないものも合わせると、本当に追いきれない量のエコシステムが発展しております。

※今月の進捗情報についてのスライドは以下のリンクから飛んでいただければ見れますので、どうぞ参考にしてください。

プロジェクト等に関して疑問に思うことやもっと知りたいこと等あればぜひSolana Japanを活用してくださいな(^^)/

ウォレットとステーキングについて

ウォレットとステーキングについての基礎知識として、ざきさんがまとめたスライドを作成してくださっているので、こちらを参考にしてください。

重要な点として、、、

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Solanaが推奨しているウォレットは、phantomとSolflareXになっています。日本人の多くの方は、”Sollet”を使用していることかと思われますが、、、

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Solletは、開発者向けのものになり私たちが触るには、なにかと不便なものになっています。(またSolletは、Solanaが開発しているものではありません:Serumの管轄になっています)

なので、もしまだSolletをご利用の方はぜひphantomに移行することをお勧めいたします。

かまおさんについて

クリプトについては、今年の3月からDeFiを知る。バイナンスから入ってきて、その後Solanaを知り、、、今に至るとのことです。

バリデータを始めたのは、SolanaBeachを確認し、”日本ないじゃん”ってことで、今やれば”日本一”になれるじゃん。楽しそう!!!から、バリデータを行ったそうです。

英語しかないために、ディスコードで翻訳掛けながら全力でなんとかバリデータになれたと、、、。

しかし、その後もスキップ率というのが問題になり、Solanaの中に人であるりょうさんに、助太刀してもらい、なんとスキップ率0%になっています。

ただし、、、日本でやるとなると100万飛ぶ。(これ回線費用のみだそうです。)ちなみに、この回線は日常生活で使っているものではあるが、nuro2Gのプランで行っているそうです。

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本来は、”分散化”の観念から日本にもバリデータを置くというのは、やっぱり大事なので、情熱に惹かれたSolanaの中の人りょうさんは言います●~*

今現在、海外のバリデータでは、データセンターで動かしているので、そこが落ちると分散化できないよね。。。って話になっているので、データーセンターで動かさない分、コストメリットであるので良いなって話だそうです。

日本にノードを置いたからって、ディスアドバンテージになるわけじゃないので、っということで、、、、

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りょうさん、かまおさんは、セカンドペンギンを待ち遠しいそうです(*´ω`)ちなみに、一人だけじゃステーク見つけられない、、っていう意味でSolana側が援助してくれるDelegation Programも存在するので、ご確認くださいって話です。

※実はサクセスストーリーとして、Shinobiがこのプログラムを使用せずステーキングを現在行っているそうです。

Softgateさんについて

>>実際に用意していただいたスライドを自由に使っていいとのことだったので、興味があるかたは以下をコピペしていただければ、確認できるようになっています。

https://t.me/solanajapan/5861

分散化といえば、”数”と“地理”の二つの観点から分散化って大事です。という話です。

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今後、分散化の改善としてどうしていくのか、っていう話で以下のように紹介してくれていました。

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では、ステーキングの選択して2つあり、株式に例えてお話されていて、個別株を買う際には、”特定のバリデータにデリゲートする”と似たような意味をしていて、S&P500のようなものが”ステークプール”なのでは、、、とお話いただいてます。

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また、、、なんとまだ稼働し始めて全然日は立っていないのにも。かなり上位にいるソフトゲートさんでございます。

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(すごい!!!)

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今現在のステークプールの詳細を話してくれています。

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Marinade

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VCからの支援がないので、割と自由にやりやすいところがあるみたいです。ビジネス系なところに色気を出す必要がない!

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コミュニティに貢献、またはステークすることでガバナンストークンを稼ぐことができるみたいです。興味があればソフトゲートがモデレーターを行っているので、何かあれば声をかけていただければ、ということです。

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Socean

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過去の実績等を割り出したうえで、分散させていくとのことです。

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Marinadeを例にして、ステーキングの仕組みを話してくれています。

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注意点として、mSOLというものを、SOLに戻すときに報酬の分を受け取れるとのことです。また、ステーキングプールを使うことの最大のメリットは、mSOLを使うことで、資産運用(担保とすることや、預金とすることもできる)

※このあと、マリネを使ってどうやってmSOLを使っていくのか、というのをライブで解説していただきました。

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※即mSOLをSOLに戻したい場合、流動性によって手数料が変動するそうです。通常であれば0.3%らしいのですが、いまは高めになっていたそうです。

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なんでSolanaのバリデーターにってことで、Solanaファンすぎて貢献したい。その気持ちから、なにかしようと。

パロットのボスから推され、、、GenesysGoさんと一緒にやることに、、、そして、気が付いたら”バリデーターをやる”ということに、引くに引けない状況になって今になっているらしいです。(笑)

Solanaの中の人:りょうさん

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FTXがバックにいる???

SolanaとFTXって、いうほど親密なわけではない。FTXは、DEXを動かしてもらってるエコシステムの一員というだけなので、FTXがいるから安全というわけではありません。

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インシデントレポートは?

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だすそうです。

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Solanaの障害

事の発端:RaydiumのIDOが原因。そこでTxの数があまりにも多く、Solanaのステークノード(ソフトゲートさんや、かまおさんのようなノード)が処理できずSolanaが停止してしまった。

というのが、一言でまとめた今回の障害の原因だそうです。

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大体の障害の発端は、RPCが詰まってしまうことにある。SolanaではRPCは、エコシステム側がRPCを運用していて、IDOやNFTセールではRPCを増やすことで対応していくそうです。

*RPCとは、例えばRaydiumで動いている板情報やファーミングのAPYがいくらなのかを、訪ねる際に使うモノ。

ただ、今回はバリデーターが故障したそうです。すべてのTxが裁けなくなってしまうという、大変なことになったそうです。

バリデーターを動かしてるノードと協力して(80%のバリデーター群が協力しなきゃ再稼働はできなかったので、今回の協力体制というのはかなりSolanaのチームワーク力が見られたのではないかと個人的に思っています)決められた手順で協力して動かすことで、いま現在再稼働できました。

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Solanaのバリデータに関する仕組みとしては、

本来ステーク量によって、Txを承認する順番が決まる。↬ただ、溢れてしまったTxは、別のバリデータに飛ばしてる。(ブロックタイムが400㎳なので、その処理が間に合わないと次のバリデータに処理する権利が移る)

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今回は40万tps送られてきて、バリデータがうまく処理ができず落ちてしまった。なので、今回の対策としては、リレーする部分の箇所を強化していこうとのことで、進んでいるみたいです。

Mempool

すごく簡単に言えば、送られてきたTxを”送られてきた順番”で保管しておくための倉庫のことです。

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SolanaのMemPoolはありません。その他のチェーンでは、秒間処理ができないので、送られてきたTxを列になして保管しておくプールがある。

Forwarding queue

※メタマスクでTX飛ばして、処理待ちになってるのはMemPoolに溜まっている状態。ガス代を高く払えば、MemPoolの中で横入りができるという、”ガス代競争”が起きてしまいます。

でも、Solanaはこの手法イケてないよねって話でMemPoolは存在していません。その代わりとして”Forwarding queue”があります。

今回の障害は、Forwarding queueが原因になっているそうです。

※SolanaはTpsが早いので、そもそもMemPoolのような保管庫が必要じゃないんです。

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前提として”ちょこっと”の分を送るために、Forwarding queueが使われていたのにもかかわらず、あんまりにもTx飛ばされると、、、

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詰まってしまった。その結果各ノードが自己解決できず、酸欠するかのようになった結果、Solanaが止まったそうです。

今回のことを受けて、圧迫された分は落としてしまって、再送してくださいという手続きを行うようにするみたいです。(落とされたtxはsolscanとかでも404になるかも。)

リーダーになったバリデータによって、Forwarding queueは変かするそうです。

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これに加えて、各ノードに関してのメモリも関係するのでメモリが小さいものはすぐに死んじゃった、とのことです。

Solanaのトランザクションの全データは、基本的にArweave(分散型ストレージサービス:一括前払しシステム)に保管されています。しかし古いものは

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ステーキングインフレ曲線について
>>詳細はドキュメントを確認してください。

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インフレ率は、徐々に減っていく感じです。(1年後に、どん!っとさがるわけではないです)

むすびに

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今回は(も)ご参加いただいた方ありがとうございました(*´ω`)

来月のSolana Japan Meetingでは、Orcaの中の人をお招きしてDEXについてと、海洋保全のお話をお願いしたいと思っているので、その予定になるかと思います。

※取引手数料の一部をリアルに海洋保全に募金してます。というお話になります。詳細が知りたい方は、Introducing the Orca Impact Fund: Cast your vote (and earn an exclusive Collectible!)の記事を参考にどうぞです。

Orcaの方と時間が合えば、ということなので、変更があるかもしれません。そこはご了承ください。

来月も同様に、10月中頃に行う予定なので興味がある方はぜひご参加ください。それでは^^

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過去のSolanaJapanMeetingは、タグのほうから飛んでいただければ、私が参加し始めた回からにはなりますが、議事録残しているので興味があればそちらもどうぞご確認ください。

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