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Polygonビルダーズシリーズ#6:Ben and Kila QiDAO(和訳)

著:Polygon

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Polygon は、ビルダーズシリーズとは、ホストのNemoがPolygonのビルダー仲間と話をするビデオとブログのシリーズです。

今回のゲストは、OiDAOからBenKilaが来てくださいました。

MAIは所持しているあなたのMaticを担保としたステーブルコインです。このコインは、あらゆる暗号通貨コミュニティがそれぞれのネイティブトークンを担保としたステーブルコインを作成できるプロトコルであるQiDaoを採用しています。

MAI(miMatic)とはなにか?

MAIは、担保に裏付けられたステーブルコインであり、この担保があって、初めてミントすることが可能となります。 MAIは、ユーザーが受け入れたトークン(現在はMATIC)を担保として預け、その担保を元に融資を受けることでミントされます。また、ユーザーはUSDCスワップを通じてMAIをミントすることができ、MAIはUSDCと引き換えにミントされます。MAIは米ドルにソフトペッグされており、1MAIは1ドル前後となります。

ポッドキャストの全容は以下の通りです。

[00:00:14.130] - Nemo

Polygonビルダーシリーズのエピソードをお届けします。今日はQiDAOのBenさんとKilaさんです。皆さん、こんにちは。

[00:00:33.800] — Nemo

それでは、さっそくあなたたち二人のこととQiDAOについて少しお話してもらってもいいですか?

[00:00:40.060] — Ben and Kila

もちろんです、まずはQiDAOについて少しお話しましょう。QiDAOはCDPステーブルコイン(Collateral Debt Position)です。これは、MakerDAOのよううな仕組みですね。LiquityProtocolのように、私たちはあなたのトークンをロックし、そのトークンの価値を借りてステーブルコインを作ることができます。つまり、ステーブルコインは、あなたの担保の価値に裏付けられているんです。それでも、いくつかの違いがあります。例えば、金利はかかりませんね。それに、、えっと、他にもニュアンスの違いがあります。

[00:01:09.580] — Ben and Kila

けど、一般的には私たちが作ったのはMakerDAOのようなものですね。

[00:01:12.070] — Nemo

なるほど。それではここ最近の間、人は何を担保にしているんですか?

[00:01:16.030] — Ben and Kila

それはですね、Maticを使っているね。Polygonののネイティブトークンです。それに最近、私たちは他のマーケットトークンを受け入れることを決めたんです。AAVEにおける、利回りの高い資産を担保にロックすることができるようになります。この他にも様々なことが考えているので、アルファ版としてご紹介できるかもしれません。

[00:01:37.420] — Nemo

それは楽しみですね。 私も、プラットフォーム上で見かけたけれど、はい、、そうですね、ポッドキャスト全体に戻りましょう。それからアルファ版がどんなものなのか、リスナーの皆様に共有しましょう。

あなた方はポリゴンネイティブのプロジェクトですね。そこでPolygon上での開発がどのようなものだったのか、皆さんの経験をお聞きしたいと思います。また、あなたの意見として、Polygon上での構築を決定する際に心に留めておくべきことや、教訓などを、他のビルダーの方々と共有していただけますか?

[00:02:08.740] — Ben and Kila

ええ!もちろんですとも。私は、Polygonで構築できて本当にうれしく思って言います。それに他のネットワークでの構築も経験してきたつもりです。けれど、Polygonでの経験はいままでしたことがありませんでした。なので実のところPolygonチームのことがよくわかってないんです。僕たちはチャットを使ってチームの人間とコミュニケーションをとっていたんですね、彼らはこのような統合に関して、もちろん技術面に関してもすべてのことにおいてサポートしてくれました。それに、電話で戦略を話したり、ビジネス開発の機会を探してくれたりと、あらゆる面でサポートしてくれます。現状をきちんと把握して 組織全体で、サンディープ、ハムザ、みんなが手を取り合って、とても、とても親切にしてくれています。

例えば、、そうですね、テスト実験をしていたときに彼らはテレグラムで個別のグループを作ってたくさんの人を招待し、そこでテストをさせてくれたんです。それに、そのそれは誰も私たちのことを知らなかったんです。今でも、私たちが注意すべきことがあると、テレグラムで知らせてくれます。絶え間ないコミュニケーションですね。私はPolygonで仕事ができることをとても嬉しく思っています。

[00:03:37.660] — Nemo

QiDAOについてもう少し掘り下げてみましょう。暗号のエコシステムでQiDAOを活用するにはどうしたらいいか、いくつかの例やクールな提案をしていただけますか?

[00:03:55.480] — Ben and Kila

そうですね。まず一つとしてはホールドしたい場合に活用してみてください。いま、私たちは担保としてMaticを保有しているとしますね、そのときにMaticが強気相場で、売りたくないですと。だけど、車の支払いや住宅ローンのような出費が重なると、Maticを売ってしまいたくなるはずです。でも、明日、明後日、はたまた1週間後には、MATICは今よりも2ドル以上上がっているかもしれないと思うと売りたくはないはずです。そういうときに私たちはMaticを持ち続けることを可能にするサービスを開発したんです。

Maticを、私たちの金庫に入れておけば、それを担保にしてステーブルコインを借りられるようになります。10万ドル相当のMaticを持っているとするならその価値の66%まで借りることができます。そして、MAIというステーブルコインを使うことができます。MAIのまま使ってもいいし、他のトークンに交換しても、自分のポジションをレバレッジするために使うこともできますよ。

つまり、MATICに非常に強気相場であれば、MATICのメタスタブル・コインを使って、MATICをもっと買うことができるのです。このように、トークン担保をより効率的に活用することができるのですね。これは一つの使い道の例ですね。HODLERSがいて、レバレッジが効いています。

[00:05:28.870] — Ben and Kila

要するに、ステーブルコインプロトコルとしてのレンディングプラットフォームなんです。 例えば、MAIをミントしたものの、どうしてもwBTCを借りたい場合は、MAIを使って、wBTCを購入すればいいのです。そうすれば、実質的にゼロパーセントの金利でBTCを借りることができます。 ゼロパーセント金利であることは大きなポイントだと思います。特定の期間に返済する必要がなくなるということですから。つまり、MAIを借りて10年間保有するとしても、金利は発生しないのです。 月々の支払いは必要ありません。唯一の支払いは、最後に返済するときに、5%わずかな返済手数料がかかりますが、それだけです。

[00:06:23.110] — Nemo

この分野では、さまざまなステーブルコインコインがあり、その数だけ実験が行われています。その中でも興味深いのは、現在、多くのステーブルコインがプールに入っていて、利回りのために供給されていることです。

しかし、多くのステーブルコインの将来はどうなるのか、また、実際にどのように活用していくのかという問題があります。ステーブルコインの実需にについて、将来はどうなると思いますか?

[00:07:07.990] — Ben and Kila

それには、2つの見方があると思っています。そのうちの一つとして私たちはMAIステーブルコインの利用率を上げることです。そうです。利回りを稼ぐためではなく、”使用”するためにです私たちはPolygoneチームと一緒に仕事をしていますが、彼らは最近、ハッカソンで賞金を出すときにMAIをトークンとして使うつもりだと言っています。

もう一つは、そうですね。あなたの使っている1つのトークンを担保にすることで他のトークンを使えるようにすることですね。つまり、他のマーケットトークンが追加されたら、MaticをAAVEに預けて利回りを稼ぎ、AAVEから得られる利回りを複利化すると同時に、MAIを借りて好きなように使うことができるのです。

トークンを使って、何ができるのか、、それはとにかくイールドファーミングとは別のことができます。使う人にとって大きな意味を持つことは、

例えば、MaticをAAVEに預け入れて利回りを稼ぎます。それでその担保として入れたものは常に価値が上がっていきます。担保から借りることで継続的に金利を得ることができます。そして、それは借り入れた際の金利を一切払わなくて済む、要するに借りても金利を払わないマイナス金利を達成することができるんですね。

[00:09:31.740] — Nemo

CDPの自動化は検討されていますか?なぜなら、それはシステム全体に大きな変化をもたらすものだと思うからです。

[00:09:45.660] — Ben and Kila

もちろんです!スタートして3週目くらいだったと思いますが、5月のブラックスワン・イベントがありました。そのときは、かなりのボラティリティーがありました。また、それをきっかけに、清算の方法を変更しました。

当時はすべてを清算する形で行っていましたが、現在は部分的な清算を行っています。つまり、負債に対する担保の割合が150%を下回ったとしても、所有権や担保が完全に失われるわけではありません。部分的といっても、6%くらいでしょうか。

[00:10:28.470] — Nemo

つまり、オートメーションのようなものですか?担保の一部を売ってカバーするだけ?

[00:10:43.020] — Ben and Kila

そうですね。だから、もう少し少なくてもいいんじゃないかな。少しでも、あー、何%かでも節約できるんです。そして重要なのは、他のチームがそれを行うことだと思います。私たちだけで構築するのではなく、分散させることが重要だからです。しかし、これは私たちが模索していることであり、どのような形になるのかを考えています。

正直なところ、理想像としてあなたの担保の残高が少なくなってきたら、担保を新しくいれたりしたり、借金の返済を開始したりして、あなたの立場を守ることができるように設定できたら、とても素晴らしいと思います。

例えば、自分のポジションを守るために。つまり、自給自足のようなものがあるのですが、これはかなりいいかもしれません。それはとても素晴らしいことですね。ええ、他のいくつかのチームと一緒に検討していますが、今はまだ本当に手探りでやっているところです。私たちは様々なものを発表していて、忙しくしています。

[00:11:52.860] — Nemo

なるほど。聴いてくれているチームや、プレイしたいと思っているビルダーのために、BenとKilaは喜んであなたと協力します。オートメーションはQiDAOの上にあり、DMSへのスライドと同じですね。よし、みんな。他に共有したいことはありますか?

[00:12:28.080] — Ben and Kila

そうですね、ガバナンスについて少し紹介させてください。Oiというのはガバナンストークンで、プラットフォームの戦略的な意思決定に使用されます。 今は、mStableとのパートナーシップについて投票しています。そうですね。また、MakerDAO、BadgerDAo、Indexcoopとも将来的な統合に向けて話し合っています。

要するにOiを持っていることでそのような話し合いに参加することができます。そしてそれの意味するところは自分自身で収益をコントロールすることができるんですよ。だって、私たちは急速に成長しています。まだとても若いですよね。つまり、まだ9週目、9週目なんです。 それに、Qiホルダーは、QIDAOの構築方法に大きな影響を与えることができます。私たちは、これをコミュニティ・プロジェクトのようにしたいと思っています。QiDAOで起こることに影響を与えてもらいたいのです。Qiをホールドしておくことが一番のお勧めです。また、エスクローQIであるEQIも展開していく予定ですさらに議決権を得て、物事の成り行きに大きな影響を与えることができるでしょう。

例えば、次にどのトークンを担保として使うのか、という投票を行う予定ですので、どうしても欲しい特定の担保タイプがあれば、Oiトークンを持っていることであなたが決定を下すのです。あなたの投票は本当に重要なのです。そのことについてもう少し詳しく説明しますね。 

これは一種のイベントのようなものです。他の担保を追加し始めたら、毎週新しい担保を追加する期間を設けようと思います。その際には、イベントのようなものを開催します。しかし、その次の週、その次の週にも投票することになります。ですから、Qiを持つことが重要になってくるでしょう。もしあなたが多くのwBTCをたくさん持っていて、それを担保にしたいのであれば、私たちはその場を提供することができます。また、収入が入ってくることもあります。つまり、それがどこに提供するのかを決めるのを手伝ってください。すべてQiの株主が所有しています。

[00:15:24.330] — Nemo

素晴らしいアイディアですね。それと、いまのところチームの規模はどのくらいなんですか?

[00:15:34.860] — Ben and Kila

ほとんどがフルタイムのチームです。コミュニティは、私たちが必要としているものをサポートするためにに、本当に素晴らしい協力をしてくれていると思います。コンテンツを生み出すために懸賞金を出したりしています。また、デザイナーや経済学者など、様々な分野の人たちが協力してくれていますが、それに、分析はとても参考になります。だから、コミュニティからは多くのフィードバックが寄せられています。でも、コアチームは全員フルタイムで働いています。

[00:16:11.640] — Nemo

それは本当に最高にクールなことですね! コミュニティ全体で次に何が起こるのか、とても楽しみです。聞いていた人は、先ほど言ったように、何かを作りたいと思ったら、BenとKilaに連絡して、彼らとコラボレーションしてください。

[00:16:55.950] — Ben and Kila

本当にありがとう!Nemo!

[00:16:58.500] — Nemo

ばいばい!






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