Chinatown Slalom 『Who Wants to Be a Millionaire?』(2019)

★★★★★   おすすめ!

一発目は素直に直近で聴いたものの中から。

第一印象は、トリップ中って感じの心地いいけど少し気持ち悪い、ぬるい悪夢(褒めてます)。

ビーチボーイズの名盤「Pet Sounds」を思わせる美しいメロ&ハモリが全編に流れつつ、会話、ラッパ、その他ようわからん環境音、ダブ、エレクトロニカ、なんかもう色んなもんがごちゃまぜになったのが曲になってます。それに相まった即興かのような大胆な曲展開とややチープな音質がもう絶妙に気持ちいい!

最初っから曲順もいい。特に、聖歌のような美しい歌声にブリブリの電子音が重なっていくのが印象的な『8:30』から、気持ちよくなりまくりなアルバム表題曲までの流れが良いです。

アルバム自体はサクッと聴けて少し物足りないくらいの長さ。「ん?なんだこれ?」と思って何回か聴いてると、どんどんハマってしまう。Easy LifeとかThe internetとかが好きな人はきっとハマると思うけど、こっちは三次会くらいに酔ってます。トムヨークが好きな人とかも是非聴いてみてほしいな。

ちなみに、朝の通勤中とかに聴くと仕事どころではなくなりそうなので、寝る前とかに聴くのが良いと思います。おすすめ!


↓表題曲PV  なるほどイメージ通り…


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