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時を稼ぐ男 新時代の時間とお金の法則 三崎優太

●お金持ちになるための第一歩は「行動を起こすこと」

「どんなことでもいいので、お金持ちになるために必要だと思うことをすぐに実践してみてください」ということです。お金持ちになろうと思ったら、とにかく「行動」を起こしましょう。
本書ではお金持ちになるための「3つの成功法則」を柱としています。
1つ目は「稼ぐためのモチベーション」です。
2つ目は「お金の哲学」です。
3つ目は「タイムマネジメント」です。
私の失敗から学んでいただければ、皆さんはその分早く、スムーズにお金持ちへの道を進むことができるはずです。

●持つべきは「競争優位性」

ビジネスをする際に、「相対的に見て、自分の会社に競争優位性があるだろうか」という点を徹底的に検証することが必要不可欠なのです。
私が業界を席巻することに成功した「青汁」の例で言えば、まずは競合他社が販売している青汁の値段を一覧化し、さらには各社の青汁の成分を全て調べ上げました。
次に、どこの工場で製造しているのか、広告にはどんなタレントを起用しているのか、プロモーションはどうやっているのか、どんな味にしているのかなどと、いくつもの項目を用意し、全てについて答えを求めていきました。
各項目について細かく検討した後は、他社の青汁よりも総合的かつ相対的に競争優位性を保てるような商品を開発していったのです。
ビジネス理論や経営哲学のような「知識」とビジネスにおける「実践値」はほぼ無関係と言っていいのです。

●「後発組」が「先行者」を追い抜くための成功法則

「先行者利益の壁」を打ち崩す後発組のメリット
後発組には、先行企業が提供している商品やサービスをじっくりと比較検討し、彼らがそれまでコツコツと築いてきたノウハウをごっそり見習えるという大きなメリットがあります。
これを行なった上で、プラスアルファの価値を加えれば、競争優位性を高めれるはずです。
青汁と言えば「マズイ」という固定されたイメージになっていました。そのマズさを我慢して飲むから”体に効く”という概念があったのです。
そこで私は、そのイメージを覆すおいしい青汁を作り、競争優位性を高めようと考えました。

もう1つの競争優位性は、「広告」でした。
先行組がどこも参入していない「インターネット」というフィールドで広告を展開することにしたのです。

この2つの競争優位性を手にした結果、2017年「すっきりフルーツ青汁」を市場に投入してからわずか3年で、
私の会社は130億円の売り上げを達するまでの成長をしていきます。

●偶然出会った1冊の本が導いてくれた「3年で年商130億円」

ネットで偶然見つけたのが「ゼロから始める!4年で年商30億の通販長者になれるプロの戦略」という1冊でした。
この本が伝えていたのは、中高年向けのヘルスケア商品の定期通販ビジネスを成功させる戦略でした。
本の中では、具体例として、サントリーや小林製薬、世田谷自然食品などの企業が積極的に展開しているヘルスケア商品の通販ビジネスを取り上げていました。

●「すっきりフルーツ青汁」はなぜ成功したのか

「マーケティングが当たった」
こうして、私は、ヘルスケア商品を販売する事業を立ち上げると、「すっきりフルーツ青汁」をはじめとしたヘルスケア商品を市場に投入し、当初の予想を大幅に上回る「3年で130億円」という業績を達成したのです。
世の中には、私のことを「たまたま飲みやすい青汁が当たっただけ」と思っている人がたくさんいます。
しかし、実際のところは。「青汁が当たった」というよりも「マーケティングが当たった」といったほうが的確なのです。

●「死に金」と「生き金」

お金には「死に金」と「生き金」があります。
私にとっての「死に金」は、わかりやすい例で言うと、キャバクラやバーで使うようなお金のことです。
こうした場所で湯水のようにお金を使っても、そのお金を活かすことはできません。
では「生き金」とはどういうものか。自分や自分の周りの人たちに何かを確実に残すために使うお金のことです。
例えば私の場合、旅行に行くと、ホテルのスイートルームに必ず泊まります。
その部屋の料金がたとえ1泊100万円であろうと、もしくは200万円であろうとです。
脱日常のような体験をすると、インスピレーションを感じやすくなるというメリットもあります。
仕事やプライベートについて、それまで想像もしていなかったようなアイデアが生まれ、それが問題解決に繋がったりするのです。

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