言葉の欠片

この1年はどんな1年でしたか？
昨年末にグループを卒業して、
少なからず変化もあった1年だったと思います。
僕も変化の多い期間でした。
本配属されるにあたって住む場所や職場が変わったり、いろんな所へ行き色んな景色や感情に出逢ったり。

そんな中でも、変わらないものもありました。
貴女という存在の大きさ
貴女がくれた大切な想い出や景色
貴女のお陰で出逢えた周りの方々の温もり
など、貴女がくれた大切なものの数々は
今も変わらない所か、より強く温かいものになって僕の中に居続けてくれています。
ずっと傍にあった貴女の優しさに
僕は沢山救われました。

僕が貴女に出逢い、惹かれたのは2016年でした。
何気なく見ていたブランコのスタジオ披露で
気付けば貴女に惹かれていました。

当時僕は高校3年生。
その年に母を亡くしてどん底にいた僕を、もう生きる意味なんてないと思っていた僕を、後悔に押し潰されていた僕を、貴女は新しい世界へと連れ出してくれました。

そこには
温かいグループやメンバーが居て、
心から好きになれる人に出逢えて、
沢山の景色があり、
色んな感情や想いに出逢えて、
心から笑える場所があって、
沢山の温かく素敵な人たちとの出逢いがあり、
ずっとここに居たいと思える場所があり、
心に空いた穴を優しく包んでくれました。
色を失った僕の周りが
貴女と出逢ってカラフルに輝き始めました。
まるで生きる世界が変わったようでした。

貴女に出逢わなければ
こんな世界一生見ることは無かったんだろうなと思います。

貴女を応援していく中で、
貴女の言葉や笑顔、輝きや温かさや
その全てに助けられて僕はここまで来ることができました。
貴女は僕に沢山のものをくれました。
お金が幾らあっても買えないような
欲しいと願ってももらえるようなものじゃない
本当に大切なものを。

周りの目ばかり気にして”自分”なんて持てなかった僕に、
”自分を持つ強さ”を教えてくれました。
その自分を認め、一緒に居てくれる人が居るということも。
暗い過去に囚われて前を向けなかった僕に、
過去と共に進む力を、大きな後悔と闘い向き合いながら進む力をくれました。
転んだからこそ見える景色もあると、教えてくれました。
何も誇れるものなど無かった僕に、
胸を張って誇れるものをくれました。

貴女を通じて繋がった周りの方々にも
本当に助けられています。

時々、貴女とのミーグリを思い出します。
大学卒業と就職の事や雑誌の事、ライブの事など、色んな事を話しました。
今まで誰にも話せなかった想いを、初めて貴女に話したこともありましたね。
貴女は、自分が泣きそうになるくらい真剣に聞いてくれました。
申し訳無くもあり、でも想いが伝わったのかなと思うと嬉しくもありました。

歌の力を借りて想いを伝えようとしたこともありました。
僕の下手な歌でしたが、その後の貴女の反応が凄く嬉しくて助けられました。

挙げればキリがないくらい、沢山の想い出があります。
涙も出てきますが、それだけ温かく素敵なものだったんだと、歳月の流れが改めて教えてくれました。
その想い出ひとつひとつも、僕の宝物です。

自分に対しての後悔は沢山あるけど
貴女と出逢い歩いて来られたこの道のりには
何ひとつ後悔はありません。
楽しかったものも、苦しかったものも
当時のどんな感情や景色も
眩しいほど綺麗に想い出として輝いています。
自分が嫌いになりそうな時
想い出の美しさに助けられる事もありました。
時にその輝きに後ろを向きたくなる時はあるけど、
その度に僕の進むべき方角を照らしてくれるのも、その眩いほどの光でした。

貴女に出逢えて本当に良かった
心からそう思います。
どれだけ言葉を並べても、全然足りないのは分かっています。
それでも、だからこそ、
何度でも言わせてください。

出逢ってくれてありがとう。
暗闇から救い出してくれてありがとう。
色んなことを教えてくれて、気付かせてくれてありがとう。
僕を変えてくれてありがとう。
こんな僕とも、真っ直ぐに向き合って話してくれてありがとう。
沢山の素敵な出逢いをありがとう。
笑顔や涙、沢山の感情や景色をありがとう。
素敵な”キセキ”をありがとう。

本当にありがとう。
生まれ変わっても、貴女に逢いたいです。
ずっとずっと、大好きです。

寺田蘭世さん、お誕生日おめでとう。
この1年も、貴女にとって素敵な1年でありますように。
これからも、何卒よろしくお願いします。

2022.09.23
ともき