オートガイネフィリア(自己女性化愛好症)になった私
オートガイネフィリアとは、男性が自分を女性だと思い込み性的興奮を起こす特殊な性癖の事を指す。
私はそんな特殊な性癖を昔から持っていた。
ムラムラすると女装をして自分を理想の女性に見立て自慰行為をする。
正直そんな特殊過ぎる性癖が嫌いだった。
こんな変態行為だれにも言えるわけないからひた隠してきた。
親にも言ってない・・・
事の始まりは小学校の高学年だったと思う、女の子に憧れを抱いていた私、家族には姉が居る。
だから、姉や親がいない時をねらい、姉のスカートを拝借して着ていた覚えがある。
まだ当時は純粋だった。
だからただ着て楽しむだけだったが、時がたつにつれそれは激しくなってくる。
ひょんなことから女装をしたまま自慰行為を自然と行っていた。
思春期だから、そんなことをすれば出る物もでてくる。
当時そんな知識が無かった私は性的興奮が頂点に達し出て来た物を見て驚いた。
「なにこれ!!きもちわりー!!」
触ってみたり匂いを嗅いだり・・・
始めてな物を見る純粋な少年の目だ。
その後、少年だった私はこんな事しちゃいけないんだ、そう思い暫く女装行為を止めた。
隠れて黙ってやってることに罪悪感を覚えていた。
だけど、1度快楽を味わった体は、私にまたその行為を求めてくる。
だが、私は女装はしない、あくまで自分をそう見立てて想像のままに行うだけの自慰行為・・・
そんな行為が高校まで続き、そして専門学校、また時は流れ社会人へ、私は関東の方へと就職し埼玉で一人暮らしをしていた。
今までの自慰行為全てを捨て、もうそんな変態行為をしない健全な男の子になろう!そんな気持ちで新天地へと赴いた。
だけど、私の性癖はそんな気持を簡単に打ち砕く、一人暮らしとなり自由になった私は、今まで憧れだった可愛い女性の服をネット注文で買いそれを自慰行為のあてにした。
今までよりも行為へのグレードがパワーアップしていた。
そうなれば私は完全に性癖の虜である。
気持が高まるたびに自慰行為を行い快楽を得る・・・
だが、行為が終わるたびに頭によぎるのは虚しさがあった。
「なにをやってるんだろう、私はなんでこんな事でしか快楽を得れないのか?どうして?」
そう思いながらも自分のやっているそんな行為を心の中で正当化し観て観ぬふりをしていた。
それが20年近く続いた。
私は自分の自慰行為が嫌いだった。
だから、何度も止めたいと思っていた。
だけど、止められなかった。
でも、そんな行為から遠のく機会が訪れた。
今年の初め、自分の行っている自慰行為がどういう物か知りたくなりネットで調べてみた。
それがオートガイネフィリア(自己女性化愛好)というものだった。
完全に一致した。
私はそんなネットの情報を見てホッとした。
自分と同じような性癖をもっている人が居たんだ、そう思い、自分だけがこんな事をする変態野郎じゃなかったんだ、そう思えた。
だが、そんな時だった。
YouTube動画で関連付けられたかのように現れる元男の子さん達の動画、それを観ていくうちにあらわになってきた私の中の秘めたる自分。
彼女は私のそんな自慰行為を一番嫌う人物だった。
だから、その後やりたい時は別人格を作り、私に差し向ける。
YちゃんとSちゃん・・・
私の人格で自慰行為をするなと強制的に変えてくる。
そして、彼女はそんな別人格さえも自分の味方に付け始めた。
始めはYちゃん、そしてSちゃんが彼女の味方になり自慰行為をしたくないと言い張る。
そんな頃プエラリアミリフィカを投与しだした私、
心が乱れ、彼女と気持が混ざっていく、次第に私の性欲は薄れ、自慰行為をしようとも思わなくなってきた。
私は嬉しかった。
こんな忌々しい自慰行為を止められる時が来たんだ!
そんな時が来たんだと思い嬉しくなった。
だが、プエラリアの効果が消えればまたそんな気持になってしまうのでは無いかと不安がつのる。
しかし、彼女はこう言う
「例えプエラリアが切れてまた性欲が戻っても、私は絶対に以前のような行為はしない、私を穢してほしくないから」
私はもう2度と以前のような自慰行為はしないだろう、というよりも出来ないだろう!!
そういう体になってしまったから。
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