見出し画像

Never look down on anyone

家庭が崩壊みたいな家だったからね。親父が活動家あがりでさ。両親共関東の人なんだけど追われるように西へ。兄貴は日常的に僕に暴力振るうし、嫌で嫌で仕方ないからさギター一本背負って1人暮らしさ。で...こっちの高校入って。

バンドやるつもりだった。でもさ社交的とは言えないからさ何となく土手沿いいつも走っていた。そのうち仲良くなった奴らがいてね。
聞けば在日3世と土手沿いの集落の奴でさ。遠慮しながら近づいてきた。こっちはガキの頃からだからね。そんなの気にするわけねーけど気にする気持ちは分かるさ。痛い程ずっと見てたからね。

大阪居た頃、朝高に通う奴は怖いみたいな都市伝説、パッチギだな。僕的にはガキ帝国か。付き合うなって親切心で言った奴もいたけど。
僕が住んでたところの集落は2/5くらいかな。何となく仲良かったよ。家で飯喰わせてもらえないと近所の奴らの家でごはんだけたくさん喰わせてもらった。キムチって本当に美味しくてさ。一宿一飯の義理は忘れないです。

あっ、こっちに来てからの話ね。仲良くなった奴らをいつも狙っている暴走族がいてね。土手なんか走っているとちょっかい出されるわけ。本当はそんなところ行かなければいいんだけど、若さってね自分が真っ直ぐ歩くのを邪魔されたくないんだ。

ある日酷い絡まれ方されてね。鉄パイプなんて威嚇用かと思ってたらダチがやられてね。もう頭真っ白さ。奪い取ってブンブン振り回して。多勢に無勢だね。こりゃあやられちゃうかなって。

バイク走らせてさ。ひっくり返って追い込まれて。きっと殺されちゃうかなって。漏れてたガソリンがね。走るときタバコをやる奴らから取り上げたライターがあってさ。
ふーっ。

手錠で護送車。数週間前に金八先生で同じシーン見た。こりゃあ夢か?って僕の人生終わったかななんて。更生手段でラグビー!頑張ったな。バンドやりにこっちに来たのにって思ったけど。3年間は真剣だったよ。

20代の真ん中の時、病で死にかかって輸血のとき奴らが来てくれてさ。今も生きている。出自ってね。流れる血ってね。肌の色ってね。
昔からあったんだよね。でも何となく放っておいたり、それぞれにもそういう意識が少しあったりでさ。あるいは全然学んでこなかったりさ。

ライブで一体感出すためなんかな。ナチスのあの手を振るみたいな感じを平気でやるのを何度も見かけた。驚いた。まさか意識はしてないだろうけど知らないのは......

愛国心?あるよ。日本語が発する言葉って好きだし。和食はうめーし。でもさ生まれた来た場所は偶然でしかないし。
悪い奴は憎めばいいさ。時には罵倒するさ。でもさ、あくまでもそいつにだな。


でも僕は論破する気なんてないかな。無理だもん。でも悩んでいる奴や考える暇すらない奴は何とかしたいね。

世の中のたくさんのことを見つめて少しでもうたっていきます。
でも、あまりにも残り時間が少ないです。その中で頑張る。
それでもPARTYは楽しくないといけないよ。
ROCK'N'ROLL!!
モチロン!いつも怒ってばかりいられない。いつも悩んでばかりいられない。
デートだってしたいんだから!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?