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tipToe. 深見みことさんの脱退 という報を受けて思う事。

まず大前提として、僕はtipToe.や深見みことさんを語れるほどライブも行ってないし、熱心なファンからそんな資格が無いと言われればそれまでなのだけれども、今回この報を受けて思った事、感じた事を残しておきたいと思ったので記しておく。
雑な乱文になるし、本来の趣旨とは外れたところに行ったり来たりする散文雑文になるかと思うがそこはご容赦を。

僕とtipToe.自体の出会いは、22年6月開催のDIALOGUE+主催の対バンライブだった。
当時、そこまでライブアイドルというコンテンツに触れてこなかった人間としては、tipToe.とババババンビから受けた衝撃は大きかったと思う。
それまでは軽くしか触れてこなかったが、ライブアイドルのパフォーマンスや楽曲の多彩さに興味を持つ窓口となった公演だった。

とはいえ、その時点ではそこまでのめり込むこともなく、僕は相変わらずDIALOGUE+優先だったし、当時一緒にDIALOGUE+の現場に通っていた友人がtipToe.やババババンビに転がり落ちていくのを俯瞰視点で見ていた記憶がある。
tipToe.については、DIALOGUE+と楽曲的関わりが深く、本間翔太、瀬名航、林直大という布陣は安心して聞いてられたし、なにより彼方あおいさん楽曲(特に 群青と流星)に引き込まれたというのはあったけれども。
何度か、tipToe.にハマった友人からライブのお誘いを受けてはいたけれど、スケジュール的な問題等もあり、なかなか足を運ぶことはなかった。

そんな僕がちょうどスケジュール的にもぽっかり空いていて足を運んだのが、昨年の深見みことさんの生誕祭だった。
行った理由には、実は深見みことさんだから、というのはあって、直前の2nd CONCEPT ONEMANを配信で見させていただいたのだけれども、その時に一番パフォーマンスに目をひかれたのが彼女だった。
なので、もう一度生で見たいな、と思ったというのもあって。
そこで、改めて生でtipToe.のステージを見た。
半年前の対バンの時より全然進化したステージと直前の配信とは違う生ならではの迫力は素晴らしかった。
そして、そこで深見みことさんが仮面ライダー大好きさんだという事も知った。
オーズドライバー巻いてくるとか、直後に挙げた写真で赤い羽根を掌に乗せるとかガチじゃないですかw
オタクはチョロいので、自分が好きなコンテンツを共有できる人は簡単により興味を持つし、より好きになるのです。

そんな事もあり、翌年になってからは以前よりtipToe.というコンテンツをより注視するようになっていった。
ほっといても友人から情報はどんどん投下されてくるし。

とはいえハマらなかった理由は、どこかで自分の中で一線を引いていたからというのはあると思う(今振り返って考えるとくだらない理由とも思うが)
tipToe.はメンバーの在籍期間が3年上限というグループであり「一緒に青春しませんか?」がコンセプトのグループである。
正直、青春を一緒にしたり語るには年を取りすぎていて、眩しすぎるのである。
だからどこかで彼女らの眩しさを遠くから眺めていたというのはあるのだと思う。

5月になって転機が訪れる
まずはtipToe.3rd ONEMAN「My Long Prologue」。
こちらも例の友人にお誘いを受け、現地に足を運んだ。
いや、本当にいいライブだった。
半年ぶりに見たステージはさらに進化していたし、そして一部メンバーの在籍可能期限まであと一年という事もあるのだろうか「終わりの始まり」を感じさせるライブでもあった。
そう考えるとライブタイトルでもあり、新曲のタイトルでもある「My Long Prologue」に深い意味を考察してしまうのは悲しきオタクのサガであろうか。
同日に発表された新曲「レゾンデートル」もバチクソに好みの楽曲で、そんな新曲と、この公演直前にMVが公開された「Hello, World」を軸に構成されたこのライブはtipToe.の期間限定ではあるけれど「これから」を期待させるライブだったと思う。

時を前後して、他のライブアイドルグループにも興味を持ったり足を運ぶようになった。
tipToe.と姉妹グループと言っても差し支えないであろうairattic。
airattic同様にtipToe.と同じ事務所SOVA所属のRAY。
あまりにも楽曲とパフォーマンスが好みすぎて足を運ぶようになったRingwanderung。
フェスで目を奪われ一度はワンマンに行ってみたい北海道のタイトル未定。
また、DIALOGUE+の元プロデューザーが新事業として手掛けた、太陽と踊れ 月夜に唄え の2グループのデビューもあった。

こうやって足を運ぶようになってくるとライブアイドルの観客としての応援の仕方としての流儀も理解してくる。
当初、自分は特典会に並ぶことはなかった。
それは、やはり気恥ずかしさみたいなものはあったと思う(並ぶようになった今でもツーショットチェキはまだ撮ってもらったことはない。常にソロチェキをお願いしている)し、他のちゃんと推している方々に対して、自分ごときがお願いするのはおこがましいのではないか、というの気後れみたいなものもあったと思う。

ただ、そういう特典会がそのアイドルさんの支えになる事、それは収入的な部分は勿論あるのだけれど、応援の言葉、ライブや楽曲パフォーマンスの感想を直接伝えられる事、というのを知ってしまってからは、徐々にではあるが。特典会に参加するようになった。

ここで、深見みことさんの話に戻る。
先述した自分の意識の変遷が、ちょうどtipToe.の3rd ONEMANの直後だったという事もあり、次にtipToe.の現場に行った際には、特典会に並んで彼女に直接応援の言葉を投げかけたいと思っていた。
そんな矢先だった。
体調不良により、深見さんが活動を休止した。
はじめは軽く考えていた。
このご時勢である、コロナやインフルも考えられるし、それこそワンマンに向けて頑張ってきた無理がたたったのかもしれない、今年の猛暑が不調をきたしているのかもしれない。
ゆっくり休んで静養してまた元気な姿を見せてほしい、その時にはきっと応援の言葉をかけにいこう、特典会に並ぼう、そんな風に考えていた。

時は経過する。
tipToe.が現行体制である2期をもって活動終了する事が発表された。
先述したようにtipToe.は在籍期間が3年に限定されている。
加入時期によって差はあるのだけれど、現メンバーの直近の期限が来た段階で、例え他のメンバーの猶予期間が残っていてもそれを待たずに終了という事であり、3期は考えていないという事である。
アイドルの脱退新規加入はどんなグループでもある事だが、この発表には驚いた。
それだけ、現体制に思い入れが運営もメンバーもあるという事の表れなのかもしれない。
3rd ONEMAN直後に配信(確か野島さんのスペース配信かなにかだった記憶がある)で本間さんが酒飲みながら「ほんと、今の体制最高なんですよ」って吐露していた覚えもある。
それゆえにピリオドを打たなければならないという現実には辛いものもあるだろうし、かといってその限定された範囲内での活動というものにこそ意味があるグループがあるだけにそれを曲げることは決してできないのだろうし。
そしてほぼ同時におそらく最後になるであろう全国ツアーも発表された。
そして未だ深見さんは休養状態だった。

ツアーに向けて万全の態勢を整えるためなのか、むしろツアーという肉体的にも精神的に負荷がよりかかる段階では復帰を見送る方針なのか、それは分からなかった。
ただ、友人からは、とある楽曲が深見さんを抜いた前提の構成で披露されるようになったため、暫くの復帰は無理なのではないかという推測を貰った。
ともあれ終わりの日(明確な日程は発表されていないが来年6月)までの日数は着実に進んでいき、深見さんがtipToe.としていられる日数も削られていく。
普通の休養であれば、完全に治るまでゆっくり静養してほしいところではあるだろうけど、ファンとしてはどんどん見られるであろう時間が減っていく中、気が気でなかっただろうし、複雑な心境であったのではないかと思う。
ゆっくり休んで欲しい、何も気にせず完全に療養してほしい、焦らせたくない、でも復帰できるのか間に合うのかもう一度その姿を見る事ができるのか。

そして運命の日がやってきてしまった、
週末から開始されるツアー直前の2023年9月13日
深見みこと tipToe.脱退

上記したような経緯の僕である。
とても推しだとかファンだとか言える立場ではない(本当に推されている方やファンの方に失礼だ)
とはいえ、予想以上にショックだったし、それでもどこかでそうなってしまうんじゃないかなと危惧していた自分がいた事にも気づかされた。
同時に襲ってきたのが後悔の念だった。
ちょうど深見さんが休養してお会いする事ができなくなった頃合に、それまで行く事が無かった特典会というものに足を運ぶようになった自分である。
もしもそのタイミングがちょっとでも早ければ対面して感想や思いを伝えることもできたであろう。
そして、もちろん復帰の際にはそうするつもりだった。
だが、その思いは叶う事なく、何よりももうそのステージを見る事ができなくなってしまった。

「推しは推せるうちに推せ」という言葉がある。
その言葉は理解してるつもりだった。
実は今を遡る事7年前、とあるアイドルグループにハマりかけた事がある。
名を Cheeky Parade という。
そのステージを見る機会に恵まれ、その楽曲(ヒゲドライバー)とパフォーマンスと何より歌声に魅了された。
当時、アイドル現場に足を運ぶという概念が無かった僕は、いつかまたステージが見れたらいいな程度の認識だったのだが、ほどなく2018年にグループは解散してしまった。
2年という期間があったのだから行こうと思えば何かしらのステージに足を運ぶ事はできたはずなのにそれをしなかったのは僕の怠慢である。
その時、気になったグループやアーティストのステージは一度は足を運ぼうと心に決めた。
行って自分に合わなければその後行かなければいいわけだし、逆に行って次も見たいと思うのであれば通えばいいだけの話である。

そのスタンスでいたつもりだった。
もう後悔なんてしたくもなかったし。
行った後悔と行かなかった後悔とでは、断然後者の方が悔やむのは間違いないし、行かなくて文句を言うのもお門違いだと思っている。
(だから僕は「なんだよ、この曲やるなら行ったのによー」とか「このアーがシークレットって分かってたら行ったのによー」という言葉が嫌いである)
ただ、このような形で後悔をする事になるとは思わなかった。
もちろん、独りよがり的な、会いたい、話をしたい、認知されたい、アピールしたいという感情もあるとは思う。
ただ、それと同じレベルかそれ以上のレベルで、きちんと応援しておけばよかった、その気持ちを伝えられる機会をいただけるのであれば、きちんとその機会を頂き伝えておけばよかった、という気持ちは強かったと思う。
後悔先に立たず。
むしろ、後悔役に立たず。

深見さんがどのような状態なのか、どのような気持ちで脱退に至ったのか推測するのも間違っているだろう。
今やアイドルではない一般人となってしまった彼女に応援の声をかけるのも間違っているし、それこそ重荷になってしまうかもしれない(とはいえ公式では9/30までの期限付きで受け付けていらっしゃるので、そこまでに今ファンの方々がありがとうの思いを伝えるのは全然良い事だと思う)
ただ、こういう経緯があって、きちんと思いを伝えられるうちに感謝やねぎらいの言葉をかけられるうちにきちんと形にして応援する(有形無形問わず)のは大事なのだな、と改めて思った。
「いつまでもいると思うな親と推し」

tipToe.というグループはまだまだ続く。
来年6月までという期限ではあるが、それまで今の運営とメンバー5人で歩みを止める事はないだろうし、そうであってほしいとも思う。
今回のツアーに限らず、何らかの形で参加できるライブやイベがあれば足を運ばせていただきたく思うし、その際にはメンバーに直接応援の言葉をかける機会を頂ければとも思っている。
tipToe.に限らず、他の様々なアイドルさんだったりアーティストだったり様々な方についても同じ事が言えよう。
それこそ、特典会や対面などが存在しない方には、ファンレターだって良い。
読まれずにゴミ箱にポイされるような事があっても、送る行為そのものに意味があると思うしファンレターもダメってところは見た事がないしね。
所詮は自己満足かもしれないが、それはそれで構わない。
勿論これはあくまで僕のスタンスなので、これをするのが正しいよという気持ちもなければ、しなきゃダメというつもりも」毛頭ない。
(とはいえ僕の場合うまい言葉も思いつかないし、そもそも筆不精なので、どうしても出し渋ってしまうわけだが、だったら絵を一枚書いて応援の言葉一言添えて送ればよいのである←ちょっと人より絵が描けるれべるではあるが、絵を描ける人の特権ではある)

なんか、深見みことさんの今回の脱退について感じた事や思った事をまとめよう、残しておこうと思ったつもりが、全く関係ない話にとっちらかったりしてしまった。
ファンの方々が読んでお気を悪くしたら申し訳ない。
謹んでお詫びいたします。

そしてこれを読む事ではないであろう深見みことさんへ。
元気で息災で楽しく健やかに新たな人生を一歩ずつ歩んでいってください。
もしも、何かしら未来が変わって、もう一度皆様の前に姿を見せてくださる事があったのなら、その時は改めて応援と感謝を伝えに行こうと思います。
そんな「いつかの明日」がもしもあったのなら嬉しいし、それが無かったとしても全然問題ないと思うのです。
お元気で。

追記。
この記事を投稿しようとしている中、深見さんを検索したら、公式からもお名前と画像が削除され、Xのアカウントも閉じられていた。
(今日の絵を描こうと思って検索しようとしたのがきっかけである)
もしかするとこのような形で投稿するのは、本人も運営も望んではいない事なのかもしれない。
そう思うので、僕個人としてはこれをもってこの件についてこのような形で綴る事は最後にしようと思う。
改めてお疲れ様。
そしてありがとうございました。

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