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55歳からの⚪︎⚪︎ 〜 小さな奉仕活動
ごみ出しの際に、自分より後に出す人たちのために、その場に既に出されているごみ全てを奥の方にずらす、という作業をしているひとがいることに、あるとき気がついた。
そうか、自分が朝出掛けにスムーズにごみを出せていたのは、こういうひとがいたからなのかだ。
それからしばらく経ったある日、突然、それ、自分でもやればいいんじゃない?と思い立った。
そうすることで、同じ作業をする他のひとの負担も減るのだし。
スーパーで購入した肉や魚のパックを入れるポリ袋を、そのままとっておき、作業の際に裏返しにして手に被せることにすれば、汚れることも気にならない。
かくして、ごみ集積所デビューしたのだが、この作業、他でもない、自分の心にすごく効いている。
小さなスペースなので、あっという間に片付くのだが、毎回、終わったあとの爽快感がたまらない。自分自身が属しているところに関する活動なので、何の気負いもない。
ささやかではあるが、奉仕活動の醍醐味を味わえているのではないだろうか。
こういう小さな活動に少しずつ取り組んでいけたらな、と思う。なかなか、具体的にこれ、と思いつかないのだけれど。
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