(仮題)ういろう売りはこんな話です

あらすじ
劇団外郎売が、「朗読劇 ういろう売り」公演前稽古をしていると、劇団の一人が、台詞の「サタラナ舌」を「サタナラ舌」と言ってしまう。と悩んでいた。他の劇団員と話していたところ…他の劇団員も台詞は間違えないが、解釈を間違って覚えたりと、さあ大変。そこで、座長が「そもそも外郎売とは…」と説明しだすと、気がつけば江戸時代へタイムスリップして外郎売の登場人物たちが歌ったり踊ったり。楽しみながら「外郎売」を覚えれる物語


登場人物(15人)

ういろう売りA
ういろう売りB
ういろう売りC

円斎(親方)
唐人・外郎

帝お付きA
帝お付きB

偽物外郎売A
偽物外郎売B
偽物外郎売C

お客さんA
お客さんB
お客さんC
お客さんD

■一場~四場あたま■

(仮題)「ういろう売りはこんな話です」作:岡山友美

一場(稽古風景)

劇団外郎売の『 朗読劇・ういろう売り』の稽古風景。
舞台後方に平台が組まれている。
ういろう売Aに扮する座長、舞台袖から登場。
舞台中央( 前)へ。

ういろう売A「 拙者親方と申すは、お立会いのうちに、ご存知のお方もござりましょうが、お江戸を発って二十里上方、相州小田原一色町をお過ぎなされて、青物町を登りへおいでなさるれば、欄干橋虎屋藤衛門、只今は剃髪致して、円斎と名乗りまする


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