オレンジ村キャンプ場に行ってきました。
国内外ともに移動が多かったここ数ヶ月を過ごし、noteの存在を忘れかけていました。こんにちは。
オレンジ村キャンプ場に行ってきました
熊出没注意な世の中でして、家族会議にて山梨でのソロキャンプは却下されました。それならば、熊が出ないと言われている千葉はどうかという打診をしましたら、承認を得られましたので急遽ソロキャンです。南房総は、バイクでだいたい2時間半ですが冬でもあたたかいので好きです。移住したいくらい。
さて、はじめてのオレンジ村キャンプ場です。事前情報では、サイトが狭い、第2キャンプ場に行くための道が極めて狭いなどいろんな声がありましたが、ソロだしバイクだし大丈夫だろう、と思っていました。思っていました・・・
バイクまたは小型の車推奨。第1キャンプ場のサイトは確かに狭。
第1キャンプ場は、海が見える高台に位置していますが、1サイトが確かに狭いです。ソロテントと3x3のDDタープを同時に張れないかもしれません。
次の日が雨予報だったので景色は諦めて静寂を求め奥地に向かいます。
第2キャンプ場に着きますと、さすが平日です。2組しかおらず、しかも撤収しはじめています。1サイトの広さもまちまちですが、ソロには十分な広さ。水場もトイレもどのサイトからも近い。一応フリーサイトも見てみましたが、ここは夏に絶対に来たい。めっちゃ涼しいだろうな。雰囲気も結構好きで、道志の森の左上の森に似ている、といえば伝わりますでしょうかね。なにもないことを至高とするソロキャンパーには向いているし、もはや野営地と呼んでも差し支えないかと思います。そんな雰囲気。
第2キャンプ場に行くには、道幅おおよそ2m(ないかもしれない)の細い道を通らねばなりません。ランクルは無理でしょう。5ナンバーサイズの乗用車でギリギリじゃないかと思います。荷物を積載したバイクでもちょっと怖いっすね。
ホテル建設。
結局は、第2キャンプ場に居座ることにしまして、88番末広がり番号のサイトを選択しました。が、当日に第2キャンプ場にきたのは、私含めて2組。実質貸切みたいなものかと思いつつホテル建設を始めます。
今回のテントは、NatureHikeのVIK2を使用します。このテントはシングルウォールでグラウンドシートを含めて1.2kgくらいしかありません。収納袋は使わずに、サイドパニアケースに突っ込み軽量化を図っています。
ターブはDDTarp SuperLightです。正方形と思わせておいて、3x2.9mなんですよこのタープ。しかし細かいことは気にせず、正方形として私は使ってます。
チェアはヘリノックスのグラウンドチェアです。UL装備に貢献するギアたちで、私のレギュラーです。
オレンジ村キャンプ場のチェックインは9時からっぽいんですが、そのへんはすごくゆるい感じがします。昼前にはホテルもできたので、昼飯ついでに焚き火を始めます。
特筆すべきは、廃材というか、たぶん間伐材なんですが自分で割ったり切ったりすれば無料で焚べることができます。
第2キャンプ場とフリーサイトの間あたりにごっそり置かれています。斧もあるので、気合いで割っていきます。
ざっくり割った後はバドニングとノコギリで細かくしていきます。
わたしはconiferconeのバタフライソー2っていうノコギリ使っているんですが、めちゃくちゃ使いやすいです。
・歯の表面にシリコンコーティングが施されていて、滑りが抜群に良い
・縦目、横目の歯がついている
・軽い、小さい
・とにかく切れる
・ブレードだけ交換可能。カスタマイズも可能
・かっけー
お値段はそれなりにしますが、ゴムボーイ買うよりも、3倍お金を出してこちらを買った方がいいです。私はゴムボーイ買ったのにあまりにも疲れるので1回使って以降封印していましたが、バタフライソーにしてから使うようになりましたってくらいには秀逸です。専用ケースもかっこいいっすよ。
薪無料コーナー。
好きなだけ使ってOK。野晒しですがそれなりに乾燥はしているようで、モクモク煙だらけにはなりませんでした。しかしそこそこ爆ぜるので高級なギアを使っている人は注意が必要かもです。
ピコグリル 逝く。
こういう燃やし方しているからだと思うんですが、ピコグリルさんが今回天に召されました。大きく変形してロストル部分が曲がりすぎて閉じませんというのと、サビがすごかったので、今回で現役引退とします。ジェネリックピコグリルは買ってあるので使い比べてみようと思います。
*なお第1キャンプ場以外は直火OKルールです。貴重ですね。
管理人さんから干物をいただく。
午後6時くらいになりますと、管理人さんが常夜灯を点灯させがてら、見回りに来てくれました。そして、干物をいただきました。早速焼いて食します。潮の風味が乗っている野趣あふれる風味で、変な保存料や調味料を使っていないのが分かります。私はこういうの好きです。
夜にそれは起こった。
夜のキャンプ場は、静寂を楽しむものでありますから、わたしは基本的には午後9時を過ぎたら大人しくします。なんなら寝ます。
しかし、当日いたもう1組が、11時を回ってもめちゃくちゃうるさい。静寂に包まれる森の中は、人の声は自分が思っている以上に響くということを知らないのか、ソロで来ている私しかいないから、存在を消されてしまっているのか分かりませんが、めちゃくちゃうるせえ。
寝るしかないと思いまして、10時前にはシュラフにインしましたが、結局てっぺん回ってもうるさかったので、次の日下痢になる呪いをやつらに付与してイヤフォンして就寝です。よいこのみんなはクワイエットタイムを意識しような。
朝。雨予報どこ行った。
わたしは日頃の行いがここ数年とても良いです。神様がいるのであれば、それをみてくださっているのだと思います。雨予報だったんですが、晴れです。けっこうな晴れです。やったぜ。ついでに昨晩付与した下痢になる呪いも発動していて欲しいです。
朝飯は、目玉焼きウインナーとともに。パンで食します。
クッカーなんですが、色々と試してみたんですが結局はメスティンに回帰しました。煮る、蒸す、焼く、燻製、なんでもこなせるのでULの強い味方です。
バーナー類は、前はSOTOのシングルバーナー(ST301とかアミカスとか)持って行ってたんですが、現在はお守りでトランギアのアルコールバーナーを持っていくくらいで、焚き火で基本すべてを賄っています。ギアの選別ができてきた感があります。
鯛せんべい「バター味」の復刻を求める。
お土産何がいい?と聞いたら「鯛せんべい バター味」って言われたので、探しました。めっちゃ探しました。
しかし、どこにもないんですよ。プレーン(オリジナル)、シナモン、抹茶みるく、この3種しかないんです。確かに過去には「バター」があったと私も記憶しているのですが、帰ってからWebを調べても、メーカーサイトからもバター味がなくなっているではありませんか。
バター味おいしいので、復刻を強く求めます。
我が家の定番の1つである「瓦せんべい」も買い、チーバくんのかかとからつま先を回るルートでツーリングを楽しみつつ、帰路に着きます。
今回は1泊と短いソロキャンでしたが、7月から全然行けていなかったので、心の洗濯ができました。ありがとう、ありがとう・・・
オレンジ村キャンプ場は、私は好きでした。そうそう、これでいいんだよ、って思います。
ああそうだ、24時間温水シャワーが無料で使えます。すごくないすか?
トイレめっちゃきれいです。杉のいいにおいがします。トイレットペーパーも備え付けられていまして、ありがたい限りです。
高規格キャンプ場がお好みの方には向きませんが、(努力すれば)薪無料、温水シャワー無料、干物もらえる、平日は貸切になるかもしれない、房総半島の先っぽなのでとにかくあったかい、余計なものがないので、自然満喫できるという、千葉のキャンプ場の聖地と一部からは言われていることにもなるほど頷けるところでした。
番外。
エビだけが駐車できるスペース?
今季は熊が冬眠しない「穴もたず」という奴らが跋扈するかもしれないという情報もあり、穴もたずは凶暴化するそうで、特にソロキャンを愛好する方たちは気をつけた方がいいかもしれません。熊撃退グッズもお守り程度の効果しか期待できませんし、君子危には近寄らずでしょうか。
様子を見つつ、冬キャンプは道志の森にいきたいなと期待して次のキャンプの準備をしたいと思いました。
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