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デパプリのすゝめ②~劇場版をイチから楽しむために~

みなさん!こんにちはーー!!!(錦鯉)

いよいよ劇場版デリシャスパーティ♡プリキュアが本日9月23日に公開します!めでたーーい!ドンドン!パフパフ! 噂によると劇場版デパプリ、どうやらすごく良いみたいですよ。ぜひこの素敵な作品を、たくさんの人に観てもらいたい!これまでのストーリーを見てなかったお友達にも、安心して映画を楽しんでほしい!という思いで、ざっくりとしたキャラクター解説を書いてみました。あくまで映画視聴前の私の主観であり、デパプリの魅力はまだまだ語り尽くせないけど、とにかくまず映画を観たい〜!というお友達は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

ちなみに、デパプリのストーリーをテレビアニメ本編から知りたいよ!というお友達にはネタバレになってしまう部分が多々ありますので、具体的な情報なしのデパプリおすすめポイントはこちらを読んでね!


和実ゆい Nagomi Yui/キュアプレシャス

モチーフは”ごはん“。おむすびと、食べることが大好き。おうちは和食屋「なごみ亭」。大のおばあちゃんっ子で、「おばあちゃん言ってた!」と亡き祖母からの教えを胸に、日々をひたむきに前進する、身体能力バツグンのパワー系少女。

ゆいちゃんの印象的なエピソードはやっぱり2話かな~。
プリキュアとして戦うことを、「危険に巻き込みたくない」とマリちゃん(後述するけど、プリキュアのお助けクックファイター)に制止されたときのくだり。
「この世で一番強いのは、誰かのために頑張る心。だから、私は見捨てることなんてできない。だから、私は絶対できる(レシピッピを守れる)って信じてる!マリちゃん、私諦めないよ!」
これが、デリシャスパーティ♡プリキュアのはじまり!ゆいちゃんが諦めないでいてくれたから、デパプリは始まったんだよ…!!!(←ちょっと泣いてる)

最近の女児向けアニメでは、センターのピンクはドジっ子でおっちょこちょい、トラブルメーカーなことが多い印象なんだけど、ゆいちゃんの場合、天然だとは思うけど決してズレてはいない。自分のポリシーや正義に対して誠実を貫き、みんなを惹き付けて、常に中心で輝いているような、素敵なヒロイン像。たくさん食べるからわんぱくな一面もあるけど、根底に落ち着いた感性が見えて◎です。

ゆいちゃんのエナジー妖精のコメコメは、白いキツネのかわいい女の子。人に化けることができて、他のエナジー妖精よりも強いパワーを持っているけど、最初言葉をしゃべれなかったり、一番社会性がなく幼かったり。そんなコメコメがゆいに抱くのは、「ゆいみたいになりたいコメ!」という憧れの気持ち。ゆいを助け、追いつきたいと願うその姿は本当に愛くるしいし、実際に化ける姿も赤ちゃんから少女へと大きく成長して、ただ感涙。
コメコメを見守るゆいちゃんの表情からは、母性を感じるんですよ。少女戦士って、極まると母性になるんだな、という実感があって、セーラームーンとかにも顕著なのかなと思うのですが、「したたかに戦う女の子のメンタリティがたどり着く先は母性」という事実、ひたすら良くないですか。

全員が笑顔になれるように気を配り、たくさん食べ、いつも明るくて、コメコメの憧れの存在であってくれてありがとう!キュアプレシャスの必殺技が「500キロカロリーパンチ」や「2000キロカロリーパンチ」なの、肉弾戦感があって初代プリキュア世代としてはとても嬉しい。これから、もし私が少しつまずくことがあったときは、キュアプレシャスみたいに近くから強い力でパンチして乗り越えていきたいと思います。

映画では遊園地全体がお子さまランチみたいな「ドリーミア」にお出かけするみたいだから、さぞゆいちゃんは美味しくて幸せな顔で「デリシャスマイル~♡」するんでしょうね〜。



芙羽ここね Fuwa Kokone/キュアスパイシー

モチーフは”パン“。高級レストランを経営する芙羽グループの一人娘。両親が海外出張が多かったために一人で過ごすことが多く、ご飯を食べるときもいつも一人だった。美しい外見と家柄のせいで、クラスでも高嶺の花として浮いてしまう。ゆいと出会って「分け合う美味しさ」に気づき、好奇心が広がっていく。サンドイッチとかわいいもの・コスメが好き。

ここねのテーマは何といっても「分け合う」ということ。孤食のさみしさ、一人で味わうたのしさ、どっちもきちんと認めてくれるここね。親の前でいい子にしないといけない、とすぐ我慢してしまうところとか、勉強はできるのに大勢の友達に対して配慮しようとすると疲れてごはんの味がしなくなってしまうところとか、不器用な一面も親しみやすさがあるし、特に両親へのぎこちない愛情には胸がぎゅ〜っとなる。

ここねのいいところは、ぎこちなくても真面目に向きあうところだと思う。出来ないことや苦手なことがあっても、それに対してちゃんと向き合う。今はキュア戦士や友達がいるから、そういう姿勢を応援してくれる人がいて、より克服や上達につながるのが良い。そんなひたむきさに共感する人も多いかも。

「動く前にきちんと考えたい」タイプだから、「考えるよりとにかく動きたい」タイプのらんらんとぶつかってしまう喧嘩回(9話)もお見事。正反対のキャラクターと仲良くなれたことは、ここねにとっても成長の一歩になった。プリキュアとして戦うことで人間として成長する系少女、本当に最高です。今回のプリキュアは、つり目でクールポジションのキャラにもかわいい要素がたくさんあって、全体的にキャラみんな等しくかわいいから好き(贔屓目かもしれないけど…笑)。

ここねのパートナーは茶色いワンコのエナジー妖精、パムパム。美しいものに目がない、ちょっとわがままでおしゃまな女の子なんだけど、ここねと出会った瞬間に「こんなに綺麗な子がいるパム!?」って衝撃を受けるの運命の出会いすぎて好き。映画ではパムパムたちが人間になるシーンがあるんですが、パムパムが想像の5倍おしゃまでかわいいので、その辺もご注目あれ。笑



華満らん Hanamichi Ran/キュアヤムヤム

モチーフは”麺”。おうちは「パンダ軒」というラーメン屋。「食」への興味がとにかく強烈で、独特の感受性と語彙力で食レポをするのが特技。「キュアスタ」という写真付きSNSで、グルメ投稿をしてバズっている。常に「はにゃ~」など独り言を言うので、(自分はもしかして変わり者なのでは?普通でないのは恥ずかしいのでは?)と客観視しては悩む場面も。もちろんラーメンとパンダが大好き!

らんちゃんのことは一人称でもある「らんらん」と呼ばせていただいてるんですが、もし私がデパプリ現役世代だったら、絶対一番好みだと思うキュアヤムヤム。ミニタイトスカートにピンヒール、大きな丸い中華帽、背中の大きなリボンのしっぽが2本、腰のあたりからぴょんぴょんしてるの可愛いすぎる!

とにかく「食」にこだわって語りまくるらんらん。おいしそうなものを前にすると、ゆいちゃんと一緒にヨダレたらしまくって、ここねやあまねをビビらせてる“食狂いっぷり”が面白い。笑

勉強や試験は苦手みたいだけど、ひらめきや行動力、探究心があって、発明家キャラも開花し、将来有望そう。きっとこのヘンテコな個性は逸材の証拠なんだよね。でもそんな個性を、個性として周りに受け入れてもらうまでの葛藤も、らんらんの魅力の1つ。
いつも明るくて元気で個性的、1回悩んだら落ちるところまで落ちるけど、その極端さが“らしく”て落ち着く。

パートナーのメンメンはドラゴンのエナジー妖精で、唯一の男の子。らんらんの情熱で心に火がつき、一緒に変身するときにはブルース・リーみたいな発音で「ワンターン!!!」と叫んでいてウケます(かわいい)。
今回の映画限定でエナジー妖精が魔法で人間になるってさっき言ったんですけど、メンメンの男の子姿可愛すぎて本当に良すぎる。詳細に言及するのは避けますが、いいショタです。メンらん尊い。本当にありがとう。



菓彩あまね Kasai Amane/キュアフィナーレ

ゆいたちより1学年上の中学3年生で生徒会長。才色兼備、文武両道を地でいくスーパー少女。モチーフは”パフェ”。おうちは「フルーツパーラー菓彩」で、映画には多分出ない気がするけど、年の離れた双子のイケメン兄がいる(声の出演はどちらもキスマイの宮田くん)。レシシッピが見える適性と、責任感の強さに目をつけられ、洗脳されてブンドル団の一員・ジェントルーとして利用された過去を持つ。

あまねといえば何と言っても、プリキュア界隈で「光堕ち」と言われる、敵から味方になったプリキュア。ジェントル―としての洗脳が解かれたときの、責任感の強さが裏目に出た 強い自責の念は見ていてつらかった。
しかし「極めあげたおもてなしでみんなを笑顔にできる、パフェのような人になりたい」という幼少期からの思い出と夢が蘇る。感動のキュアフィナーレ誕生回は18話です。ぜひ、観て。本当に見て。お姉さんはうっかり公共交通機関の中で見てしまい、ひとり静かに泣いておりました。マスク社会に感謝。

私はキュアフィナーレが一番好きなのですが、理由の一つは技のダイナミックさかな~と思う。追加戦士あるあるなのかも知らないけど、フィナーレって変身して5分後くらいに即 持ち技をお見舞いし、敵を倒しちゃうんですよね、クリーミーフルーレって言うんですけど。変身バンクすら初見なのに、直後に見たことない武器出てきて、初めて見る技をぶっ放して勝ってしまうんですね。普通に唖然とした。戦闘シーンが本当に迫力があってかっこいい。
プリキュア最新話でやっと4人の複合技ができてうれしかったんですけど、3+1人というようなデパプリもかっこよくてよかったなあ。映画もだけど、今後はもっと4人横並びで戦うようになるのかもしれません…。とにかく、キュアフィナーレの華麗なる戦闘シーンおすすめです。


マリーゴールド

補足的にマリちゃんのことにも触れておいたほうがいい気がする。デパプリの世界では、ゆいたちの住む「おいしーなタウン」とは別に、「クッキングダム」という王国と、ブンドル団という敵がアジトを置く世界線があります。
そのうちの「クッキングダム」にて、クックファイターという選ばれた力を持つ戦士として従事していたマリーゴールドが、エナジー妖精3匹を連れて、妖精たちと響きあうキュア少女を探し、王国の危機を救うべく力を合わせる………というストーリー。

よくマリちゃんのことを「ジェンダーレスだ!現代っぽいね」みたいな評価を耳にします。それは褒めてると思うから別にいいんだけど、マリちゃんはマリちゃんなのにな~って思う。服装や体格、声質は男の人だけど、美容に詳しくてコイバナ好き、言葉遣いは女性的。でも、みんなでキャンプへ行ったときには中学生女子テントとは別のテントで先に就寝する「ちゃんとした大人」…といったように、マリちゃんは男?女?と聞かれると少し困るけど(どちらかというと男かなと思うけど)、ジェンダー云々ではなく、そのキャラクターをそのままに受け入れられる世界になればいいな。


品田拓海 Shinada Takumi/ブラックペッパー


忘れてはならないゆいの幼馴染、拓海くんのことも少し触れておきましょうね!ブラックペッパーは厳密に言うとクックファイターではないんだけど、拓海はゆいがプリキュアになっていることを密かに勘付き、父親から託されたアイテムを使って、ゆいを助けたい一心で戦う、ほぼプリキュアみたいな人気キャラです。変なあだ名をつけるのが得意ならんらんによって、「ブラペ」と命名されました。若干タキシード仮面様的な立ち回りをするため、ファンの間では「ブラペ様」と呼ばれたりもする。笑
幼馴染のゆいのことが気になるし好きだし守りたいんだけど、当の本人(ゆいちゃん)は全く気付いていなくて、不憫になるところまでがセット。戦闘中ピンチになると、プレシャスのことをお姫様抱っこして助ける、などファンが大盛り上がりするタイミングが定期的にある。
でも映画はな~!!どうかな~~~!!コメコメとゆいの友情みたいなのが主題だろうしな~!!拓ゆい供給あるかな~~~!!!あるといいな!!!


思ったより長々書いてしまってボリューミーだけどうかな??イメージできましたか??映画にしか出てこないキャラクターや、映画限定の演出・衣装もありそうなので、めちゃくちゃ楽しみ!!映画を見終わったら、ぜひアマプラかネトフリで、本編のストーリーも追ってほしい。笑 そして私に感想を聞かせてください。笑
まずは映画をみんなで楽しもう〜!コメコメのカチューシャ絶対欲しい…!

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