私の母について

私の母は今年で52歳。

昭和と平成の変遷を眺めながら人より少しばかり波乱万丈な若年期を過ごし、今令和に生きています。

私が思うに割りと特徴的な人生を生きていると思うのだけれど、母は「普通」という。

多分誰かにとっては「普通」なんだろうな。
知らんけど。

昭和43年に三兄弟の末っ子に生まれた母。
産まれるまで男の子って言われてたのに産まれてみたら女の子。
母は自分のことを「望まれなかった子だった」といつもあっけらかんと話す。

母はいつも過剰な程に自虐的だ。

両親は共働き、1番上の兄は車椅子暮らしなものの聡明であり、真ん中の姉はしっかり者。
自分は「出来の悪いみそっかすな妹」。
下手に姉と歳が近いためか周りの大人達から比べられることも少なくなかったそう。

自虐的になるのも頷ける。

ちなみに最終学歴は中卒。
高校を中退して一人暮らしを始めた。

それに比べたら家事なんて出来やしない私の方がみそっかすだと思う。

水商売から事務仕事まで今まで様々なことを経験してきたらしい。

細すぎて娘ですら覚えられない。

後ろ指を指されるようなことも、人聞きの悪いことも全てひっくるめて彼女の人生なのかな。

けれどもだからこそ今では落ちこぼれだなぁって思う私でも「落ちこぼれじゃないよ」って言って放って置いてくれるんだと思う。

そんな「普通」の母を話のネタにしようかな
と。

嘘か本当かわからない本当の話。

在り来りなサブタイトルと共にお送りします。

どうぞよしなに


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