【レビュー】MT-07 ワイズギアKYBスペシャルサスペンション
うちのMT-07さん、2016年式。昨年時点で5年以上・2万km超走り回り、かつ買い出しやら親子タンデムやらでめっぽう足周りに負荷をかけている。
かつ、元々が前後フルアジャスタブルサスのYZF-R1に乗っていたこともあり、MT純正のぽよんぽよんした足回りに苦手感を否めずにいたのです。
しかも、年数乗るほどに、ギャップを踏んだあとの跳ね返り感が悪化…。
で、思い切ったのが、ワイズギアから純正オプション扱いで発売されている「KYBスペシャルサスペンション」への換装です。
この決断に至る前には、OHやカートリッジ化って手も考えたのですが、そもそも純正サスをOHしてどこまで性能が戻るかだしカートリッジ化で性能が上がるとしてもかなり高額。それならワイズギアのKYBサス入れてもたいして金額変わらなくない?と悶々した結果、結局新品KYBを入れることになりました。
そんなライディングに詳しくないツーリングライダーがいい足回りに変えて変化がわかるのか?という疑問もありましたが、豈図らんや。
ふわふわしないカッチリした乗り味+加減速でピッチングする車体の挙動が掴みやすい=恐ろしく乗りやすくなりました。
いわゆるSSだと車体価格が高い分、最初からいい足回りがついてるんですが、小排気量~ミドルクラスは純正の足回りって「そこそこ」レベル(その分車体価格も控えめ)。このクラスの車体で安心できる乗り味や操る楽しさを追求するなら、サス交換はめちゃめちゃ効果的です。
純正サスはRイニシャルのみ調整可で、KYBだとほぼフルアジャスタブルになります。つまり荷物の重さに合わせて細かい調整ができる、これがタンデムでも走る私にはありがたかった!
なお、足回り換装すると、コーナーからの立ち上がりが嘘みたいに安定するので景気よくアクセル開けられるようになり、燃費が落ちたことをご報告します。だいたいリッター30km→リッター25km。
ただし楽しさも倍以上になったので後悔はない。
あと、フルアジャスタブルはセッティング沼に落ちるという話をよく聞きます。沼落ちはご自由って感じですが、自分にとってまあまあこのへんかな?というセットが見つかれば、そこまで細かいセッティングは気にしなくても大丈夫だと感じております。
とはいえ、やっぱりそれなりにいじるので、走りに行く時は調整用の工具ポーチを持参。あと、クラウドメモに標準セッティングと、今自分が標準からどの程度セッティングを変えているかをメモしていつでも参照できるようにしております。それは、MT-07もYZF-R1も共通。
いずれにせよ、足回りはいいものがついてる方が走るのが快適になるし楽しくなります。小排気量~ミドルクラス所有の方はご一考いただけると、バイクライフの可能性が広がるかも。
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