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任侠女子が思う現代に足りないもの

こんにちは、白紫菖蒲です
色々な面を持つ私ですが、もうかれこれ20年来、任侠映画が好きで見ている、いわゆる「任侠女子」として今日は心の赴くままに書き記したいと思います

最初は「仁義」から始まって、最近では
「日本統一」
「織田同志会 織田征二」
「下町任侠伝 鷹」等を
サブスクリプションで観ています


まあまあ田舎に住んでおりますので、最新作や気になった作品をレンタル屋さんで借りる事が出来ず、残念な思いをしていましたが、昨今の世界的な事情もあり配信で見られるのはすごく有難いことです

レンタル屋さんに通っていた時は、奥まった場所でアダルトコーナーに近い場所に置いてありましたので、気が引ける…ような私ではなく、「見たい!」が先行してしまい、選ぶのに集中しすぎて、アダルトコーナーに入りにくそうにしている学生さんに「あ、すみません、どうぞ」なんて言いながら選んでいた記憶があります

あの時は本当に、すみませんでした!

そんなことはさておき…
特にBLとか興味がない私が思う、任侠映画から見えてくる人間群像劇ですが、男らしさとか女らしさとか、そんなこと関係なく「人間としてどうあるべきか」を教えてもらえるストーリーだと思うんです

例えば、
血が繋がっていない親子関係でも、親を大切にすること
血が繋がっていない親子関係でも、子を守ること
どんな家庭環境で育っても、差別をしないこと
どんな家庭環境で育っても、受け入れて育てること
義理を欠けば、それ相応の報復があること
年上でも年下でも、亡くなった方を大切に想うこと
などなど…

任侠世界だけではなく、実社会でもあることで
以前にもnoteに書きましたが、
新人教育や母子シェルターから来た
新人介護士を育てる時に、どこに出しても本人が恥ずかしくないように育てることと、どこに出してもあの部署から来たら大丈夫と太鼓判を押してもらえるように育てていました

最初に来た子は、オオカミに育てられたの?と思えてしまうほど、挨拶が出来ない、コミュニケーションがとれない、箸が持てない、お礼を言えない等の仕事を教える以上に基本となる「所作」を教える事から始めました

でもそれは、何も悪い事ではないんです
ただ、教えてくれる環境や大人に
出会わなかっただけなんです
所作を習うのに年齢は関係ありません

本当に基本的なことなんです
色々な家庭環境があって、正社員として働くことが出来ない人もいることを知った上で、自分が貰った給料やボーナスの話しはしない、とか
忙しくて誰かに助けて欲しいという場面があったとき、改めて自分が誰かを助けていたかどうかを知ることが出来る、とかね

人間としてどうあるべきかを見る事知る事ができ、それを踏まえた上で「男性、女性」というカテゴリーに入るんですが


任侠女子という言葉が出来たことは、嬉しいことで
私が今まで出会ってきた女性たちは、旦那さんに顔から血が出るまで殴られて母子シェルターに入ったり、中絶手術を強制的に受けさせられたり、自分の体を酷使して旦那さんや親御さんの為に不妊治療をしたり…


それほど多くない出会いの中でも、そういった経験をしている女性たちを見てきて、私も親からのネグレクト(育児放棄)があり、愛されるためには自分を犠牲にして手段を選ばずに盲目的になってしまった過去がありますが、そういった経験を女の武器にせず、人には言えない経験をしている女性たちが多くいて、

「弱い立場の人を助ける」
「自分の行動に責任を持つ」
「大事にしなければいけない人を守る」

そういう事を世間一般では「男らしさ」というのかもしれませんが、それは女性にも言えることなので、きっと「人間としてどうあるべきか」なんだと思います

世界的な状況でおうち時間が増え、配信サービスを見る機会が増えたこともありますが、20年来の任侠女子として本当に見て欲しいのは、そういった所だなあって思っています


そんなことを思いながら、
新作を楽しみに過ごしております

本日も読んでくださり、ありがとうございました
誰かの一助となりますように

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