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日本人学校受験体験記

こんばんは。らんです。

今日は先日お伝えした通り、試験内容を私の対策を混ぜてお話ししたいと思います。


○書類選考○

第一関門はこの書類選考です。今年の募集概要も確認しましたが、履歴書と800字の志望動機書でしたね。以前、書類を通るのはおそらく30人程度であるという推測を記事に書きました。人気校だとこの書類選考で半数以上が落とされることになります。

とにかくアピールです。それしかありません。

アピールすべきポイントは2点あります。

①即戦力である事

②海外で教えることを選んだ理由

この二つが伝わる文章を書ければ第一関門突破といっても過言ではありません。逆に、この二つが曖昧だったりズレてしまっていると落とされると言ってもよいでしょう。

納得させるには具体的な数字を入れるか、体験を入れることが有効です。例えば英語であればTOEICのスコアや英検の級が数字の証明になります。体験は留学やボランティア等が該当します。数字と体験は否定できません。もし来年以降受験を考えている方はこの二つの要素を準備しておくと他の受験者より一歩前に出ることができると思います。


○WEB適性検査○

書類審査に通るとWEB適性検査を受けることになります。これが唯一の学力試験です。

出題形式はSPIに似ていると言われますが、私はSPIを受験したことがないので細かい比較はできません。SPIの問題集を解いて試験を受けると、「似た問題が多いなあ」くらいの印象でした。私はここは本気で対策しておらず、特に苦手な数学系では時間が足りなくて終盤手の震えが止まりませんでした(泣)

結果は返ってこないのでわかりませんが、6割くらいの正答率だったと思います。終わった後はあまり対策しなかったことを後悔しましたが、おそらくこのWEB検査はそれほど重視されるものではありません。低い点数の足切りか、並んだ時の加点くらいの位置付けだと思います。


○面接試験○

最終試験です。

内容は志望動機と履歴書がベースになるので提出する前にかならずデータやコピーを取っておきましょう。書いたものと話す内容が矛盾していたらマイナスです。

受験者の皆さんは何を聞かれるのかが1番気になるところだと思います。私が受けた面接の内容を個人が特定できないようフェイクを入れながら紹介します。ただ、私も一校しか受けていないのでこれが絶対とは言えません。学校によって、その時の校長先生によって内容・形式は様々であるということを事前にお伝えしておきます。


*質問内容

・なぜ教員になろうと思ったのか

・具体的にどのような教員になりたいか

・教育実習では何年生のどの教科を担当したか

・小学校と中学校どちらに向いていると思うか

・大学の専攻で学んだことで発揮できることはあるか

・日本の教採は受けたか、それはなぜか

・留学や海外旅行の経験はあるか

・任期後の進路は考えているか

・高校や大学での部活動、サークル活動でどのような経験をしたか

・自分なりのストレス解消法はあるか

・海外勤務について家族の同意は得ているか

・健康面について心配はないか


面接時間は約15分、面接官は2人でした。

今回は試験内容に踏み込んでみました。少しテクニック的な事も述べましたが、ここに書いたのはあくまで情報に過ぎません。参考にしていただいて、対策に励んでもらえたらと思います。

私自身、試験対策を通して様々な学びがありました。大学の教授や友達、同僚などにも相談し、より多くの視点から日本人学校のことを見ていけば、試験を突破できる人材に近づけるのではないかと思います。


長くなりましたが今回はこの辺で。ありがとうございました。



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