【ご報告】「夜ふけに読みたい 奇妙なイギリスのおとぎ話」刊行記念イベント大成功!

どうも、間借り本屋『タカラ~ムの本棚』の店主タカラ~ムです。

かねてよりお知らせしていた「夜ふけに読みたい 奇妙なイギリスのおとぎ話」刊行記念イベントを11月16日に下北沢『本屋を旅するBookshopTraveller』にて開催いたしました。

当日は、およそ30名のお客様にご来場いただき、イベント、物販とも大盛況でした。ご来場いただいた皆さまにあらためて御礼申し上げます。ありがとうございました。

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イベントは、女優の安井ひろみさんの朗読からスタート。安井さんの朗読の迫力に、お客様全員が一気に物語の世界に引き込まれました。若い娘から老婆、若者から魔女まで巧みに演じ分ける朗読は、これぞプロフェッショナルという素晴らしさで、私自身も主催者であることを忘れて聞き入ってしまいました。

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朗読に続いては、素晴らしい朗読を披露してくれた安井ひろみさんに加え、編訳者の吉澤康子さんと和爾桃子さん、担当編集者である平凡社の下中順平さんをゲストに迎え、僭越ながら私が聞き役としてトークを行いました。吉澤さん、和爾さんには「夜ふけに読みたい 奇妙なイギリスのおとぎ話」を編訳するにあたってのコンセプトや、前作「夜ふけに読みたい 不思議なイギリスのおとぎ話」との違いなどについて、平凡社の下中さんには担当編集者としての作品に対する関わりなどについて伺わせていただきました。

印象深かったのは、安井さんが話された、物語を声に出して読むことの大切さです。
声に出して読むことで、物語は違う印象を与えてくれると安井さんは言います。同じ物語でも、読む人がかわれば違う印象になります。私が読むときの魔女と、他の人が読むときの魔女は、同じ物語の同じ魔女であっても違う印象の魔女になります。また、同じ人が読んでも、最初に読んだときの魔女と2回めに読んだときの魔女ではやはり違った印象になるかもしれません。

100人が読めば、100通りの物語になる。声に出して読む、誰かに聞かせることで物語の世界が広がる。

安井さんのお話を伺って、お客様もそういう感想を持たれただろうと思います。これをきっかけに読み聞かせなどの活動に取り組まれたり、朗読会のような企画を実施される方が増えてくればいいな、と思います。

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トーク後の休憩、物販タイムを挟んで、安井さんの2回めの朗読がありました。朗読をはじめる前にマイクトラブルが発生するハプニングもありましたが、そういうシチュエーションでも会場を和ませる安井さんは本当に素敵でした。

気づけばあっという間の2時間でした。ご来場いただいたお客様にもきっと満足していただけたと思っています。主催者としても、もっと話を聞きたい、もっと朗読を聞きたい、と感じたイベントでした。機会があれば第2弾、第3弾も企画したいなぁ。

今回のイベント開催にあたり、吉澤さん、和爾さん、安井さん、下中さんには準備段階からお世話になりました。心より御礼を申し上げます。ありがとうございました。また、『タカラ~ムの本棚』が間借り出店している『本屋を旅するBookshopTraveller』の和氣正幸さんには、会場準備や受付、物販の対応などお世話になり、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

今回のイベントが大成功となったのは、たくさんのお客様にご来場いただいたからだと思います。最後にもう一度御礼申し上げます。ありがとうございました!

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