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河合克敏/とめはねっ!鈴里高校書道部(1)

高校の書道部をめぐる青春群像劇。
登場人物の大半は女子高生で、
どのメンバーも個性豊かでクセが強い。
優等生の部長を基点に、
振り幅の大きなキャラクターがずらりと並ぶ。
自由奔放でおらおら男勝り。
とんでもなく口が達者な戦略家。
そこに飛び込んでくる場違いの柔道女子。

それぞれが少しずつ面倒くさいんだけれど、
とんでもなく魅力的でもある。
こんなメンバーに囲まれていたら、
ちょっと嫌だなと思う反面、
面白いだろうな、惹かれるだろうなとも思う。
そんな想いを僕らに代わって体験してくれるのが、
気の弱い帰国子女の男子である主人公だ。
華やかで強引な女子メンバーに翻弄され、
右に左へと振り回される。
そしてほのかな恋心を覚えもする。

物語は部内から学校の外へも展開する。
書道大会を通じ、書道の大家が出てくる。
ライバル高校、ライバル選手(?)が登場する。
今後、どうなっていくか楽しみ。
実物の書道作品が実写で出てくるのも面白い。
一応、僕も高校の時、書道専攻だったんだよな。
なんだか長い文書を臨書した覚えがある。
当時の懐かしい気持ちが蘇る。

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