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不思議なこと

不思議でもなんでもないのかもしれないけど。
というのは、偶然が、背中を押してくれることがある、という話。

偶然見つけた作曲コンクールがあって、締切日が近いけど、昨年の春に発表したアコーディオンとオーボエの作品「流れ」なら提出できるかなと思った。
でも使用可能な楽器リストの中にアコーディオンはなかったので、この条件なら、そのかわりにピアノとバイオリン、そしてオーボエとの室内楽にアレンジしようと考えていた。

とりあえず、オーケストラアレンジの本を買った。
作り方の基礎を学びながら、なによりこの機会を目標にすれば室内楽のアレンジの勉強になると思い始めた。
このコンクールは譜面審査。作曲した作品をきちんと楽譜に製本して提出するのは、小学生の時の作曲コンクール、そして大学の作曲の授業で何度か。
それでもピアノ曲だけだったので、新しい知識を増やしての挑戦にちょっと緊張する。
とにかく、楽譜は作ろう…

そう思いながらも、忙しく日々が過ぎていって…本当に間に合うのかなぁ、できるのかなぁなんて思い始めていた日…

偶然に、五線紙が私のもとへ届いた。
文房具屋さんが閉店されるとのことで、父がもらって帰ってきたもの。
「明日届く荷物に入れておいたから」と、昨日母から連絡があった。

楽譜、ちょうど買いにいかないとと思っていたところ。
そして、ちょっと揺らいでいたこころも力を取り戻した。

こんなことが、今まで、何度かある。
ちょっと自分があきらめそうになった試みを、ある出来事や言葉に背中を押されて、できたこと。

よし楽譜作ろう。

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