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マヌエラ初感

退団後初めての主演作品となる『マヌエラ』
ツアー中に配信が行われ無かった事もあって観ることは叶わないと思っていました。
ただ一縷の望みとして公演中に記録用のカメラが数台入っていたと言う話しが流れて来てCS放送などで配信が有るかもしれない…といつか間接的ではあっても映像を観られるかもしれない…期待をせずには居られませんでした。

それが、まさかこんなにも早く配信をして頂けてPARCOSTAGEさん関係各位への感謝を伝えずにはいられません。しかも一度だけでは無くアーカイブ期間まで設けて頂けて感謝感激です。


まだ自分の中で咀嚼が出来ていないので軽い初感だけを呟きの様に書きたいと思います…何度か観る事で感じ方が変わるかもしれないので。


2度の大きな世界大戦の後…世の中は自由の国になった?今でも世界中の何処かで戦いが繰り返され抑圧され罪も無い人々が余りにも軽く生命を奪われている。ネットや衛星…映像が発達したお陰?でイラン・イラク戦争は世界中にその瞬間が配信された。まるで映画のワンシーンの様に…戦争ゲームの様に。
感覚が麻痺する程の悲惨な現状なのにまるで他人事のよう…

作中の舞台となる世界は約85年前の上海。
世界中の大国から乗り込まれながらも喘ぐ中国人たちの反抗と権利とそこに共存する悪が描かれながら当時のツラい現実を織り交ぜて個々の人間と戦争を横軸に愛と自由が縦軸の1本の柱としてダンス=自由なのかな…と感じました。何度も繰り返し叫ばれる『ダンス・ダンス・ダンス』と言う台詞は、男たちの身勝手な策略と支配に反抗する『愛と自由と運命』他人に強制された運命ではなく自分で見付けた運命を自らの意思で選ぶ!と聴こえるようです。

【魔都】と呼ばれた都市…夢をみた者、希望を胸に下り立った者、最後の砦と目指した者、流れ流れて辿り着いた者…金と欲望と阿片にまみれた偽りの都…上海!夢見るには余りにもツラい街の嘘の様な実際にあった話しは夜毎、司会者とピアニストと呼ばれる者が問わず語りに繰り返している物語なのかもしれません。そして…最後に舞い降りる『舞姫マヌエラ』が救われなかった魂への祈りを捧げるように光り輝き踊る様に荒んだ心を癒やされるのです。


この時期にこの作品に出逢ってくれてありがとう…わたしは彼女の舞台でなければ例え配信であっても観ていなかったかもしれません。
アーカイブ期間を大切に何度も観たいと思います。
まだキチンとした感想が纏まっていなくてどれ程の事を伝えられているのか分かりませんが…

感謝を込めて

ありがとう…

#マヌエラ
#珠城りょう
#PARCOSTAGE

拙い文章への共感やサポートありがとうございますm(_ _)m