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仔猫のミーにゃん

ニャンニャンニャン(ΦωΦ)と猫の日と言うことで思い出語り。

新婚なのに消防団だ…地元のお祭りの会合だ…と家にはほとんど居てくれなかった旦那さま(⁠╥⁠﹏⁠╥⁠)

やらなきゃイケない事も、する事も有るし…趣味人間なので特に困りはしなかったけれど…連日だとそれなりに寂しいってなりますよね?新婚なら~(⁠ ⁠;⁠∀⁠;⁠)

『猫飼いたいなぁ~』と言った時に『居たら良いんじゃない?』ぐらいの会話をした事がありました。
旦那さまは子どもの頃から家に猫が居たらしいので深く考えずお互い何気ない会話のつもりでした(笑)

その頃ちょくちょく遊びに来ていた妹に、そんな話しをしてたら…まさにグッドタイミング?消防の夏季訓練で不在の日にバスケットに詰め込まれた5匹の仔猫が我が家にやって来た!(その頃は携帯電話を持って無かったし、歩いて2分の距離の旦那さま実家が職場だったので家電も引いて無かった)
イヤ!連れて来て良いって言ってないし~(笑)
でも、こんなバスケッからゾロゾロ出て来るふにゃふにゃなニャンコを見たら断われないよね (⁠*⁠´⁠︶⁠`⁠*⁠)
ホントに2週間ぐらい前に産まれたばかりで目が開いて『ふみゃー』って鳴いてんのよ(⁠ ⁠◜⁠‿⁠◝⁠ ⁠)⁠♡
『えー?でも今はダンナ居ないし…』『良いって言ってたじゃん』って…真っ白なチンチラがお母さんだからシロ、クロ、グレー(MIX)の3色だった。唯一のMIXでお目々パッチリで可愛かったから即決。
とりあえずグッズを揃えるまでの約束でバスケットを借りてお布団の傍に置いて眠りました。

夜中に呑んでいい気分で帰宅した旦那さまはビックリ!『え?マジ?』って感じで驚いてました(笑)
『良いって言ったじゃん!駄目なの?』と若かったのでチョット可愛く拗ねてみせたらイチコロOKでした(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)
大きくなったらもう少しクロが薄くなって明るいグレーみたいになると思うって言われたけど…クロがハッキリしていて当時流行っていた『アメリカンショートヘア』にソックリになっていってました。
但し我が家の長男坊くんは本物では無いので身体全体がシマシマではありましたが、トレードマークのお腹あたりの渦巻きぐ~るぐるは無かったので『アメショーもどき』と言ってました。

ひと月に満たずに来たおチビさんでしたが…突然の環境変化にオシッコもウンチもしないので心配になり相談したら『母親に覚えさせるから暫く預かるね』と早々にお里帰りしてしまいました。
その間に色んなグッズを揃えて、いつでも戻って来て良いように心待ちにしていました。
2週間後に戻って来た時には元気に走り廻れるぐらいにヤンチャになってました。
食欲も順調でトイレも一度で覚えたお利口さんです。カゴに母親と同じ色のボアを敷き詰めてフニフニとする姿がとても可愛いかったのですが…仔猫独特の仕草だと思ってたら大人になってもズットしてました。三つ子の魂?なのかしら・・・

カーテンにはJUMPしてぶら下がるし…襖や柱で爪を研ぐのは当たり前で、カーペットだろうがお構いなしでガシガシやってくれてました(⁠>⁠0⁠<⁠;⁠)
ある日の事…クンクン?何やらクサイ!そうナンです!お坊っちゃまは誰が教えるでも無くマーキングを部屋の中でやらかしてました(⁠ ⁠;⁠∀⁠;⁠)
動物病院に電話して月齢を伝えると手術可能だと言われて初めての入院となりました。
一晩だけでしたが麻酔まで受けての手術は最初で最後それきりでした。去勢をしていたからなのかは分かりませんが甘えん坊の優しい子でした。
わたしが出掛けると後追いをして泣くのに…旦那さまには後追いしてくれないとよく愚痴をこぼしてました(笑)『エサを入れてあげるのは⁠オレなのに!』ってね。
小さい頃には近所に出掛ける時にはジャンパーの中に入れて歩いたり…座っていると肩まで昇ってクビに纏わりついて襟巻きになったり…寝る時には必ず足元に潜り込んでいて何故か朝方には枕もとに頭から入り込んでるから目が覚めたら目の前にオシリがあるなんて日常茶飯事でした。
5年遅れで産まれた娘がお腹に居た頃にも、座っていると寄って来て『この子が生まれたら抱っこしてあげられなくなるだろうから…』と甘やかしてたらそのうちお腹に乗るようになってしまって…私の心音よりも猫の心音を聴いて育ったんじゃないか?と思ってしまいました。

我が家に来て1年もしない内に義父が亡くなり家に戻る事になったので突然お引越しで環境が変わったのですが機械のモーターが有ったりで何処にでも入り込む仔猫に心配は尽きませんでしたが、大きな音に恐がっていたから大丈夫かな?と油断していたら一度モーターの中に入り込んで心臓が止まるホドビックリした事がありました!たまたま停止していたので音がしなくて潜り込んだみたいで慌ててブレーカーを落として引っ張りだしました(⁠ ⁠・ั⁠﹏⁠・ั⁠)
可哀想だったけど一杯怒ったら二度としませんでした。覚えてくれて良かった。

新しい住処に慣れて、入ったら怒られる場所(危険な場所)と怒られない(安全)場所を覚えていつの間にか招き猫の様に鎮座してお客様にも可愛がられていました。
友だちが小さな子どもを連れて来る事もあったので爪を立て無い様に目を光らせていたら駄目だと覚えて絶対反攻しませんとお腹を見せてアピールするのですが幼児に通じるワケがなく(¯―¯٥)無惨にもお腹をバシッと叩かれて耐えてました(⁠ ⁠;⁠∀⁠;⁠)偉かった!

カリカリ(ドライフード)は山盛りじゃないと食べないし…缶詰も同じ種類が続くと突然プイッと食べないし…座敷の仏壇に和菓子をお供えしてたら食べちゃうし…良く喧嘩?叱られるお坊っちゃまでした~(笑)
わたしの足音を聴き分けて、怒られそうな時の逃げ足の早かった事!でもソーっと近付いたらパコンと叩かれてしまうおマヌケでした。

わたしには、どんなに叱られても寄って来るのに…旦那さまにはご飯の催促以外には擦り寄って来ない!と不満を漏らしてました。
わたしの姿が見えないと100㍍先まで聞こえるぐらいの声で「アォーン」と哀切に泣くのですから…そのクセ逃げるって何なのか笑ってしまう甘えん坊です。

最期の瞬間まで寂しかったのか…家族みんなが揃っていた日曜日の夕方眠る様にベッドのカゴの中で旅立ちました。ずっと撫でていて…その瞬間って手に伝わって来るものなのですね(⁠╥⁠﹏⁠╥⁠)
あぁ…二度と目覚めなくなってしまったと分かってしまったから。

怒ったり…笑ったり…遊んだり…たくさん想い出をくれた可愛い長男坊は18年間わたしの相棒でした。
寂しい時も辛い時もソッと膝に乗って来てわたしの心を癒してくれました。
寂しいなぁ~なんて想いながら『そろそろまた猫が欲しいなぁ』って写真に声を掛けると『アォーン』と鳴いているみたいです…

お盆と正月には大好きだったお菓子とお供えのキャットフードを入れ替えてたくさんお喋りしてます。

春が過ぎ…夏が来る頃に15回目の命日が来ます。
猫は家に付くと言われるのに…3回もお引越しをした猫はなかなか珍しいかもね。
今度は生まれ変わって、また我が家にオイデ!

拙い文章への共感やサポートありがとうございますm(_ _)m