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タカラヅカ日記⑨万華鏡は甘き調べ

宝塚と云う世界に於いて、一番最初の「大好き」がビジュアルになってしまうのは避けようの無い事実(笑)だと思いますし…ジェンヌさんたち自身も高いプロ意識によりビジュアルに訴える事の出来るキャラクターであれば最大限に魅力的に映るメイクや立ち居振舞いでファンを堕としに来るでしょうし…逆に華やかさを必要としない役であればそれに徹しながらも奥底に秘めるポリシーや想いを表現されたりと見た目を利用した役作りなんてモノもあるのでしょうね。
エンタメの世界で芸能に分類される場所ではビジュアルは武器にも足枷にもなり得るモノだから、自己プロデュースという事が大切なのだと思います。それには先ず自分自身を知って欠点と長所を俯瞰的に見つめる冷静さも必要でしょう。時折、こんなに素敵な人なのに何故人気が盛り上がらないんだろう?こんなに歌が上手なのに何故ヒットしないんだろう?…と思わせる出逢いがあります。そんな時は気付いた自分に掘り出し物を見つけた!みたいにチョッとウフッ的な歓びがあります。だけどそれってその人の個性や才能が時代とマッチしていなかったり、タイミングを活かす事が出来ていなかったりするのでしょう。本人が持つ引き寄せパワーみたいなものが強い方はスタッフや環境に恵まれて繋がっていくものの様です。運命の歯車を廻すのは結局自分自身に他ならないのだから…お膳立てされたチャンスを生かすも殺すも自分次第なのです。(一歩を踏み出す勇気が無ければ掴み取る事は出来ません)

…と、話しが横道に逸れてしまいましたm(_ _)m
オンデマンドでタカラヅカスペシャル2018年バージョンをレンタルしまして拝聴しております。これは公演中の組を除く全組の選抜メンバーが専科を含めて年末に行われる正に年末スペシャルなイベントです。ボリュームをMAXにしてイヤフォンで聴いてます(笑)こうやって色んな学年の方の声を聴いていると少しづつ誰の声だか聞き分ける事が出来る様になって嬉しくなります。

「声」の魅力って一体何でしょうか?
ラジオで育った世代の私にとって「声」が魅力的で心地好い人に惚れてしまいます。「歌」を好きになる時も先ずメロディだし「歌声」が素敵な人は魅力的だと感じるし…言葉の意味が分からなくても海外のアーティストの英語の曲もメロディラインが心地好ければ好きになってしまいます。聴いただけで意味を理解する程の英語のリスニング力を持ち合わせていませんので(笑)聴き込んでいく内に歌詞(言葉)に魅せられて初めて「歌」を好きになる感じです。音楽のレコード鑑賞の時間は色々空想しながら聴くのが大好きでした…寝ている人が殆どでしたけどね(笑)

人それぞれに耳障りの良い周波数が違う様に不快になる音域もあるでしょう。それが多分その人の大好きや嫌いを選択させているのだろうし…そうやって好きな人を見つけていくのでしょうね。
わたしにとって『珠城りょう』の「声」はまさに心に響く、琴線に触れる「エネルギー」です。「声」というエネルギーの塊が弾けて全身を包み込んでくれる暖か味を感じるのです。そしてその声は深みだけではない奥行きを感じさせてくれます。可笑しな例えかも知れませんが…地中海のど真ん中でプカプカと浮いてる様な?漂ってるけど何とも言えない安堵感があるみたいな(笑)もっと分かりづらいかなぁ💦それプラス彼女の瞳…眼力!輝いている人って皆さん眼が違いますよね。目で物を言うとはまさしくそういう事ですね。

彼女の魅力はどんな作品を見ても居心地が好いことだと思います。まるで万華鏡を廻す様に次々と魅力を見せてくれる。0番で在りながら自分だけが輝こうとするのではなくて…舞台そのものを輝かせてくれる。彼女は『調和』の人だなぁ~と思います。そこに彼女が加わる事で更に輝きを増す…自分が輝く事で全体を底上げするというよりも個々に輝く組子をも包み込む様に共に輝こうとしているように感じるのです。何も知らない私がそう感じる様に思えるのはきっと色んなエピソードを目にしているからなのかもしれません。

『CUORE』から始まった彼女の第2のエンタメ人生はどのように花開いていくのでしょうか?

CUOREから繋がった素敵なご縁は、その先に何をもたらしてくれるのでしょうか?

期待に胸を躍らせて、これからの彼女を追い掛けて行きたいです!

宝塚という夢の世界から厳しい世界へと、地に足を着けてユックリと一歩を踏み出したばかりです。

これから色んな初めての経験を経て円やかな女性となって私たちにドキドキを与えてくれるのでしょうね(人*´∀`)。*゚+

貴女が笑顔で居てくれれば…それだけで幸せです。

心も身体も健やかに元気でいてね(◍•ᴗ•◍)✧*。

#珠城りょう

#声の魅力


拙い文章への共感やサポートありがとうございますm(_ _)m