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ウマ娘から始める競馬~Part10~

前回はこちら

前回なんですが、天皇賞春の注目馬について書き忘れてしまいました。本当に申し訳ございません。先週が忙しかったので自分の記事を書き終えて満足してしまったのかもしれないです。今後は気を付けます・・・

今週はダービー行きの最終切符になるリステッド競争のプリンシパルSとGⅡ京都新聞杯、ハンデ重賞新潟大賞典、3歳GⅠのNHKマイルカップが行われます。今週も楽しみましょう!

京都新聞杯

元々は菊花賞の前哨戦として長らく行われていたレースでした。2000年に菊花賞の開催時期が少し前倒しされたことでトライアルレースから外されて、本レースの施行時期は5月に移行されました。

地方馬にとってはダービーに進むためのステップレースとはなりますが、優先出走権は存在しません。ただ賞金加算がされるため、実質このレースに2着までに入ればダービーの出走がグッと近づきます。

秋開催の時期は菊花賞の重賞なステップレースであったため、勝ち馬を見るとヤエノムテキメジロライアンナイスネイチャミホノブルボンウイニングチケットマチカネフクキタルスペシャルウィークアドマイヤベガと錚々たるメンバーが勝っています。

春になってからはアグネスタキオンの全弟アグネスフライトがここを勝ってダービーを制した他に、名種牡馬ハーツクライはこのレースで重賞初制覇、キズナやロジャーバローズといったダービー馬も輩出している重要なレースです。

出馬表

注目馬

1枠1番ワイドエンペラー

エアグルーヴのルーラーシップ産駒で母父はアグネスタキオン。前走は同じ舞台の大寒桜賞で後方から末脚を発揮し3着。左回りの適性も示し、今度こそ中京で輝きを見せるかもしれません。

2枠2番ヴェローチェオロ

ゴールドシップ産駒で母父タイキシャトル。前走新潟の外回りコースだったひめさゆり賞で2勝目。左回りでは重賞含めて全て掲示板内と安定しており、ここでも好走を期待できそう。

4枠4番ルペルカーリア

父はグラスワンダー系のモーリス、母はスペシャルウィークの代表産駒の1頭シーザリオという世代きっての超良血馬。毎日杯は末脚勝負に屈し4着でしたが、総合力を試されるレースになれば地力上位の馬なので好走必至です。

6枠6番トーホウバロン

母父がスペシャルウィーク。出脚は決して速くなく鋭い末脚も持ち合わせていませんが、ジリジリと伸び続ける末脚は今回の舞台なら魅力となりそう。

6枠7番エスコバル

モーリス産駒であるだけでなく、母方にはフジキセキマルゼンスキーがあるウマ娘血統。新馬戦では皐月賞馬エフフォーリア相手に2着、上がり3Fではエフフォーリアを上回った実力の持ち主。ダービーでリベンジを果たすためにもここは負けられない一戦。

7枠8番マカオンドール

ゴールドシップ産駒。2歳GⅠホープフルSこそ力負けしましたが、3歳になってから成長し大寒桜賞も完勝。ここでも地力上位。

7枠9番ゲヴィナー

メジロマックイーンの流れを汲むオルフェーヴル産駒。兄は2018年の京都新聞杯勝ち馬ステイフーリッシュ。まだ1戦しかしていないキャリアの浅い馬ですがデビュー戦で魅せたポテンシャルは十分。


新潟大賞典

前身は福島大賞典。改修工事により新潟で開催されたことを機に新潟大賞典として1979年から古馬重賞として創設されたみたいです。

ウマ娘では、障害戦に転向するなど苦悩していたメジロパーマーがこの重賞を勝利し、宝塚記念でGⅠ初勝利の足掛かりにしました。ローカル場のハンデということもあり、全体的にGⅠの名脇役という馬が勝ち馬に名を連ねてきましたが、2019年勝ち馬メールドグラースがこのレースで重賞初勝利を飾りその後オーストラリアのGⅠコーフィールドカップを制するなど出世レースとしても近年注目のレースです。

出馬表

注目馬

4枠5番ムイトオブリガード

エアグルーヴであるルーラーシップの産駒。GⅡアルゼンチン共和国杯の2019年勝ち馬ですが、1年以上の長期休養を挟んでこれが3戦目。前走日経賞も末脚はきちんと使えているので昔のポテンシャルを発揮できれば勝ち負けできてもおかしくないです。

4枠6番ヒュミドール

メジロマックイーンの流れを汲むオルフェーヴル産駒で祖母の父アドマイヤベガという血統。ダートで伸び悩み、芝に転向するとオープン入り。重賞は長距離レースをメインにしてきましたが、3勝クラスは東京1800mということを考えると今までの重賞挑戦の中では一番適距離なのかもしれません。

5枠8番バイオスパーク

こちらもオルフェーヴル産駒。ローカル重賞を中心に活躍しており、パワーはこのメンバーでも随一でしょう。人気もあまりなさそうで馬券的には面白い存在。

7枠12番ニシノデイジー

ウマ娘ファン的に大注目はこの馬。母父はアグネスタキオン、そしてなんといっても祖母ニシノミライは父セイウンスカイ、母ニシノフラワーというファン垂涎の血統です。2歳重賞で2連勝して以来の勝利を目指しますが、サートゥルナーリアとしのぎを削った実力を発揮できれば上位争いできるでしょう。


NHKマイルカップ

前身は長らく日本ダービーの前哨戦として親しまれていたNHK杯。しかし当時はクラシックに外国産馬が出走できず、そのポテンシャルを持て余す馬が多かったため、そういう馬達の目標となる大レースとして1996年にNHKマイルCは誕生しました。昔は仕上がりが早いと言われた外国産馬に馬券内を独占されることも珍しくありませんでしたが、日本馬の調教も大分様変わりし仕上がりの早い馬を育成するようになったことで最近では外国産馬の上位入線は珍しいものになりました。

ウマ娘では、シーキングザパールエルコンドルパサーが勝利を収めています。今年の3歳マイル王はどの馬になるでしょうか。

出馬表

注目馬

1枠2番アナザーリリック

スペシャルウィークの流れを汲むリオンディーズ産駒で、母父サクラバクシンオーという血統。3戦ともマイル戦を使い2勝2着1回の連対率100%という好成績。桜花賞を使わずにここに標準を絞ってきたローテと内枠の好条件からマイル王者となれるか。

2枠3番ルークズネスト

グラスワンダーの血を継ぐモーリス産駒。重賞で連対率100%はまさしく地力上位の証。相棒の幸騎手を背に、オーナーの窪田氏にGⅠ初勝利を届けられるか。

3枠6番シティレインボー

リオンディーズの兄であるエピファネイアの産駒で、母父はフジキセキ。8戦して掲示板外は1度のみという安定感がウリ。経験値を武器に今回も好走できるか。

4枠7番タイムトゥヘヴン

母父アドマイヤベガ。初のマイル戦だった前走も離されたが2着は立派。マイル戦のスピードにも慣れた今回なら前走のリベンジなるかもしれません。

5枠10番ソングライン

祖母の父がアグネスタキオン。前走の桜花賞は大敗もメイケイエールからの不利を受けたもので参考外。精神的に立ち直っていれば面白い存在。

7枠13番ホウオウアマゾン

母父アグネスタキオン。アーリントンカップは人気に応えて完勝、デイリー杯で記録した1.32.4のタイムが実力であることを示した。こちらもホウオウの冠名で知られる小笹オーナーにGⅠ初勝利をもたらすことができるか。

8枠18番ピクシーナイト

父はグラスワンダーの血を継ぐモーリスで母父はキングヘイロー、祖母の父はサクラバクシンオーのウマ娘血統。前走は賞金的な余裕もあり、余力残しだったうえに、終始周りからのプレッシャーを受けるレース運びであれが実力とは言えないレースでした。前回からの巻き返し要素は十分あり。

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