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10年が変えるもの

風姿花伝久々すぎて目白からバス乗っちゃった♡ どうもおじさんです。

板の上に2人くらいいるお芝居はやみ・あがりシアターさんの謁見と深夜ガタンゴトンさんの消え残るで復帰済みだったんですけど、舞台上にいっぱい人がいるお芝居は今日が復帰日でした。

消え残るについては感想とか呟いてなかったけど、男性なので先輩に感情移入してしまって不甲斐なさをライフで受けてた為死亡していました。

星さんがつぶやいていた通り、二人芝居だけれど主人公はムトさんと言うのはその通りだと思った。口論のシーンでずっと「刺せ!!どうした!!!お前男か!!!」って応援してしまったくらい不甲斐ない、夢を追いかけているだけの先輩。その先輩をドン底に突き落とすための舞台装置、それが星さん演じる後輩だったんだと見終わった後で思いました。

話を戻して、本日の観劇

TOKYO PLAYERS COLLECTION
「IN HER TWENTIES 2020」

「20代の女性10名で、20代女性の10年を描く」そもそものあらすじからして面白そうと期待する内容なのに、予想をはるかに上回る良い本でした。演じる女優10名が素晴らしいのはもちろんなんですが、台詞がパズルのように組み合わされていて先日観た映画「ステイ」を思い出しました(内容は全然違うけどw)。

我らが星さんは、28歳。仕事や人間関係で体調を崩してしまう年の役を演じていました。舞台上に20歳から29歳までの女優さんがズラッと並んでいる中で、清濁併せ呑んで覚悟を決めた27、28、29の3名が、下の年の7名に比べて年齢差以上のなにか雰囲気を身につけているように感じられました。ざっくり言うと、落ち着いている、なんですが、それでは表し切れない何か… なんだろう… 経験の差?そこからくる余裕?のような感じでしょうか。書けば書くほどうまく書けない…

まぁいいや。で、目の前で10年分の総決算をやられたら当然自分の中でも始まりますよ。直近10年の総決算。in ram twenties。社会人になってからの11年とかで良いかな。「お前以外全員結婚してるよ」「え?転職多くない??」「キャバクラ通いすぎでしょ」「年収は増えてるけど弟に抜かれた」「なんで別れてんの?!?!」などなど、90分で収まりそうにないです。考えるだけでめっちゃたのしい。

でも、10年前の自分が今の自分の肩を押せるのは20代までな気がする。いや違うな。自分の場合はどんな選択をしても「そうするに決まってるよね、わかる」ってどの年代の自分も納得してくれる、そういう風に努めて生きてる。生きてますなう。

あの時苦しんでた自分へ声をかけてあげられるとしても、その年の自分が苦しんだから今の自分があるわけで、結局は自分が自死を選ばず頑張ったって証拠が何喋っても「わしが頑張ったんじゃが?じゃが?」ってなるだけですものね。

すっごい気が向くままに文章を書いていたら散り散りチラシの裏状態になりましたが、10年分の総決算って楽しいですね。来年、観劇始めて10年経ったら振り返りしてみようかな。

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