教師207日目~長欠~

スケジュール

8:00~8:30 別室受験準備
8:30~8:40 職員会議
8:40~8:50 ST
8:50~10:50 時間割調整
11:00~11:50 テスト監督
11:50~12:00 ST
12:00~12:30 昼食
13:00~15:00 採点
15:00~15:40 面接指導
15:40~16:30 情報共有
16:30~18:00 課題チェック

これで完全に採点が終わった。
明日も休みだし最高だ。
水曜木曜でパフォーマンス課題に朱書きを入れて次のパフォーマンス課題への仕込みを行おう。

今日は学年主任と情報交換をしていたのだが、やはり今年は例年よりも不登校になる生徒が多いらしい。
ニュースでも高校生の30%が鬱状態だということが報じられていた。
中学の時はよく出来る生徒として褒められていたのが、高校に入った瞬間出来ない部類に入り、アイデンティティを失う。
今までは余裕で課題をこなせていたのが、一気に課題が増えていっぱいいっぱいになる。

課題も出せないし、授業にも付いていけない。
今までは飛び抜けたまわりから一目置かれる存在であったのが今は埋もれてしまっている。
もっと言えば出来ない奴の烙印を押され、自信を打ち砕かれる。
これが高1クライシスと呼ばれる現象だろう。

これが起きるのは本校のような進学校では例年のことだ。
今年はそれに加えてコロナウイルスで4,5月が休校だった。
全く勉強が出来ないけど誰にも聞けない、他の人は出来てるのかなといった不安を抱えて2ヵ月を過ごした。

さらに、夏休みが約半分になり2学期がとてつもなく長くなった。
今までは夏休みで一旦リセットし、英気を養うことが出来た。
しかし今年は休みが2週間しかなく、おまけにその半分は課外をやっていた。
1学期をどうにか乗りきったと思ったらすぐに休みが終わり長い長い2学期が始まる。
この長い2学期で力尽きて3学期から長欠という流れが多い。

授業時数の確保は分かるが、それよりも生徒や教師が心に余裕を持って学校に通えることの方が大事ではないか?
どうにか来年度は穏やかな1年を過ごしたいものだ。

今年、長欠してしまった人も来年度はまた心機一転違う環境で再スタートして欲しい。
今年度は辛くて大変な1年だったかもしれないが、来年度はまた違った風が吹く。
環境が変われば人はいくらでもやり直せる。
環境が人を作ると僕は信じているので、長欠してしまった人が悪いなんて微塵も思わない。

過去にもクラスが変わったら見違えるように色々な事が出来るようになった生徒も居たみたいだからぜひとももう少しゆっくり休んで来年度大きな花を咲かせて欲しい。
今は暗い土の中で大きな花を咲かせるための栄養を蓄える時だ。

早くコロナに打ち勝って来年度は最高の1年にしよう。
終わりー。


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