教師23日目~GW明け~

長い休みが明けて、今日からまた勤務だ。
休みが長過ぎるのも考えもので、何もしたくなくなる。
適度なストレスは必要だなと感じる。

さてさて、今日のスケジュール。

8:30~10:30 電磁気学の勉強
10:30~12:00 逆向き設計の勉強
12:00~13:00 昼食兼休憩
13:00~17:00 問題演習

どうにか緩やかに普段の生活に戻すことが出来た。
プールに入る前には準備運動と胸に水をかけることが必要なのと同じで休み明けは少しずつ普段の生活に戻していかねばならない。
一気に戻すと体がビックリしちゃうからね。

6月から登校がスタートするわけだが、生徒にも同じことが言えて、4,5月の分を取り戻そうと一気にフルパワーで授業を進めると体と心がビックリしてしまう。
1年生だと尚更だ。
初めての高校生活で慣れないことも多いのに3ヶ月の休み明けから突然スタートダッシュはきれない。
だからこそ、この時期から少しずつ高校の学習に慣れていく必要がある。
全員が上手く高校生活に入っていけるように僕ら教師に出来ることは無いだろうか?

きちんと、朝起きて授業の時間にきちんと勉強をする習慣をつけられる何かを早めに考える必要がある。
現状は完全に家庭に任せている状況だ。
これだと、どんどん家庭間格差が広がっていく。
オンラインで生配信授業とかやれると良いんだけどなぁ。
その他に良い方法を考えていかねばなー。

話変わって、最近少しずつ勉強している逆向き設計。
簡単に言うと、次のような流れだ。
まず、どんな生徒に育って欲しいかを考えたうえでそういう生徒を育てるために、「本質的な問い」と「永続的な学び」を定義する。
そして、それらを学べたと言える基準(評価ルーブリックなど)を作り、それを測ることが出来るパフォーマンス課題を作る。

この本質的な問いというのが難しい。
今、僕が考えているのは「理科で学んだ知識を日常生活に活かすことの出来る生徒を育てる。」
その為に、力学分野での本質的な問いは「少しでも楽に物体を動かす(止める)にはどうすべきか?」
である。
後は、日常生活で物体を止めたり動かしたりする機会を考えてパフォーマンス課題を作りたい。
さらに、きちんと工夫しないと簡単には動かせない状況を作りたい。

他には「より少ない衝撃で物体を着地させるにはどうすべきか?」だ。
これも様々な方法を考える事が出来る。
本質的な問いとはどんなものかについては明日以降で書くことにしたい。

それにしても、生徒を知らないのにパフォーマンス課題とかを考えるのはなかなか難しい。
やはり、生徒と会話をしていくなかで現状持っている知識を把握して、その最近説領域(少し支援すれば解決できる)課題を与えたいと思う。

体を慣らす意味でも生徒を知る意味でもこの時期から少しずつ関わりを持てるように工夫したい。

終わり!

教師の労働の実態について書いています。 忙しいなかでも投稿する励みになりますので、良ければサポートのほどよろしくお願いします! 一緒に教師を今よりもっと魅力ある職業にしていきましょう。