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君と恋とすれちがい 第2話

<前回までのあらすじ>
実は同じ中学校で
一緒に過ごしていたラミナとロボ。
2人がすれちがうことになった
きっかけとは…?
▶︎第1話はこちら◀◁

「それで?何があって
こんな他人みたいな距離になってんの?」

「それは………。」
「それは…………??」


中学を卒業して
2人で合格発表を見に行ったの。

あたしたちは2人とも
無事に合格して…
そして、その帰り道に

『実は春休み中は
実家に帰ることになってんだ』
『そうなんだ…』

『だから次に会うのは入学式だな』
『そっか、そうだね…』

『なんだ?寂しいか?』
『え!?///』
『なーんてな』

『じゃあ…高校でな!』
ロボくんはそう言って帰っていった。

そしてあたしは…

〝ピンポーン〟

『はーい!』

『やっほ〜!ラミナ!
姉ちゃんが会いに来たよ★』
『お姉ちゃん!いらっしゃい!』

『どうぞ座って!』
『お邪魔しまーす!』

『今お茶いれるね』
『あ、おかまいなく〜』

『どうぞ』
『ありがとね〜』

『それで早速なんだけど…』

『あんた、まだその
だっさいメガネしてたの!?』
『えっ!!』

『この間コンタクト買ってたでしょ!
どうしたの!!!!
てか部屋着もださいよ!?』
『メガネのほうが楽なんだよっ…
服も………楽だし…』

『新しい気持ちで高校に行きたいって
言ってたでしょ??
だったら、まず、形から変えなきゃだよ!!』
『う、うん…』

『友達作って、彼氏作って
青春したいでしょ…?』
『う、うん…………』

(お姉ちゃんの言う通り
あたしは…変わりたい………!
ずっと一人でいることしか
できなかった自分に…
サヨナラしたい!!)

『お姉ちゃん、お願いします!!』
『ふふん。任せなさい!!』


『うん!綺麗に染まったじゃん!』
『わあ!ぜ、全然違うね…!』

『それじゃあ最後に
メガネをはずして…』

『こ、これがあたし…?』
『うんうん!さすがあたしの妹!
かわいいよ〜♡』

『部屋着もプレゼントするよ〜!
あたしとオソロイ♡』
『お姉ちゃん……!
本当にありがとう!!』

『高校生活楽しむね!!』
『うんうん!一生に一度の
高校生活だよ!後悔しないようにね!』


『お姉ちゃん帰ったし…
制服着てみようかな……///』

『わあ…!なんだか自分じゃないみたい…!』

『これでロボくんも
ちょっとはかわいくなったって思………

ん????????

あたし、ロボくんに
かわいいって思われたいの…………?
どして…………??

ロボくんのこと…意識してる………?
なんで……………??
ロボくんのこと、す…

好きなの!?!?!?!?!?

えっ、えええええぇ〜〜〜〜〜〜!!!!

そうなの?!そういう事なの??!!

えええええええぇぇぇぇぇ〜〜!!!!

どどどどどどどうしようっ……!!!!

どんな顔して会えばいいの………!!??


「そ、それでロボくんには
入学式で会ったけど、恥ずかしくて
話しかけることができなくて
そのまま…………」
「そっか〜、そんなことが〜…

って!!!!それだけ!?!?!?
好きって気づいたとたん
意識しちゃって
話せなくなっただけなの??!!」
「う、うん……?」

「なんだよ〜!ウチはもっと
とんでもないケンカでも
したのかと思ってたよ〜??」
「それはないんだけど…」

「でも本当に緊張しちゃって………
あたしにとっては大変なことなんだよ…
今までどうやって話してたのかも
わからないの……………」
(ていうか、ロボのやつももしかして
ラミナのこと気づいてないってことなのか…?)

「なあ、ちょっといいか?
そこの…茶髪の…」
(ひゃあ!)
(ロボ!いい所に来た!)

「話したいことがあるんだが…」
「ロロロロロロロロっ…ボくん……………?!
きょ、きょきょきょ今日は
いい天気だねあは、ははははっ〜…!」
(本当にダメだこりゃ)

「今、時間いいか?」
「ふぇっ!?!?
ええええっと…ううううんと、その…!」

「ウチ、玄関で待ってるからさ!
ちゃんと話しなよ!」
「えっ…!?あっ…!」
(ええええええ??
置いてかないで!ハンナ〜…!)

「悪ぃな。引き止めちまって。」
(あれ……?この状況って…………
見たことある………………?)

「実は俺……」
(夢で見た…!?
こ、告白…………!?!?)

第3話へつづく

#君恋

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第2話、お読みいただき
ありがとうございます!
今回からお話の最後に
少しコメントしていきますので
良かったら最後まで
お付き合いお願いします(_ _*))

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今まで普通に話していた人が
好きな人に変わった途端
まるっきり話せなくなっていたのは
作者の実体験です。笑
学生時代の恋愛って純粋でしたよね…(遠い目)

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