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マイクリ歴史物語

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史実を元に多少の脚色を加えたマイクリ黎明期の歴史を綴った物語集
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2023年4月の記事一覧

マイクリ 天下統一への道

国家というフレームを考えた時に軍隊は必須のアイテム。異論は許さない。持たなくてもどうするか考えなくては国家の運営は行えない。他国は持っているのだから。 軍隊の強さのみが国家の強さを保証するものではないが、軍隊というカードがない国家はジョーカーをもってないわけである。死に物狂いで知略を尽くさないとついていけなくなり疲弊する 勃興前マイクリの勃興期のお話である。骨太な男である。彼がマイクリに王として君臨することは多くの人間にとって自然であった。 マイクリ に王国が発生するまえの

マイクリ ぷりぬん総帥にせまる

暴力装置という言葉をご存知だろうか。 世界を統制するには残念ながら考察しなければいけない要素である。軍隊や警察などが国家の抱える暴力装置の代表といえよう。軍隊というものは歴史には欠かせない要素であり人類の覚醒(ニュータイプ)の誕生までは軍隊という暴力装置は消えることはない。 マイクリの世界には国家が存在する。王は国家軍の長であり、多くの王はナイトとして戦地に赴いているのである。暴力装置により、国家を掌握し、富と栄華を得て国家の繁栄を保っている。軍がなければ多分国家が崩壊し

マイクリ タンジェリンの宰相 みかん農園

彼がタンジェリンに入ったのは単純な理由だった。名前が似ていたからだ。 気軽な決断が彼の人生を大きく左右しようなどとは、彼は微塵にも思っていなかった。 だってゲームだもん。 でもそんな言葉はマイクリには通用しなかった。 開国前マイクリの初期四大国は、500ETHで運営によって売りに出された。運営の強気にもほどがあると当時、筆者は思ったものだ。 希望者が殺到した 運営による選別や抽選があったものと思われる。下世話な話であるが、いつの世もお金を持っている人は我々庶民とは

マイクリ  竜の国の勃興 竜王と芸人の物語

この物語は実話に基づいている。 多少の脚色がある。 ただモデルとなっている人物から想定しうる動作であり、現実の男のイメージを壊すものではないことをここに記す。 マイクリ をやったことない方はこちらの文献をまず読んでいただくと面白さが倍になるかもしれない。 プロローグその日、男は大金で王様に抱えこまれた。今日お届けするお話はある男のあっという間の立身出世話である。およそ破天荒気味な話ではあるがほぼ史実である。 前回は、辺境のブルーベリー國のお話(こちら)であったが、今回

マイクリ ブルーベリー國の王交代劇

初版:2019年4月2日 / 2019年5月26日/note移行: 2023年4月27日 先日、クリプトタイムズでマイクリの思いがけない遊び方に最近政治というものが出てきたお話をした。もしマイクリやられていない方は、今回の記事の理解ができるようにこちらの記事も読んでほしい。3分ほどで読めるはずだ。 執筆にあたりマイクリを散歩していると物語に出会うことがある。そんな物語はきっとプレイヤーの記憶に刻まれそして忘れ去られていくのだろうか。 「令和」日本の新元号の原典は万葉集。