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らめれこボドゲコラムvol.008_アズール

vol.008-アズール(2017年)

こちらの記事にいらっしゃった皆様、こんにちは。
らめれこげーむず!の「うにかんてんてー」と申します。
今回も楽しく、ボードゲームレビュー行ってみよう!

ボードゲーム会の主催をやっていれば、数回に一回は卓が立つのを見る、
それがドイツ年間ゲーム大賞を受賞した作品の地名度ってやつかなと思う。
そんな2018年の受賞作品「アズール」が今回のテーマです。

受賞するからにはゲーム内容が素晴らしいのは言うまでもないんですけど、
このゲームを参加者に薦める理由は、実はコンポーネントの良さ。
宮殿のタイル職人になって、素晴らしい壁面を作るってテーマに対して、
本当のタイル感のある手触り、そして色合いと模様。
この時点で、やってみようかなと思わせる仕上がりである。

だが、ゲームの方はガチな内容で、上手い人が上手く勝つ。
隠された情報が少ない、所謂アブストラクトゲームだからである。

中央に置かれた円盤の上に4個セットで置かれたタイルから、
一色を選んで取り、個人ボードに待機列のところに置く。
取らなかったタイルは別途纏められ、以降ココからもタイルが取れる。
これをタイルが無くなるまで繰り返して、ラウンド終了となる。

ラウンド終了時に材料が揃った列は、壁面の作成が出来る。
これを数ラウンド行い、最終的に綺麗な壁面を目指す。

なんか文字で簡潔にルールを書くと、全然面白そうじゃないなw
実際ゲームが始まると、例によって他人との思惑の被りがあるので、
やりたい事が上手くやれなくて、もどかしい。

あと、綺麗な壁面を作った方が勝つように思えて、
実はルール上にある、上手く大量のタイルを他人に押し付けて、
大量マイナス点を喰らわしてやるのが、勝利への近道だったりする。
ラウンド終了前の数手番は、その動向で心が痛くなるんだな。

というわけで、ゲームとしてはとても良いんだけど、
いきなり初心者に薦めるのはなかなか難しいかもしれない。
もちろん、上手く初心者だけの卓が出来れば、問題なしだと思う。

ある程度ボドゲ慣れしてるなら、一度は触れておくべきゲーム。
って大概の人は、もうプレイ済みかもね。

なお、ロールプレイ的には、
「この壁をアルハンブラ宮殿のように仕上げてくれ」
「この大量に余った黒タイル、誰が引き取る事になるのかな?」
「沢山取れる時は沢山取る、数こそパワーですよ」

とか使えると思います、どうぞ。

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