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【御礼】ビス郎に多数のご注文をありがとうございました。

昨日水曜日の特別営業「ビス郎」にたくさんのご注文を賜り、誠にありがとうございました。

マシマシ系ということで、量が多すぎないか不安もございましたが、ご注文された皆様が全員、具材・麺のお残し無く召し上がって下さいましたことを、心より感謝申し上げます。

時々お越しになるお客様が、特別営業限定ルールで持参されたお酒(チューハイ)を嗜みながらラーメンを楽しんで頂いており、いつもの当店とは又違った風景で面白く、味わい深いものがございました。
※太字の店頭掲示物すらご覧にならずにアレコレ仰る方(←すみません)もおられる中で、そこまで詳細に当店の投稿やご案内を見て頂けていることに、感銘を受けました。


そしてBGMも、平常時のジャズインストゥルメンタル等と違い、クロスメディアコンテンツ「ウマ娘」のBGMをお届けしました。
今回は完全オフボーカルチューンのみでお届けしましたが、個人的にとても好きな楽曲を集めてプレイリスト化したものをオンエアしたため、XEF自身も調理やご案内に著しく気合が入り、いつも以上のパワーで営業することができました。
(最後の方に来られた、前の店の頃からのお馴染み様が反応して下さったのが嬉しかったです。チャンミの話題を振られましたが……ウッ頭が……育成の時間が)

※当初は「東方project」の原曲をお送りする予定でしたが、直前に見たYouTubeで、マシマシ系の超有名店さんが、東方原曲を店内BGMに使用しておられるのを知り、悩んだ末に取りやめました。
※ただ開業から少し経った頃は、東方の二次創作ものの楽曲を流していた時期があります。アガリますよね、東方。
ゲーム制作からキャラデザ、音楽に至るまで一人で仕上げている神主さんは、本当に神様に近い人間のひとりだと思います。
そして恐らく次回以降の特別営業のタイミングで、東方の原曲のみで作ったプレイリストをBGMに使わせて頂くかと存じます。

余談ですがXEFは「厨房潜入もの」のYouTube動画が大好きです。
先日も、東北の別のマシマシ系有名店さんが、当店と同じBGMを流しておられて、閲覧中の風呂の中で大声を上げてしまいました。
まさか当店以外にnujabesを流すラーメン屋さんがおられたとは…驚きと嬉しさを感じました。
これまでも「スカパラ流すラーメン屋は初めて」「KYOTO JAZZ MASSIVE流してるの?」と様々な好意的反響を頂いて来ましたので、BGMに関して多少図に乗っていたというか、いい気になっていたかもしれません。甘かったです。精進します。

そういえば開業直後は、静かな音楽(アンビエント)を流していたことを思い出しました……
現在はbohemianvoodoo、PE’Z、quasimodeなどを中心にしたBGMをかけていますが、飽きたら全然違うものをかけるかもしれません。
(以上長々とBGMの話を失礼しました)


今回、一部のお客様からは忌憚の無い感想やご要望も多数頂き、ありがとうございました。
スープは概ね好評でしたが、浮いた油脂分が多いとのご意見もございましたので、次回は別々に投入する形ではなく、あらかじめハンドブレンダーを用いて小鍋の中で乳化させてお注ぎする方法を採ります。(トッピングの背脂由来の液状脂については、ご容赦下さい)
そして次回以降はスープに使う豚骨を増やします。5割もしくはそれ以上増やす見込みです。

タレは複数種類の醤油を合わせた、今回専用のものでした。ただ、卓上の醤油だれの減りが早かった為、次回はもう少し投入量を増やします

肉に関しては、タレと生姜の効いた味付けが出来、柔らかく仕上げられました。
アブラはまだまだ改良の余地がありますので、試作を重ねたいと存じます。

そして麺ですが、今回は新たに取引を開始した製麺会社様の商品を使わせて頂きました。
太ねじれ麺をかために茹でる事で、具材やスープにも負けない存在感を示していたかと存じます。
しかし本来であれば、あと1.3倍ほど幅の広い、更に太くねじれた麺をご提供したかったのですが、製造スケジュール、供給量等の関係で叶いませんでした。(こちらは更に個性あふれる麺であると存じます)
その為、次週以降の特別営業では、是非この麺を提供したいと思います。どうぞご期待下さい。

実は今回の特別営業については反対寄りのご意見もあり、マシマシ系を作ることが無節操、豚骨主体のラーメンを出す職人としてどうなのか?というご意見や、他店に喧嘩を売っている、という反応も、僅かですがありました。

まず、マシマシ系は、他のラーメンやお料理同様、職人としてのスキルを高度に要求されるジャンルです。ラーメンマニアの方でマシマシ系を下に見られる方が居られますが、誠に恐れ入りますが、認識違いも甚だしいかと存じます。
また、そもそも他の方がやられている業態やジャンルと重なるビジネスを行うことが「喧嘩を売る」というのであれば、起業・創業など夢の又夢でしょう。そしてそのような狭量なお考えの店主さんは、少なくとも私が知る限り、存在されません。

実は去る月曜日、取材を受けながら似たような話になったのですが、「オリンピックの個人種目に出る選手は、競技にもよりますが概ね一国(地域)3名まで、というルールがある為に激しい争いが繰り広げられますが、ラーメン屋さんの競争はどうなのですか?周りの店を煩わしく思わないのですか?」と問われました。

もし同じようなルールが商いにも適用される(極端な例ですが、たとえば3㎢圏内で売上上位の5店舗のみが来年も営業継続できる、その他のお店は営業終了しなければならない、などの熾烈なルールの世界)のならば、他店を敵視したり、負けたく無い、と目の敵にするかもしれませんが、個人的に「商いは、競争の中にも共存共栄が可能な世界」と思っておりますので、私は「みんなちがってみんないい、のが商いとラーメンの良いところです」とお答えしました。
※他の経営者やマーケターの方などは、全く違う事を仰るかもしれませんし、職人気質で孤高を旨とする方はそもそも他の方との交流自体がNGかもしれません。それぞれのお立場を過度に押し付けるスタンスで無ければ、全く問題ないと思います。

昨今、老舗のお店でも苦境に立たされる中で、当店も決して左うちわではありませんが、成し遂げたいことやトライしたいことは山とあります。
ご意見やご感想は本当に有り難く存じます。が、最終的には自分自身が一所懸命考え抜いて、諸々の決断を下すのが経営であり、お店の運営でありますので、これからも上手く行くことやそうで無い事などあるかもしれませんが、恐れず挑戦していく所存です。

乞うご期待ください。

というわけで、作っていて楽しかったので、早速今週末の土日に、別のマシマシ系をお出しします。

当店のつけ麺ファンの方にはお馴染み、私のルーツである天草で作られた「ウルメイワシの削り節」を活かしたマシマシ系です。

マシマシ系の始祖と、我が郷土の歴史上の人物への想いを込め、
「四郎」
と名づけました。
詳しくは明日金曜日にご案内します。

・通常メニュー+四郎、のご提供になりますため、お時間を頂く場合がございます。
・今回は通常営業の為、店外からのお飲み物の持ち込みは不可といたします。

ラーメンビスカ

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