見出し画像

2023年10月の遠征記 その1 「ラーメンきら星」さん

こんばんは、ラーメンビスカXEFです。

この度、10月7日(土)、10月8日(日)の2日間に連休をいただき、首都圏に行って参りました。

本日から不定期で、学んだ事、気付いた事を時系列で綴ります。
主に、アウトプットして己の身に付けることが目的でございます。
己の都合で申し訳ございません。
なるべく面白楽しく書きたいと存じます。

まずは初日、上京直後に頂いたラーメン屋さんのお話しをいたします。

【初日】
本来は早朝から新幹線で京都を立ち、東京駅のラーメンストリートで8時台から開店する六厘舎のつけ麺を久々に頂こうかと考えていましたが、前日の業務が深夜に及んだ為、朝9時台の新幹線で出発をしました。

12時過ぎに東京駅に到着し、在来線へ乗り換え、かねてより訪問したかった、武蔵野市の「きら星」さんへ向かいました。

諸々の事情があり伏せておりましたが、かつてXEFは、同じラーメン業界で別の店を営んでおりました。
(※いずれキチンとした形で書かせて頂きたいと思います。なおその事実を直接或いは伝聞・風聞によってご存知の方へ申し上げますが、理由があって伏せている事でございます為、本件についてはこちらが旧店、現店の投稿で書かせて頂くまでは、インターネット上での言及はお控え下さい。)

実は、その時にお客様としてお越しくださったのが「きら星」さんです。


提供したラーメンをとても気に入って下さり、そこからSNSの繋がりを持たせていただき、今日に至るまで、メッセージなどで交流をさせて頂いておりました。
また、「「きら星」さんから薦められて・・・」と、前の店に出張や観光のついでにお越しくださった東京・関東の方も少なくなく、御礼も兼ねて、是非一度伺いたいとずっと思っておりました。

しかしコロナ禍などで伺う機会を作る事が出来ず、お越し下さってから実に4年半の歳月を経て、今回ようやく、お食事することが叶いました。

長年待ち望んだ折角の機会ですので、一度のお食事で、2杯頂くことにいたしました。

(1)「2種盛りチャーシュー どとんこつ」880円


お店に入る30m手前から漂う、豚骨の発酵臭。


京都市内なら、色々な意味で一発アウトな匂いです。(京都では、飲食店からいわゆる豚骨臭を発生させることは、全く受け入れられませんね。九州人のXEFからすると、良い悪いではなく、いまだにこれは不思議な感覚です。)

当店の「こってり」とも、京都や関西で食べられる超濃厚タイプ、或いは食べやすいタイプの豚骨とも違う、豚骨の馬力あるスープに油脂分がしっかり溶け込んで、コクも味もしっかり芯があり、太めの麺がバッチリ合わさった、パンチと旨味がたっぷりのラーメンでした。チャーシューは大きいけれども柔らかな仕上がりで、こちらも食べ応えがありました。

また、かねてより注目していたオプションメニュー「チェンジ郎」も併せて注文いたしました。

(右上の別皿が「チェンジ郎」(150円)です。)
しっかり味付けされた背脂、原価割れしていると思われる大量のキャベツ(もやしよりも沢山の量が入っているのでは・・・)、芳ばしい生ニンニク、これで150円はお安過ぎます。おそらくこのメニューから利益はとっておられないのではと存じます。


投入して一口味わうと、濃厚豚骨ラーメンが、濃厚二郎系ラーメンに大変身していました。

この発想が本当にすごい。

あまりの感動に、不躾を承知でその場で「ビスカでこの名称、メニューを使用・提供させて頂けないか」をおたずねし、即座にご了承を頂きました。本当にありがとうございます。

近々、ビスカ版の「チェンジ郎」をお出しします。
※高価な設定にすることは考えておりませんので、その為には大量のキャベツは採算が合わないことから、お野菜はもやしのみにする予定です。

(2)大分・佐伯 醤油豚骨ラーメン(数量限定・880円)

研究熱心なきら星の店主さん、全国色々な土地に赴かれ、ラーメン食べ歩き修行をなさっています。
この日は、食べ歩きで出会われて好きになったという「大分県佐伯市」のラーメンを限定販売されておられました。

※店主さんの佐伯ラーメン解説
https://www.instagram.com/p/CdzVoAlv5qd/?igshid=MTc4MmM1YmI2Ng==

「現地では、麺をヤワヤワで茹でてあるんですが、どうしましょう?」とお尋ねがありましたので、茹で加減はおまかせさせていただきました。

こちらは、味わった事のない豚骨ラーメンとしか表現できない個性的な一杯で、解説の通り油脂分も強かったですが、ニンニクも香り、絶妙に柔らかい麺も含めて、面白い取り合わせだと思いました。
同時に、このような面白いラーメンをこれまで知らずにいた事について、ラーメン屋として知識不足、勉強不足であると反省させられました。

お会いしたのが久々ということもあり、色々と積もった話題を互いにお話ししましたが、驚いたのが

「今日は豚骨の匂いと味わいが少し弱かったです。折角遠くからお越し下さったのに、申し訳ございません。」

と、店主さんが仰られたことです。
個人的には、美味しさも香りも十二分に堪能したのですが、更に美味しい一杯が提供されるという事実に、驚きを覚えました。

実は、前の店を閉めざるを得なかったのが、原因不明の体調不良によるものでした。
暫くラーメンを食べられない状態であった為、今現在も、以前のように「研究」と称して一日5軒〜6軒ラーメン店を食べ歩く(自分で書いていて、気がふれていると思います…)ことは出来ない身体ですし、一日にラーメンを2杯(どんなに時間をおいても)食べても、翌日急激に体調が悪化するため、いわゆる「連食」をしたのも本当に久々でした。

しかし、かなりの油脂分があったにもかからわず(食べ終えたのが14時ごろで、お店を出た直後はボリューム感で苦しくて動けませんでした)、18時に予約していた夜の食事の時間には、苦しさや膨満感もなく、不都合なく食事を楽しめました。
※翌日も、体調不良に見舞われることはありませんでした。

これだけの脂分が入っていれば、脂を持て余し気味、脂が前面に出る仕上がりになるところを、このようなハイクオリティな美味しさのラーメンに完成させておられるのは、店主さんの技術と探究心の結晶であると感じました。
これだけ脂分を使っているラーメンの中で、最後まで美味しく飲み干せる一杯を食べたのは、社長が店に立っておられた時の池田屋さん(京都の一乗寺が本店、現在東京の高田馬場で大行列を作る二郎系ラーメン店)以来です。

この旅は本当に予定満載だったのですが、上京直後に、本当に幸先の良いスタートを切ることが出来ました。

きら星の店主さん、スタッフさん、本当にありがとうございました。


呼び戻しを駆使した作り方は現立地では困難ですが、少しでも良い香りや味わいを出すため、帰洛後すぐに、出来る範囲で改良を加えました。

その結果、納得のいく味わいを引き出すことができました。

お客様各位も是非、パワーアップしたラーメンビスカの「こってり」「あっさり」「つけ麺」を味わって頂ければと存じます。

より良いラーメン屋にしていくために、このような学びが必要不可欠と実感しましたので、今後も不定休を利用して、学びの旅に出る所存です。
その際は事前に告知しますので、よろしくお願いいたします。

(次回はこの日の夜に訪れた、中目黒のビストロのお話をいたします。)


ラーメンビスカ XEF

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?