アメリカ稀少コイン落札価格TOP10-第9位&第8位

第9位＆第8位　1804 S$1 Original Class I PR62 
2013年8月開催　落札価格　約3億7,900万円（当時の為替レートで換算）
2008年4月開催　落札価格　約3億8,300万円（当時の為替レートで換算）

"全世界のすべての貨幣において、このコインほど多くのロマンス、関心、コメントの対象となり、これほど多くのことが書かれ、これほど多くのことが語られ、議論されてきたコインは、今日もないし、これまでに一度もなかった。"
アメリカで最も有名なコインディーラー B. マックス・メルは、1941年発行のコレクションカタログの中で、1804年$1銀貨をこのように評しました。

1834年、米国造幣局は、外交上の贈り物として米国プルーフコインの完全なセットを鋳造するように命じられました。ほとんどの額面はまだ鋳造されていたため、プルーフの製造も問題ありませんでしたが、銀貨と10ドル金貨は1804年以降、鋳造を止めていました。そこで、遡って1804年の１ドル銀貨をごく少数鋳造したことで、このコインが誕生したのです。

このコインは鋳造された時期によってClass ⅠからClass IIIの種類に分類されます。その中で特に稀少なのがClass Ⅰで、現在8枚の存在が確認されています。PR62の本コインは、グレード的には8枚中6番目と下位の方ですが、それでも3億円以上の価格が付いており、いかに1804 S$1が価値あるコインなのかを証明しています。