【企画】KENファンミーティングに関して振り返る

スマブラのプロゲーマー、SBI|KENのファンミーティングイベントの企画をやってました。備忘録的にも色々書き残すぞ。登場人物からは何も許可取ってないから仮称ね。
つっても全部書くと面倒だし書ききれないので、自分が企画側の人間として何を大事にして、どう進めてきたかに絞って書き残します。

立ち上げ

元々、ファン主導で特定スマブラプレイヤーのファンが本人を招いてオフ会をするというのは既に行われていました。それで、KENさんが心剣宅の配信で「ファンが企画する分には参加しても良いかも」という旨を発言していました。それが主催の心に火をつけた、らしい。

最初の企画

最初に主催陣が画策していたのは、2023年の3月にやりたいという話です。奴が関東を離れる前に…という意図だったんでしたが、進めていたのが2月の後半くらいで、そんなもん出来るわけねえだろと再始動をしました。というかさせました。そもそも企画に携わっている人も少なかったし会場も取れていなかったしで無理っすねはい。本格的にRameが手を出すのはここからです。

日程確保

イベントごとをやるうえで最もネックになるのは何か。そう(?)、日程と金です。金に関しては、あんまりデカいことをするわけじゃないので問題ありませんでしたが(高くても十数万あればファンミ開催は出来ると見積もれる)、日程の確保はちょっと面倒です。KENさんの大会予定、会場の確保をクリアしたうえで土日に設定する必要があります。そこで、段階に分けて日程を決めていきました。

一次日程確保

会場の予約は大体3か月前ですが、ホールなどを借りると6か月前にもなります。デカいと1年とか。3か月前なんて全然大会の予定なんてほとんど分からないので、日程の確定なんて無理…なんですが、キャンセルを利用しました。
まずKENさんには月レベルの時期の相談をして、大体どの時期でファンミの開催をするか打診する。そして、その時点で忙しいと分かる時期は避けたうえで会場探しと仮の日程を抑えるわけです。結婚式など先の予定でも分かっているものがあれば教えてほしかったしね。今回でいえば、最初は8月下旬を考えていましたが、KENさんとの相談の中で9月上旬に日程が切り替わりました。この時点で、9/2または9/3に日程をある程度絞って会場探し、予約などをし始めていました。

二次日程確保

まあそう上手くいかないのが世の常。マエスマTOPの日程が公開され、9/2,3開催は頓挫しました。しかしそこのケアをするのが今回のやり方。あらかじめ仮の日程を抑えておき、大会日程が分かったら少しだけずらし、9/9での開催とここで決められました。9/2付近でPioを予約していましたが、普通にキャンセルです。全額返金システムで良かった~。

会場の確保に関して

最初はスマパの会場(名前が長い。ググれ。)にしようとしてました。何たってタダだからな!しかし落選。仕方がないので9月に空いてる施設を探しまくり、一応Pioを抑えることは出来ました。他にはBuzzの施設とかも候補でしたね。スマブラ大会の会場を色々調べるのが主。
ところで、オフイベをやるにあたって必要な設備は、プロジェクターまたは大画面、音響、フリー台用のディスプレイです。このうちディスプレイだけは会場に無くても良く、最悪どこかで探せばいいかなとは思ってました。ぶっちゃけディスプレイが最初から備え付けてある会場は高いねん(あたりまえ体操)。
で、最終的には結局9/9にやろうとなった後で市ヶ谷のフリースペースになりました。ディスプレイは厚スマ様から借りられるよう有識者が交渉してくれました。業者使うと1台数千円とかするからかなりデカい。

企画

メイン企画の決定

最初にやったのはメインの企画作りです。すなわち全員バトルとクイズとマリメ対抗戦。もちろん最初の解像度は低く、まだ形式も時間配分も何も決まっていませんでした。マリカをやろうみたいな話になったりとかフリーの時間たっぷり設けようみたいな話になったり。
大事なのは企画の屋台骨が出来ることで、「どんなファンミにしたいか」を主題に決めていきました。そこが無いと会場選びなんてことも出来ないしね。というわけで、会場を探す頃合いでほぼほぼ形になっている必要がありました。

スケジューリング

Rameがちょっと大事にしていることです。やりたいことを決めて、本番の日程が決まったら、それまでに決めなきゃいけないこと、どう決めていくかをスケジューリングする。仕事と同じやね。といっても何を決めればいいかも分からないので、最初は解像度を低く。マリメについてはこの時期に決めたいね~とか、鯖に告知するのはこの時期がいいからそれまでにはこれ決めなきゃね~とか、KENの予定との兼ね合いを考えるとこの時期からじゃないとこれは決められないよね~とか。
このスケジュールが決まると、「次の打ち合わせでこれ話し合わないとまずい!」と焦ることができます。この、焦ることができるっていうのがプロジェクトを進めるうえでとても大切で、直前にバタバタしないように先に見通しを立てなければなりません。2~3月の段階で主催二人にはその辺りをよく言い聞かせていました。怖いね。

企画の詳細決め

で、何やるかがおおまかに決まったら中身を決めていきますと。重要視したのは、企画をやるうえで外部とのやりとりが必要なもの、金が絡むものがないかどうかです。これらは一人が気合で進めてもどうにもならないので、先に洗い出さなければなりません。
で、洗い出すためにはある程度の解像度まで中身を詰める必要があります。その作業とか打ち合わせは時期も見ながら進めていました。特に、KENさんにはそこそこやってもらわなければいけない事があるので、その交渉もしないといけないと思いました。結果的には一言で快諾してくれたけど。

特にここで大事なのが人の動き、モノの動きです。だれがどのタイミングでどう使うのか、どんな物品をどのタイミングでどう使うのか。ここの解像度を当日までに練り上げて資料化して、もはや無関係者が見ても進行できそうなくらい段取りを決めておくのが大事。段取りよ段取り。

全体の流れを可視化する

企画の詳細を決めていくとどういう部分でどんな人員が必要かが見えてきます。で、当日の全員のタイムスケジュールを立てさせました。何か新しいことを決めたとかではないですが、既に決まっていることをタイムテーブルに書き出してアウトプットしてみるわけです。手間はかかりますが、これをすると想定している当日の動きで無理のある箇所は無いか、決めなきゃいけない漏れはないかがグッと見やすくなります。また、だれがどんな動きをするか一目で分かるので、当日に想定外の事が起きても各人が最善の動きをとれます。アクシデントがあるたびに主催を探して問いただす…とかアホらしくてやってられん。

当日の動き

あらかじめ決めておいた通りに動くだけ。ある程度のアクシデントは当然予め想定しておき、起こらないような工夫は施しておく。それでも何か起こってしまったら、代替手段としてどこまで出来るかを素早く考えること。
例えば今回フリー用のディスプレイがイベント直前まで届かないというアクシデントがありましたが、最悪スクリーンに映すメイン台だけなら使えるからそれで進行しようかとか頭の中で考えてました。何かやばいと思ったときにすぐに関係者集めて対応方法を考えるとか、〇〇時までに来なかったらこうしようみたいな方針を話し合うのが真の正解なんだろうけどそこまで動けんかったな~。

総括

今回のファンミにおいて、クイズや進行役や内見など色々役目はありましたが、企画のこういったディレクションこそが最重要の役目だと思ってきました。つまり当日やったことなんてカスみたいなもんです。カスは言い過ぎか?自分のディレクション目線でいえば、前日までに段取りはしっかりしていたと思いますし、その時点で8割は成功みたいなもんです。あとは参加者の反応次第といったところですが、そこも満点でしょう。

反省点もそこそこありますが、…ま、ええやろ

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