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Raiders: Garoppoloの出場停止処分と財務的影響、チーム人事の関係等に関する感想

  • 現地2月16日、Garoppoloの出場停止処分が報じられた。2023年度の体制変更以降、Garoppoloのリリースを肯定する材料は断続的にみられたが、出場停止処分に伴ってデッドマネーの削減が見込まれており、これによってリリースはほぼ確実なものとなっただろう。

  • Garoppoloには3月17日にロースターボーナスが発生するため、リリースはそれより前になるとみられる。Top51やリーガルタンパリング等市場日程を勘案すれば遅くとも3月初旬、早ければ2月中のリリースとなるだろう。

  • 出場停止処分は、当初想定されていたリリースに伴うデッドマネーについて約10Mの削減につながるとみられ、人員削減の観点では好材料といえる。他方で補強の点ではその財務的貢献は、リリースのスキームや投資計画次第であり、現時点では未知数というほかない。

  • 2024NFLドラフトでトレードアップによるQB上位指名の機運が高まっており、実現すれば向こう3年は1巡指名権を失う可能性がある。これを織り込んで、耐用年数の長いプレミアムポジションの補強をFAにおける投資計画の中心とする等の場合には、その選択肢を広げるという面で本デッドマネーの削減が寄与すると思われる。

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