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【Fab】は?これHERO?Kavdaenって誰よ?

HP1でも再録されているKavdaen, Trader of Skins
まず、読めない。読み方はカヴデン、トレーダーオブスキン。
そんなHERO知らないという方や、UPF用だろ?とナメられる
ハズレカードの代名詞のようなHERO
実はこいつ、Blitzでも結構戦えるんです。
そのうえ、超がつくほどの格安構成で組める初心者にオススメなコイツ。
Armory優勝した実績もあるので(参加者3名で1回不戦勝だった為)
Kavdaenの第一人者となるべく、その戦い方を紹介していこう。


もう、ガッカリカードとは呼ばせない!

KavdaenのHERO能力について

UPF(多人数戦)用の能力?

3コストを支払うと、
ライフがいずれかのHEROより多いやつはライフ-1
そして銅貨トークンを得る、少ないやつはライフ+1を得る。
と、至って簡単な能力かつ、いかにも多人数戦のバランサーとなる
あまりにもモブな能力なのである。

Blitz戦においての活用方法

しかし、これがBlitz戦において
ボディーブローのように地味に効いてくるのだ。
Blitz戦だと対面の相手が1人しかいないので、
防御不可の1点が必ず通り、自分のライフが1回復する。
銅貨トークンは相手に渡ってしまうが、使用コストが重く
あまり積極的に有効利用できないので、問題なし。

重要なのはライフ差

相手とのライフ差が1の状態に能力使用するとする。
(相手20でこちら19の場合相手のライフが1減るだけ)
おまけに、銅貨トークンもプレゼントしてしまう。
あまり恩恵がないのである。

しかし、相手とのライフ差が3ある状態に使用すると
(相手が20でこちらが18の場合)
相手が19になりこちらも19となるので銅貨トークンはプレゼントするもののこちらが1ライフ分得するのである。

構築経緯

ほぼ内容はコモンやレアを中心に構成してある。
というのも、構築した最初のコンセプトとしては勝つことよりも
死なないけど、防御の基本や攻め時を学べる初心者用教材として
なんとなく余ったカードで組んでみたからである。
しかし、使ってみると非常に楽しいれっきとしたHEROなので
名前だけでも覚えてほしい。

基本となる回し方の注意

前提条件として、前述した能力を最大限活かすために
自分のライフを相手のライフ−1の状態での後手スタート
というのが一番理想の形となる。
続いてデッキリストを見ていこう。

採用カード解説

0コストの優秀な攻撃カード

まず、0コスD4点のカードたちは防御しにくいので優秀

絵柄が人気の有用コモン

トップバッターはこいつ。
相手よりライフが低ければGo again(再行動)
唯一の欠点は防御値が2だが効果を考えると十分すぎる。
手札に2枚なんてあった日にはあわせて8点飛んでいく
相手よりライフが低いだけで激強になるヤバいカード。

掠め取りっていうかどっちかっていうと目盗みって感じ

お次のこいつも、防御しにくいD4点で攻撃がヒットすると1枚ドロー。
相手からしたら防御したくなるよねーっていう代表カード。
0コストだし、雑に使ってもめちゃ強い。
特に強いのが足装備のSnapdragon Scalersとの合わせ技。

コモンなのに震えるほど強い足装備

1コスト以下の攻撃アクションカードにGo Againが付けられるやばいやつ。
Snatchがヒットしてドローできればリソースとして使用し
ヒットしなくても相手の手札を減らせるので次のターンの攻撃を弱体化できる。

Enlightened Strike(通称ES)

このデッキの唯一の高額カードとなる1枚。
しかし、この1枚で戦況がかなり左右されるので入手したほうがよい。
(無くてもいいかもだけど、代替性能が無いのでやむなし)
デッキの8割がこのカードの価格で構成されているメインディッシュ。

仕込みカードたち

このデッキでは、色々なギミックを搭載している。
その仕込みカードたちを紹介しよう。

相手にGoldが出ればミッション成功。

防御値4があるので採用している。
そのうえ、Clashをして勝てば自分にGoldが出る。
Goldを交換することにより青1枚で1リソースを生み出し1ドローできる。
相手にGoldが出ても、しまった!と慌てることはない。

条件が揃えば最強のカード

こいつの存在である。
相手よりライフが低い・自分の装備の数が(壊れて)少ないことで
攻撃力+3overpower(攻撃アクションカードが手札から1枚までしか使用できない)を獲得するのでD8のoverpowerになるのだ。
詰めのタイミングで活躍すること間違いなし!
そのうえ、ヒットするとAgility/Might/Vigor(再行動/D+1/リソース1)の
各種トークンがもらえるので次の自分のターンでも優位性があがるのである。
勿論、赤青2枚づつ採用している。

レアにしておくにはもったいない頼もしい一枚

頼れる味方Fyendal's Fighting Spirit。
基礎ダメージでD7あり、相手よりライフが低ければ
攻撃に使用しても防御しても1ライフ回復する。
なので、3点の攻撃に対して防御に使った時点で自分のライフが1でも低ければ1ライフ回復したうえで防御値2なのでライフは減らないことになる。
(しかし、相手の攻撃に対してヒット時効果がある場合は発動するので注意が必要だ)
こちらも赤青2枚づつ採用している。

肉を切らせて骨を断つモヒカン

相手よりライフが低ければ…シリーズのやべえカード。
攻撃力+1じゃんって思うかもしれないが、基礎がD7もあるのである。
素打ちでD8になるのである。
Blitz戦でのライフは20前後、これ一枚で約半分のライフを刈り取ろうとしているのだ。防がない訳にはいかないだろう。
そんな圧をかけられる激やばカードなのである。
青ですら基礎値D5なので、D6の攻撃となるので後半戦でも活躍が見込める
赤青2枚づつ採用。

CnCの下位互換とは言わせねぇ!

三種の神器の筆頭とも言われるCommand and Conquer(通称CnC)
本来はこちらを採用する予定だったが、予算を絞るべく
代用として採用したが、思わぬ取り回しの良さに改めて感動。
下位CnCと名高いこちらのカードだが、レアと思わせない高性能っぷり。
まず、Defensereaction(防御反応)カードを使わせないようにできる。
そして攻撃がヒットすればアーセナル(武器庫)にDefensereaction(防御反応)があれば破壊、そうでなければ公開される。
ほぼCnCを踏襲している。アーセナルが分かれば対応もしやすいという
動きの幅が出せるのである。
唯一の欠点としては防御値が2であること。
しかし、攻撃においての有用性は唯一無二である。こちらも赤2枚採用。

見るだけでもおぞましいトゲトゲ

本当の恐怖はここからだ!と言わんばかりの凶悪カード。
こいつは本当に強い。
防御やピッチ等で1枚見せておけば、浮いた2リソースと手札の1枚
をみただけで相手が警戒してくれるすごいやつ。
それもそのはず、攻撃カードに合わせれば2コストでD値が+4されるだけでなく、ヒットすると相手の手札を1枚除外できる。
上記、Wreck Havocと合わせて使えばD10で1枚手札を捨てさせるという
ライフも削れるかつ、相手のプランを崩せるすごいやつである。
当たると痛そうな見た目だし、当然、赤2枚採用
(サイドに青もあるのでお好みで)

ピッチに使うカードたち

基本的には青カードはすべてピッチ要因だが、
特筆が必要なカードが1枚あるのでそちらだけ取り上げて紹介しよう
その他の青カードは雑に攻撃に使うなり、武器を振るなりして使っていこう。

絵は完全に四面楚歌

3コストD4と普通に使うと微妙な1枚だが、主な用途はただ一つ。
真価は最終局面に現われる。
カヴデンというHEROはHERO能力の性質上、結構延命できる。
そのため、しっかり防御されると決定打が決めきれずに
ライブラリアウト(山札切れ)まで戦うことになる。
そこまで付き合ってくれた相手にただただやられる訳にはいかない。
そんな時のこのカード、”山札にカードがなければ”という条件だけクリアすれば、D8の攻撃となるのである。
そんな状況まで持ち越せたら、きっと相手のライフはあと数点。
最後の一刺しとなる。(これで決められない試合は負けである)

防御やサポートに使うカードたち

前述したBlockカード(Test of Strength)以外のカードたちを紹介しよう。

テキストに書いてあるのは具現化系の能力者

防御値4のDefense reaction(防御反応)だが、
手札が真っ赤っ赤で動けない時などに
単純に手札を戻してお祈りドローをするのもよいがそれだけではない。
先に紹介したBlockカード(Test of Strength)を使用していれば
Clashの効果により、山札がすでに分かっているのでそれをうまく活用したりとタイミングでは本来の真価を引き出すことができるので
使用のタイミングは十分に見極めるべし!
単純に高い打点を防ぐよりも、オンヒット(付加)効果のついた攻撃やDominate(圧倒)・overpowerに備えてアーセナルに事前に置いておいたりといった活用を心がけよう。

見えないものを見ようとして

こちらも防御値4のDefense reaction(防御反応)として採用。
加えて、前述したClashで見るだけの疑似Optではなく、
使用した際に山札を1枚見て上か下に置きなおせる能力があるので
Snachのオンヒット時やEnlightened Strikeの1枚手札に引くモードを選択した際にどのような手札を引くか事前に見れてしまうのである。
まさに運命を予見できるのだ。あなた死ぬわよ

略してアンムー(と勝手に命名してる)

アーセナルに置く運用限定であれば、青で防御値+1になるので6点防げるが、手札から使うことも考えると抜けにくい防御値6の黄色を採用。
先行で初手に手札に来てしまった場合は2リソースとして武器を振ろう。
後半のコイツの実力は折り紙付きである。
うわ、アンムーかよ!ってなること間違いなし。

テキスト短い選手権上位

インスタントで3点回復です。最終盤面近くの宣言は、効果抜群。
手札に引いたらすぐに使うな!
1点でもライフが残れば死にはしないので、なるべく使わずに、
インスタントカードなのでアーセナルに置いて、相手にDefense reactionもしくは凶悪トゲトゲPummelくんだと思わせられればさらにお得。
ピンチの時にはライフの回復ではなく交換対象として使用できる。

優秀な装備カードたち

カードが変わる魔法のカード

今は使いたくない赤のカードが手札にありませんか?
そんなときにはこのカード。山札に戻せばあら不思議!3リソースが手に入る!さあ、魔法の力をご覧あれ!これ、コモンのカードだぜ?
デッキに採用されてるカードの多くが3リソース必要なD7の打点を持っている。ということはこの胴を壊せば1枚とトレードオフをすることで
いつでも3リソース手に入るのだ。
カードが1枚しかなくても武器が振れるので、縁の下の力持ちである。

最初石像だと思ってたカード

オラつきたいときに使うこのカード。
+1されたWounded Bullを使う前に使えば10点
序盤に使うといい感じ圧がかかるので超オススメ
終盤戦まで残っていれば、Wreck HavocでDefense reaction(防御反応)を
封じた攻撃でD8となり、防御しにくいこと間違いなし!
更にトゲトゲPummelアタックでD12に加えてヒットすれば
手札も一枚捨てさせるという凶悪アタックに早変わり。
世紀末感満載で汚物は消毒してやりましょう。

商人が被るべき帽子ナンバーワン

最後の紹介となる装備はこちらの帽子。
手札を好きな数山札に戻して戻した数を引きなおす。
インスタントカードなので、手札事故でどうにもならないときや
防御の際に防御値が足りない時や攻撃時のリソース不足、
眠気が来た時の気分転換など、様々な場面で活躍できる。

全カード唯一の汎用武器

そして、名前はFabプレイヤーなら誰でも知っているだろう
あのツールと同じ名前のタリシャーである。
ターンに1度2リソース4点という防御しにくい攻撃を繰り出せる武器。
しかし、3回使用するとぶち壊れるというなんとも諸刃の剣な武器。
使用方法は手札が青1枚でどうしようもない時や、後半戦に山札に青ばっかりになってきた時などに使用する。
相手のライフが高い時にHERO能力を使用した後に武器を振ると1ターンに5点+1点回復という展開を最低3回は繰り返せるので、後半3点回復出来るというのはかなり強い。

立ち回りなど

主な動き方として

基本的には採用カード解説に記載した使用法で
使用していきますが、攻められるときは攻めてOKですが
自分より相手のライフが低い状態を保ち続けると
火力も手数も出せないので、すぐやられます。
なので、できる限り受けるターンと攻めるターンのライフバランスを
自分のライフを相手より1もしくは2低い状態を維持していくことを念頭にプレイを進めていくことが鍵となります。
先手の場合は高打点を与えるか、Scar for a Scarなどがある場合は
アーセナルに置くに留めて次に備えてターンエンドしよう。

HERO能力を駆使すべし

3ライフ差なんてへっちゃら!
とは言えないが、手札がある状態の3ライフ差はほかのHEROと比べて
ライフ差がないと言っても過言ではありません。
なぜなら能力を1度使えばライフ差は1まで縮まるからです。
6点だと2回使えば2ライフ差まで縮まるので
逆転のチャンスはいつでも十分にあるのです。
なおかつ、HERO能力にはGo again(再行動)がついているので
更に手札があれば攻撃できるので、相手にプレッシャーをかけていけます。

魔法攻撃だって大丈夫

デッキに豊富に採用されている青は飛んでくるアーケンダメージも
防御リソースになる為、全然戦えるんです!

数万円かけているデッキにほぼレアとコモンで追い詰めていく姿を見ると
今まで捨てていたカヴデンくんをかき集めて一大ムーヴメントを起こそうと躍起になる人があとを絶たないこと間違いないでしょう。

でも、弱点があります

ここまで、こんなにすげえんだぞ!っていうプレゼンをしてきましたが、
黙っていたことがあります。
それは、防御しない手数の多いHEROにめっぽう弱いのです。
例えばコントロールダッシュやイリュージョニストなど、
1点回復したからなんだ?っていう職に対しては
巧みな話術を繰り出すことで相手を恐怖や戦況を扇動することで、
その後、自分がジャンピング土下座をすることになるでしょう。

しかしながら低コストでここまで遊べるHEROは
他には少ないことでしょう。
キモいのは見た目だけなので、是非ともこの機会に
遊んでみてはいかがでしょうか。

自称日本一(世界一)のKavdaen研究家だと勝手に思っているので
我こそはと異論のある方は是非連絡下さい。一緒に研究しましょう笑

そのうち、僕以外のKavdaenガチ勢のデッキも見れることを楽しみに
今回はこの辺でおしまいです。
ありがとうございました。

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画像などは© Legend Story Studios の規約に基づき使用しています。


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