見出し画像

ご馳走と花束

たいせつな友人たちからいただいた花。
奢るのも奢られるのもあまり上手ではない。けれど、ひと月ほど前に、久しぶりにその友人夫婦とゆっくり4人でとっておきの場所に食事に出かけ、「おいしいね」と言いながら子どもたちのこと、村での生活のこと、たくさんの話をしていたら、いつも親切におおらかに笑顔で私たちを受け入れてくれてきたことに、無性にと言っていいくらい、何か感謝したい気持ちになった。スマートさとはほど遠いけれど、「ご馳走させて」と言ってみた。お返しなんて期待していなかったけれど、こうして花を眺めるたびに、照れくさいような気持ちがお互いの間を交差したのかな、と思ってうれしくなる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?