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面倒な役こそ

持ち回りの区長を今年は引き受けていましたが、今晩区長会での会計報告に出掛け、後は寄り合いを月曜日に終えたら、引継ぎをするだけ、となりました。この手の仕事はもともと得手とは言えませんが、勝手気ままに生きてきた自分には人生修行だと思って、ともかく一生懸命まめに勤めてみました。すると近所の人生の先輩方の私への接し方が少しずつ(更に)温かいものになってきたような気がします。人に(大袈裟に言えば生存を快く)認めてもらうには、やはり自分が何か振る舞いでもって示す以外にないのだな、とこの歳になってあらためて感じます。しかし、これはこちらの話で、気持ちがあるけれど器用でなかったり遠慮が先に立って伝えられない人の意を汲めるようにもなれたらいいな、と同時に思います。夕方に配りものを終えて目を上げると、空は雨に煙っていましたが、淡い光を湛えて優しい風景でした。


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