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武道館にいないけれど

12/29は毎年恒例のBUCK-TICK武道館公演の日。
私は入院中なのでもちろんそこにはいない。

そもそもチケットを取っていない。取れなかったのではなく、申し込まなかった。決して入院を予想していたわけではないけど、免疫力がもっとも下がる時期だったので今年は行かないでおこうと思っていた。櫻井さんの「大切なお知らせ」のあと、公演内容が変わりチケットが改めて発売されたけど、やっぱり申し込まなかった。

行けばよかったと後悔すると思う。結果的に入院になってしまったので行けなかったってことになるんだけど、行こうと思えば行けるよ。何が何でも行きたければ無理やり退院してでも行くよ。だから、行きたくなかったってことなの。で、そのくせ後悔するという矛盾。

「大切なお知らせ」を読んだのは病院にいるときだった。検査待ちの時だったと思う。何一つ現実感がなく泣いたりもしなかった。
セレモニーは入院予定期間だったので申し込まなかった。病室からWEB献花した。何を書こうか考えたけど何も出てこず、ただ大好きです、とだけ。
今日、武道館の日、また病院にいる。

私自身が今までとだいぶ違う環境にいて、そのせいか現実と距離を取れてしまうというか逃げていられるというか。それでも実感しだしているんだけどね。もう少し逃げていたい。

私は武道館にいないけれど、櫻井さんは今夜も華麗に舞っているかな。

治療がんばります!