見出し画像

BLOOD RECALL拡張の新キャラを見る


0.はじめに

気付けばゲームマーケット2023秋まで1週間を切っている昨今、皆様どうお過ごしだろうか。私は動物園を作ったりスコップで地形を変えて家を建てたりしていました。
 さて、別ゲーを満喫している間にBLODD RECALL拡張の公開されていなかったカード情報が全て公開されていました。なので、発売前にエアプ状態で新カードの感想を書いておこうと思って書いてます。遊んだ後だとエアプ感想書けないからね。

1.機翼の藍 オボツカグラ

本体性能

覚醒前 手札3 自傷1 血継2
自傷効果:オボツの欠片を1枚 or 赤血を2枚 手札に加える
覚醒後 手札3 自傷3 血継2
自傷効果:オボツの欠片を1枚手札に加える。その後、手札からカードを2枚まで選んで血廻に送り、送った分だけドローする。

ブラッドリコールカード白 俯き、かげる一歩【旅路】

血廻5 条件:あなたのターン中
即座に人器を覚醒させる。縦横の状態はそのまま。発動時に覚醒していたら覚醒の代わりにドローする。

ブラッドリコールカード黒 瞬き、黄金の夏【機翼】

血廻6 条件:血戦フェイズ開始時
[攻撃]+X。Xは自分の場にあるオボツの欠片の数×2。

総評

 オボツの欠片(下記画像)を運用できる唯一の人器。基本的には自傷しつつオボツの欠片を溜めていく感じになりそう。ちなみに、オボツの欠片がブラッドカードを生むのはターン開始時なので、手札に加えたターンは攻撃1の斬撃と同じという点は注意。

引用元:https://thyella-games.com/blood-recall/saigonouta

 覚醒後は手札に加えることができるのがオボツの欠片のみになり、手札を血廻に送ってその分ドローする圧縮+ルーター能力が手に入る。とはいえ、そのターンだけの出力で見ると、手札2枚を追憶強化できる覚醒シラガネに劣る気がするので、【旅路】を使ってデッキをゴリゴリに圧縮して差別化していくしかなさそう。とはいえ、そのためにブラッドリコールの枠を使うと、最終的な火力が足りなさそうでもどかしい。シラガネは【雷霆】撃ってくるんやぞ…。正直な話、このゲームは決着ターンが早すぎるため、圧縮という行動自体が割と悠長な気がしている。あと【旅路】起動後に無駄に増えていく血廻を活用する手段がないというのも勿体なさそうポイント。
 別のプレイングとして、オボツの欠片を溜めたうえで【機翼】によって火力を出す方針も考えられるが、3~4Tでブラッドリコールによって10点以上出してくるシラガネやニライカナイと比べると、どうしても火力が見劣りしてしまう。必要血廻が少ないという利点も、オボツの欠片がどう頑張っても1ターンに1枚しか増えない以上、火力が出せないため活かしきれない。もっとコスト重くする代わりに、アポイタカラの【星宿】みたいに【継続】って書いてあったら強そう。
 総じて、色々と新ギミックを内蔵しているけれど、出力に不安があるキャラクターな気がする。楽しそうだから握ってはみると思うけど、大会で使うかと言われると使わなさそう。

2.超克の桜 ウスガネヨロイ

本体性能

覚醒前 手札4 自傷3 血継2
自傷効果:斬撃を1枚手札に加える。
覚醒後 手札4 自傷4 血継2
自傷効果:斬撃を2枚手札に加える。

ブラッドリコールカード白 東雲の刀姫【桜花】

血廻8 条件:あなたのターン中
【継続】クリンナップフェイズ開始時に相手のライフに2ダメージ。ターンの最初にプレイする斬アーツカードに1ドローが付く。

ブラッドリコールカード黒 翁付五番立血神楽【超克】

血廻10 条件:血戦フェイズ開始時
ライフが1になるようにダメージを受ける。(受けた分は契告書エリアに送る)[攻撃]+X。Xはこの効果で契告書エリアに送ったブラッドカードの枚数に等しい。

総評

 表面の自傷効果がハチャメチャに弱かったので、裏面になったら強いのかなと思ったらもらえる斬撃の枚数が1枚増えるだけだった。しかも自傷ダメージ1上がってるし…。裏返ったら斬閃とかいう6ダメカードを持ってきて何なら手札が増えるヒヒイロカネを見習ってほしい。
 ちなみに、表面の自傷ダメージが3点のため、自傷のみで覚醒した場合はライフが8点となり、なんと覚醒状態での自傷は1回しかできない。まあ、流石に道中でダメージを食らわないってことはないと思うが、その場合はその場合で相性良くデザインされているであろう【凱旋】効果を発動できていないということになるので何とも…。
 ブラッドリコールカードは継続的な顔面打点+斬アーツにターン1のキャントリップの【桜花】、またはオワタ式自傷による火力上昇の【超克】となっている。
 【桜花】の顔面打点は他に類似が無いので何とも言い難い。相手の大打点に対しても確実に2点を通すことができるのは強いと思いきや、そういう場合ってだいたいリーサル打点だし、【桜花】の顔面打点はクリンナップフェイズ開始時なので、相手の大打点に対して差し込みで逆リーサルといった使い方はできない。その前に死ぬ。また、ダメージ発生がクリンナップフェイズ開始時ということは、【凱旋】の効果起動条件も満たすことはできない。【凱旋】の効果起動条件は血戦フェイズにダメージを与えることなので…。
 一方で【超克】の方はというと、こちらもまた何とも言えない効果をしている。というのも、【雷霆】や【天穹】、【廃滅】のような火力系ブラッドリコールカードは、ゲームが長引くにつれて火力が上がっていく性質を持っているが、【超克】は現在のライフ基準で火力が上がるため、火力が下がることはあっても上がることはない。何なら自傷するたびに火力が下がる。基本的にBLOODRECALLというゲームは自傷でアドを稼いでなんやかんやするゲームのはずなのに、一人だけ自傷に対して酷いディスアドを抱えてしまっている。血廻コストも10と重く、想起をあきらめて1ターンに2回強化するにしても、【凱旋】効果などで血廻を稼ぐにしても最速で3ターン目の発動となり、それまでに2回自傷している前提で考えると13点程度しか出ない。さらに言えば、撃って仕留められなかったらライフ1、持ち越しのブラッドカード無しの状態で次のターン戦わないといけないため、まあ普通に死ぬだろう。相手はブラッドカードが潤沢にあるわけだし。せめてこの自傷分のブラッドカードが契告書エリアではなくブラッドプールに送られていれば、次のターンにリコール/葬送の黒を2枚リコールするとかで分割リーサルも視野に入れられそうなんだけどな…。
 あと、自傷が3なので、初手で超克の桜を想起するためには手札4枚中赤血が3枚必要なんだけど、確率的には40%以下である。これは自傷4のヒヒイロカネが手札3枚中赤血2枚で超克の桜を想起できる確率50%より低い。悲しい。

3.血戦剣術【桜流し】って結局なんなの?

 さて、新キャラについて長々書いたわけだが、それとは別に気になることがある。こいつである。

画像引用元https://thyella-games.com/blood-recall/saigonouta

 今までてっきり超克の桜の裏面自傷効果で手に入るカードだと思っていたのだけれど、蓋を開けてみたらそんなことはなかった。カード左上に書かれている継承強化1というテキストと、妙に血廻が余る環境になっていることから考えると、血廻を消費して斬撃あるいは赤血を強化して入手とかそんな感じではと予想しておこう。どうせ今週末には答えがでるわけだが。

4.おわりに

 というわけで、BLODD RECALLの拡張新カード情報を見て、脳から直接出力した文章は以上である。完全にエアプ発言だし、そこまで対面想定で考えたりはしてないのであまり真に受けすぎないようにお願いしたい。数戦回してみて掌くるっくるしてる可能性も大いにあるため。
 BLODD RECALL拡張 最期ノ詩は12/9(土)、10(日)で開催のゲームマーケット2023秋にて、シエラゲームズさんのブースにて頒布予定である。ゲームマーケットに行かれる方は、是非ともシエラゲームズさんのブースに寄って血廻想起者になりましょう。(ちなみにブース番号は固定ツイートにも書いてなかったのでゲムマのHPとかで検索してくれ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?