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チャンスを掴む人が【使わない言葉】5つ

今回は、読んだ本からのアウトプットです。

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何度か読んで、心に残るところがあります。
その中から一つ。

すぐに明日から意識できる、自分を願う姿に近づけていける話だなあと感じたのでまとめてみます。

言葉の話です。

【言葉が思考をつくっている】

わたしの知人にとっても優秀なサラリーマンがいます。5ヶ国語を操り、いつも冷静、仕事は着実です。ただ、人望がない、、、

なぜかというと、「ミスターネガティブ」と言われているほど、ネガティブなことを言う人なのです。

確かにと思う説得力のあるネガティブ主張。
聞いていると、「うまくいく」と思っていたことも暗雲立ち込めてくるように感じます。話せば話すほど、暗い気持ちになってしまう。

人が徐々によってこなくなってしまいました。

きっと、素晴らしい分析力があり、論理思考が得意で優秀な頭脳を持っているはずなのに、それを伝える言葉がネガティブすぎるのが原因だと思います。

言葉がついていないものは、概念として存在せず、理解されないものです。

例えばこの本では「雪」をめぐる表現について例示されています。

雪国ではない地域で生まれ育った人にとっては、雪は「雪」という表現のみです。「雨」とはちがう、「霰(あられ)」や「雹(ひょう)」とも違うものとして、区分する「雪」という言葉。

でも、雪国にいくと、「粉雪(こなゆき)」「ボタ雪」をはじめ、北海道では、なんと100種類以上の言い方があるそうです。

「回雪」「乾雪」「はだれ雪」「風花」「ねはん雪」などなど、本当にいろいろ。言葉がないものは理解できませんね。共通の概念の共有をする道具が「言葉」である以上、双方が理解できる「言葉」でないと、思考ができません。

つまり、思考は、知っている言葉の範囲でしか行われていないということになりますね。

【思考を変えるのはなかなか大変💦】

いつも心配してネガティブに考えてしまう自分がいたとします。

「もう少し、楽観的に生きよう」

と決心しても、意識の力だけで思考変容を起こすことはなかなか難しいです。一時的にどうにか頑張れても、徐々に元に戻ってしまいます。

思考を思考で変えるのは難しい。

そこで有効なのが、「使う言葉」を変えることで、思考変容を起こすことです。言葉は「思考」に比べて、意識しやすい。音や文字となって可視化したり可聴化したりすることができます。形のない「思考」に比べて、圧倒的に、自分自身で客観的にチェックしやすいです。

【チャンスをつかむ人の特徴】

チャンスをつかむ人とつかめない人。
何がちがうのだろうと考えてみました。

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①明解

チャンスをつかむ人は、まず、普段から自分の思考を明解にしているのを感じます。自分が何をしたいのか。何に興味があるのか。それはなぜなのか。

だからチャンス!がきたときに、「乗る」か「乗らない」かを瞬時に判断しやすいのです。

「チャンスの女神は前髪しかない」という言葉もありますが、チャンスは突然くる。というか、考えてつかむ準備をしていないと、見逃してしまって、来たことにも気づかずにスルーしてしまうかもしれませんね。

②行動主義

やる前にいろいろ考えると、不透明なこと、やらない方がいいのではないかと感じるリスクなどに思い至ります。だから挑戦できなくなる。

チャンスをつかむ人は、普段から「ちょこっと挑戦」を頻繁にやっているように思います。

気がつくと、「え?いつの間に??」という成果を出したりする人ですが、急に出ているわけではなく、小さなトライを常に行っている人なのだと思うのです。

行動してみないとわからない。考えていてもわかることなんてしれている。やってみよう!という人ですね。失敗しても大怪我をしない程度、笑い話のネタになる程度の範囲で、体験を積もうとする人です。

③いつも”自分ごと”

知識を入れて満足しない人です。
知ったら、その知識を使ってみたくなる人。

自分に合うかどうか、自分が「やれる」かどうか、自分ならどうかを考えて実証してみようとする人ですね。

他人の経験談を聞いても、いつも自分ごと。
自分ならその判断ができるか、そう考えるか、自分なら、自分なら、、、と考える意識がくせになっている人だなあと思います。

では、こんな特徴をもった「チャンスをつかむ人」が、使わない言葉とはどんな言葉なのか。上記の本ではこんな5つが書かれていました。印象的だったので引用させていただきます(出典「一億円会話術」岡崎かつひろ著)

【チャンスをつかむ人が”使わない”言葉5つ】

① 参考になりました

「参考になったなあ」と感動して言っていることもあるのですが、この本によると、「参考程度です」という後ろ向きな言葉にもなりうることを指摘しています。

「早速、やります!」などならいいのでしょうね。参考になった、、、それで?どうする?というところがなくては、ただの勉強好きな人で終わってしまいます。

②でも、だって、だけど、どうせ

人と話し合うときにこの言葉が多く出てくる人は、会話が進まないのではないでしょうか。

そしてだんだん暗い、落ち込んだ、自分はダメだと思うような気持ちになってくるのでは?

そして、この言葉は自分の頭の中で考えるとき(=思考)にも悪影響を及ぼすと思います。できない理由を探すことに脳を使ってしまう言葉です。挑戦する、チャンスに乗ってみるということとは逆行する思考を呼び寄せる言葉だなあと感じます。

③いつか

著者が指摘ているように、

【人と話をして別れるとき、「またいつか会いましょう」「都合が合えば会いましょう」などという人がいます。これではチャンスは掴めません。】

狙ってウヤムヤにしようとしているとき以外で、「いつか」という言葉を使う時は、自分の中でも曖昧(あいまい)な思考のときですね。この場を最後に本件終了、カットアウトしたいときには「いつか」は有効に働きます。ほぼ「次はない」と認識した方がいいですね。

また是非この続きを!
今回のご縁を次に繋げたい!

というときには「いつか」は使わない方が良さそうです。

【あいまいな言葉からは、あいまいな結果しか生み出さないのです。】

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④できない

【人間には無限の可能性があります。そしてあなたは人間です。
つまりあなたには無限の可能性があるわけです。
ですから、いまできないことも、やれば必ずできるようになります。できないからやらないのではなく、やらないからできないんです。】

仕事でも、ゴルフでも、「できない」というと、脳がそのように認識します。自分はこれが「できない」のである、了解、以上、終了!となってしまうんですね。

「難しい」という言葉も同じように働きます。

算数が苦手な小学生のコーチングをした際、「むずかしい」という言葉が口癖になっていることに気がつきました。

「むずかしい」という言葉の代わりに「やり方がわからない」などに変えていくと、脳も「やり方をわかるように情報整理する」方向に動き出します。

⑤がんばります

【あなたが飛行機の旅をするとします。そして機長に言います。
「この飛行機は沖縄に行きますか?」
すると機長はこのように答えました。
「がんばります!」
いや、がんばらなくていいから沖縄に行ってくれ!と思いませんか?】

その通りですね。がんばるかどうかは聞いてないw

【「がんばります」と答えているときには、「もしかしたらできないかもしれませんけどね」という意味を含んでいます。】

「がんばる」には形がないんですね。
「やる」か「やらない」かわからない。
「達成するまでやる」のか「達成できなくても終了する」のかわからない。
1日に何時間、何をやるのかも全然、わからない。

あいまいで、ちょっと「ダメかもしれない」ことを自分で自分に容認する言葉ですね。

この言葉をつかうと、そこから先の思考も、「ダメかもしれない」含みのものになってしまいます。

【言葉を変えれば思考が変わる】

著者があげていた【マイナス言葉】(引用)を使わない、というのは本当に重要だと思います。

コーチングでも、コーチは「使う言葉」にかなり神経を使っています。
判断、評価を排除すること、
ネガティブな言葉、あいまいな言葉に注意することなどです。

皆さんは、上記5つのワード、普段つかっていないでしょうか。
他にも、自分の口癖があるとしたら何ですか?

自分の思考のくせがあるとしたら、よく使う言葉に引っ張られていることが多いです。逆にいくと、その口癖を手放すことによって、思考のくせも変わってきます。

ちょっと悩むと同じところでグジグジと考えが回ってしまうだけで、解決できない!と感じるような時は、思考の癖が悪影響を及ぼしているとき。きっと何らかの「ネガティブワード」「マイナス言葉」が作用していると思います。

それを変えると、思考も変わります!

ライン紺

大澤 弘子 
日テレHR代表/企業の人材育成を支援しています。
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なかなかの男性社会で30年働いてきたテレビマンが、コーチングやカウンセリングで「自分らしく生きる」を支援中。限定少数しか出来ませんが小学生からシニアまで。