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【菊太楼の会】

落語であなたの人生をナビゲート!おとうふメンタル〇ら落語コンシェルジュ®相山・美奈:子:です。

2月13日、お江戸両国亭にて古今亭菊太楼師匠の独演会。
「鰍沢」と「湯屋番」のネタだしがあったので駆け付けました。
じっくり聴く噺と、明るくて楽しい噺の二本立て。

★菊一 「道灌」
声が聴きやすく、通りやすい。口調も滑らか。余計なことをせずに、まっすぐな感じが好感を持てる。


★菊太楼  「湯屋番」
若旦那がいいね!
すらっとして 明るくて 楽しくて 
あっちこっち迷惑かけてる罪悪感ゼロ(笑)
やっぱり若旦那はこうでないと。

★菊太楼 「鰍沢」
くすぐりもほぼなくて、やりがいはあるけど難しい噺だと思う。
でも吹雪の勢いや、芯からの冷めたさ、お熊の暮らしぶりが目に浮かぶ。
それは演者の力量。

旅人を泊めるだけだったのに
大金を見た時からお熊の気持ちが変わってしまう。
いいことじゃないが、わからなくもない。

サゲのお材木 (お題目)で助かったはいいが、

亭主を失い、人里離れた山奥で
彼女はこれからいったいどうやって
どんな気持ちで暮らすのだろうか。

落語はその噺を聴いた年や、聴いた当人の状況でどう感じるか違ってきます。
気持ちを旅人やお熊や亭主、立場が違えば景色も変わります。

だから同じ噺も何度も聞かれることをお薦めします。
落語はそれだけ懐の深いものなのです。

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