【ふたりらくご 立川談吉 ・天災】
落語であなたの人生をナビゲート!おとうふメンタル〇ら落語コンシェルジュ®相山・美奈:子:です。
渋谷らくごでふたりらくご(今回は配信)
★立川談吉 天災
★立川談修 心眼
昨日談修師匠を書いたから、今日は談吉さん。
プライベートな時間でも、自分の気持ちと周囲の空気を読んで行動する談吉さん。日常の出来事から自分の判断が間違ってしまうのまくらから天災へ。
談吉さんがソフトなので登場人物もソフト。だが妙におかしい。紅羅棒の問いに「なんで?」と疑問を口にする八公が、仮の話ですというとあっさりと「いいよ!」の素直さがいい。紅羅棒も何で?と言われて答えられない。お互いこんなの考えの奴に初めて出会ったんだ。互いに「なんで?」を思いつつ話を進めていく。だんだん紅羅棒にとってのあたりまえがおかしくなっていく。
いい話を聞いて気分がよくなって、すぐ誰かに試してみたいのは落語国の定説。わかっていないのに、思い込みとが混ぜ合って摩訶不思議な話になる。おお!と驚く言い換えを聴かせてくれて、リズムがいいので心地いい。神学だの先生だの八公は最初っから信用していない。ここに長屋に生きる庶民の強さがある。聴いていて爽やかな気持ちになる落語家さん。
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