マガジンのカバー画像

近くで見つける楽園。マイクロツーリズム的再発見

58
国外移動が依然ままならない中、身近な楽園を見直したい。近くにある、海外旅行なみの楽しい体験。日本遺産。
運営しているクリエイター

#美術

国宝のそばで浸る温泉・富貴寺大堂と蕗の薹(大分県豊後高田市田染蕗)

 連れ合いからの「GWに大分の石仏や摩崖仏を見たい」という思いつきにはじまり、いろいろと調べあげて宿泊できる宿を探して、たどりついたのが「蕗の薹」さん。大分に4つある国宝のひとつ=富貴寺大堂のすぐ横で、富貴寺が営む温泉宿。奇跡的に2日の夜だけが空いていたので、午前半休にして夕方に大分空港へとたどり着きました。空港から豊後高田へ向かうバス=ノースライナーの16時40分空港発に乗れれば、田染中村の停留所近くにある元宮摩崖仏を見学しながら、お宿の方にここまで迎えに来ていただける予定

日本美術の楽園・京都国立近代美術館コレクション展で都路華香が特集展示中

 2021年12月現在、生誕150年・没後90年ということで、京都画壇の画家=都路華香の特集展示が、京都国立近代美術館のコレクション展で見ることができます。サムネイルに使った埴輪の絵は、全体像は下の写真のような屏風です。 埴輪と埴輪を作る老人と少年を描いた作品なのですが、何とも長閑なほのぼのとした味わいが、都路華香らしい作品です。  友禅描きで生計を立てた父のそばで、幼い頃から絵に親しんだ華香は、9歳で京都画壇の重鎮・幸野楳嶺の画塾に入門しました。楳嶺四天王として知られる菊

上野で盛り上がり中!!ロンドン・ナショナル・ギャラリーの「来てない絵画」

今、初来日の名作群が、上野・国立西洋美術館で話題となっているロンドン・ナショナル・ギャラリー。2015年、あるアーティストの欧州ツアーに同行したときに、ロンドンで空き時間に覗いてきました。こんなに早く日本に来るとは思ってなかったので、一時間半でかなり無理なスケジュールで、近代フランス絵画とターナー、スペイン絵画、ダ・ヴィンチあたりを超駆け足で回りました。 美術館正面から振り向くと、トラファルガー広場ごしのビッグベン。 入口部分から気分が高揚しますね。天窓の天然光の使い方が

事前予約制がNEW NORMAL

いつもチェックさせていたいただいている「ぷらいまり。」さんの今週末の展覧会情報。すっかり、事前予約制が常識に。複雑な気持ちですが、まずは見れる選択肢が残されていることを喜びたいと思います。 添付写真は、ロンドンのナショナル・ギャラリーで見たゴッホ。あ、でも今回の日本での展覧会にはこれは来てないようです。ゴッホはひまわりが来てます。自分の好みです。

+7

横浜の日本建築テーマパーク?三渓園 マイクロツーリズム編

+4

パリとラリックを箱根で感じる。鉄男/鉄子の皆様にもおススメ。マイクロツーリズム編

+8

パリの香りがするガラス工芸作家=ルネ・ラリック