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2021平安神宮HYDEさん奉納ライブレポ

HYDEさんが平安神宮の特設ステージで開催した完全野外の奉納ライブ。
その2日間のレポです。

雨で大幅に短縮された初日は心に残った空模様と舞台の演出を中心に。晴れて完全開催だった2日目はライブ前後の楽しみを中心にご紹介(´Д` )。
セトリは無いですが関連リンクあり。

2021年7月31日 初日

急遽来れなくなった友達が持っていたチケットはリセールし、当日券で臨んだ初日平安神宮。降るわけないでしょの予想を裏切るあいにくの空模様に。

18時半くらいから土砂降りになり時おり雷鳴。雨雲レーダーによると止むのは22時頃の予報。中止も頭をチラつくほどの雨足。開演時間が過ぎてもまだ空席が目立つ。すべての人が傘を閉じて着席しないと始まらないというアナウンスがあり慌てて傘を閉じる。皆も早く閉じて、早く座って…少しでも早く始められますように…。

雨足はまだ強かったけど、赤のライティングが拝殿や左右の楼閣を照らし、一気に神秘的な空気感。つんざく石笛の音が異世界へのスイッチとなり、HYDEさんが中央奥の大極殿からゆっくり真っ直ぐ歩いて登場。

かつぎを頭から纏って平安なお衣装で雅。第一声いつにも増して優しい歌声。まだ雨も降ってるし雲は厚く垂れ込めていたけれど、満天の空の下で始まったんだなぁとジーンとしてしまった。野外ならではの開放的喜び。

シトシトと降り続く雨はHYDEさんをも容赦なく濡らす。かつぎという薄衣を被ってらっしゃるとはいえ確実に雨かかってる。このかつぎ、数曲被ったままだったと記憶。でも2日目は1曲終わったらすぐに外されたので、初日少しは雨避けになってたのだと思うとホッとした。

少し時系列は前後してしまうけど、心に残った好きな曲をここでご紹介。

White songは同時開催中のレントゲンツアーでも小雪舞う森の情景が感じられて楽しい気持ちになるから大好き。お外で聴けて嬉しかった。

the abyss。まだ未発表のこの曲は、奈落の底という曲名とは裏腹に、こんな私でも生きていくんだという前向きな雰囲気を感じる。今日のこの困難な日も乗り越えてくという歌声。

RED SWANはレントゲンツアーでも実は1番びっくりした曲で、この日も伸びやかなお声と力強さがライブで爆上がりなのがほんとに気持ちよい。

しかも、ちょうど雨があがったんじゃない?と空を仰ぎ見たら、頭上の雲の合間からひときわ明るい星が見えた。こと座のベガ。この時は鳥肌立ったよ。 HYDEさんの歌声が上空の雲を震わせて霧散させたかのように感じた。だって止む予報はまだまだ先だったんだよ?


さて今回のライブで特筆すべきはプロジェクションマッピングの幻想的な映像美。

NEW DAYS DOWNで一旦奥に下がられたHYDEさんは烏帽子まで真っ白なお衣装で再登場。ZIPANGを情感たっぷりに歌い上げる。そしてお袖を左右に広げたお衣装に大きな白い蛇が下の方からくねくねと左右に体をくゆらせてゆっくりと這い上がっていく。

この時のお写真は公式1枚目で世に出ているので是非見てほしい。
(関連リンク有)

その後も幻想的な映像が拝殿の大きな屋根に映し出された。波紋、茂り葉、滝、花火。羽根も舞った。

そしてラス曲だとは知らないままMY FIRST LASTでは HYDEさんの体に星が集まり収縮したのち、一気に拡散。映像によって見る者の視点は地球を離れ、いくつもの惑星をすり抜けて銀河の外まで放たれていく。ユニバースな演出。浮遊。完全に宇宙に投げ出されてぽやーっとなった私は、終演の拍手によってやっと我に帰ることができた。

時計を見ると音出し制限のジャスト20時半ぴったり。神業✨

今回HYDEさんは曲の端々でオーケストラの方たちとアイコンタクトしながら丁寧に一曲一曲紡いでいかれた。この大舞台で着実に成し遂げる精神の強さを見た。

あと、ちょっとした曲間に「…せっかくおしゃれしてきたのにね…」と、早口ではあったもののほんとに優しい口調でおっしゃられたの。神々しいHYDEさんの素の気遣いにお人柄が表れてて素直に嬉しすぎました。

雨に濡れてしまったHYDEさんの体調が心配なのと、全てをやり切れなかったであろう皆さんの気持ちを想像しながら帰路につきました。

2021年8月1日 

雨降らずに完全開催✨
この日はライブ前後の楽しみを主に。

「せっかくやし、京都。」というイベントをロームシアター前広場で開催。京都を少しでも満喫できるようにと、特別グッズや地域のお店の美味しい物を販売。両日、祇園祭のお囃子も見れました。

その特別グッズほぼ売り切れてたけど欲しかった柄のお守りゲット。

一保堂さんのほうじ茶。この日は暑かったから優しくしみた…♡

ほんとは楽器夜行扇子ほしかったけど売り切れてたから公式の方の骨扇子。思ってた以上に緻密な作りで凄く良かった。お家で香を焚き上げるぞ。

始まるまでに少し平安神宮の周りの路地を散策。せせらぎ。

今日のリストバンドは青色。事前にチケット確認と検温をして巻いてもらうシステム。これを見せて入場。初日はオレンジ色でした。熱中症予防に一人一人お水もくださいました。

いざ直前応天門前の空。
天気よこのまま晴れ続けてお願いっ。

皆の祈りが通じてこの日は最初から最後まで全てを魅せていただきました。

そういえばHYDEさんお衣装チェンジの間に能楽師・茂山逸平氏が面を被って素敵な能を舞ってくださったのですが、なんというか人間の男性が舞っていると感じる体躯。入れ違いに入ってこられたHYDEさんの神秘的な中性性が際立った場面でした。

HYDEさんは平安時代に生きていても同じように妖しく驚きに満ちたパフォーマンスで皆の心を鷲掴みにされていたんだろうなと改めてHYDEさんの凄みを味わった2日間でした。

最後に空に何か写ってるねと友達と話題になった写真を。

他の方たちもツイートされていたようにHYDEさんの奉納は神々へしっかり届いた。そう思わせてくれるライブでした。

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ライブ詳細

■ライブ名
20th Orchestra Concert 
2021 HYDE HEIANJINGU
■場所
平安神宮 特設ステージ
■開催日時
2021/07/31 開場18:30 開演19:00
2021/08/01  開場18:30 開演19:00
※初日は開演が雨で約30分遅れました。

関連リンク

■Hydeさん公式Instagram

レポ 2021.08.13 テバ

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