我らLibeLila 育成枠麻雀勉強会レポ!

配信者向けのじゃんたま私設リーグ戦、#DTMリーグ。
所属するLibeLilaのテキストチャットでは、なにやら怪しい動きが起きていた……。


登場人物


😎:初代黒橡氏(通称:ばみさん) 
LibeLilaのリーダーにしてボケとツッコミどちらも対応できるマルチ配信者。

🐇:月音ゆき部長(通称:ゆきぶちょー)
株式会社LibeLilaの部長。体を鍛えるストイックさと、筋肉に裏打ちされたやさしさで社長のばみさんをしっかりと支えている。

🦇:乃丹生ちゃん(通称:のにちゃん・のにうさん)
LibeLilaの稼ぎ頭にして成長著しい入社2年目。トークが止まらないので配信にいると安心感がすごい。

🐪:泥目楽堕(通称:らくちゃん・らくださん)
文句なしのボケ頭。ノリノリで素点を稼ぎまくるリーダーに対し、「逆に腹立ってきた」と言ってしまい給料を減らされた。

🎋:アークKさん(通称:アークKさん)
LibeLilaの顧問。チームメイトの思考を読んだ的確な解説で応援配信を盛り上げてくれるが、恋バナだけはタブー。

発端

~Xにて~

🦇「4連形、中ぶくれ、亜両面もう少し理解度上げたい」
🐪「また時間あるときチームでお勉強会やりましょ~」

~時は流れチームチャット~
😎「……というツイートを見ましたが練習会を組みますか」
🐪「バレた!!」
🐇「タイミング合えば参加します~!」

株式会社LibeLilaの若手、勉強熱心ですね!
ということで日程調整の結果ぼんやりと勉強会の日程が決定!

当日

🎋「せっかくなので基本的な何切るをいくつか持ってきました」

🐪「アークKさん……!」
😎「ありがてぇ~~~!!」
🎋「のにうさんが遅れているので、先に皆さんで基本の確認しますか」
😎・🐇・🐪「ハイ!!」


中ぶくれ・四連形・亜両面の優先度


問題の趣旨:四連形・中ぶくれ・亜両面の価値

らくだと勉強

🐪「らくだは以前これは学びました!」
🐇「お!らくちゃん何切る~?」
🐪「5m!」
🎋「そうですね、ちなみに5mの理由は?」
🐪「こういうときは亜両面切っとけば正解だって聞き覚えました!」
🎋「まあそうなんですけどね、なんでだと思います?」

🐪「な ん で だ と お も い ま す !?」

🐇「受け入れを考えてみるといいかもよ~💪」
😎(うんうん、いいぞォ!)

🐪「四連形は、くっつき牌1枚分のスペースで2枚分の受け入れがあるから(今回だと2~9s)ですよね? 中ぶくれは……受け入れは45678で、6pは嬉しくないけど…」
🎋「あと2pでも聴牌はしますね。ただ、聴牌になる枚数で言うと亜両面もあまりかわらないんですよ。5のくっつき牌の3467、5の縦と2mでも聴牌なので、聴牌チャンスは実は亜両面のほうが多いです」

🐪「そうなの!? ほんまや!!」

🎋「ただし、両面聴牌率で言うと中ぶくれは4-7p・5-8pの4種、亜両面は5の横の4・6mだけなので、ここが大きく違います。聴牌の枚数の微差よりも、良形率の大差中ぶくれを残したほうがいいことが多いですね」

🎋「一応、亜両面を残すと5m引いたときは変則三面待ちになりますが、枚数が少なく平和が付かないため、両面より若干価値は下がるかな~と思います」

🐪「言語化しろって言われると意外とできないものですね、原理じゃなくてとりあえず形で覚えちゃってた…」

🐇「基本で結構出てくるけど改めて言葉にするの難しいよね! 5mが選べてるのはOKだから今日理由の部分もまとめていこ~!」


ExtraStage

🐪「ちなみに、端の四連形(1234)と孤立3とかってどっち切ったほうがいいってあるんですか? いつも悩んじゃうんですけど……」

🎋「それは平面で枚数だけなら結構明確に、孤立3残す方がいいことが多いですね」
🐪「明確なんだ!」

🎋「くっつきの聴牌として考えた時に、端の19にくっついても受け入れが少なくてあまりうれしくない、実質4・6のくっつきなので、自分でくっつき牌のうち2枚を使っている分枚数微差で孤立3~7を残した方がいいことが多いですね」

🐇「あ、でも端の牌の重なりが重要なとき……例えば頭がないとか、端がドラのときとかは逆転するかも!」

🎋「そうですね! 条件が何もなければ孤立3~7ですが、例えば1・9のシャンポン聴牌とかにも価値があるときとか、他の要素があれば逆転するので、打点や残り枚数で変えていいという意味では微差だと思います」

🐪「ほえ~!勉強になりました! つながってる方が便利か~と思って孤立の方切っちゃうことが多かったので今度から意識してみます~」


~のにうさん合流後~


🎋「さて、のにうさんこちら何切りますか?」
🦇「わ! アークさん問題を、持ってきてくださってるんですね、ありがとうございます!」
🦇「うーん、何切るか……萬子の5か筒子の6か、4・7sか…」

🐪(候補をちゃんと列挙できておる……偉すぎる……)

🦇「萬子の5は赤があるからあんまり切りたくなくって……」
🐪「最初に赤受けを!? ハイパー打点派や…」

🐇「受け入れ枚数で考えてみるといいよ~! 何を切ると何の受け入れが残るか考えてみよー!」
🦇「う~ん、う~ん、……筒子は6pのくっつきだから4/5/7/8で…」
🎋「6pの縦でも聴牌しませんか? どんな聴牌形になるかわかりますか?」
🦇「あ! う~んと、5を引いたときは……え? どんな聴牌……う~ん…」

(長考)

🐪「これ何切るのムズイところなんですけど、6pを引いたときに聴牌するには他のところを切っているので、どっかを仮で切ったことにするといいですよ」

😎🐇🎋「あーーー! そうか!! そこで躓くのか!!」

🦇「もう一回!」

🐪「えっとね、この状態って、何かを切るとイーシャンテンなんですよ。つまり、次に引いてくるまでになんかの牌を切ってるんですよね。で、6p引いてきて聴牌になりました、どんな形ですか? っていう質問なので、一旦4-7sか5mのどれかを切ってみたという想定で6pを引いてきた、って考えるといいですよ」
(ここが躓くのめっちゃわかる~~!自分もできんから!!!!)

🦇「なるほど!そうすると……待ちが2p・6pのシャンポン待ち聴牌ですね」
🎋「その通り!」
🐇「いいぞ~!」

🎋「一応6pも聴牌できる枚数のうちなので、受け入れは45678p+2pですね」
🎋「他も同じように考えると、(2pの受け入れは共通なので省くとして)萬子は234567m、筒子は45678p、索子は23456789sが受け入れになります。」

🦇「索子めっちゃ広いですね! 4・7s切っちゃダメなんだ……!」

🐪「以前アークさんに教えてもらってすごく覚えやすかったんすが、4567の四連形って、浮き牌になるのって4か7じゃないですか。これって、面子+1枚っていうめちゃくちゃコンパクトな形なのに、浮き牌2枚分の受け入れがあってめちゃくちゃお得なんですよ!」

🦇「確かに~! 四連形は大事にした方がいいんですね」

🦇「じゃあ……単純に受け入れの広さなら6p切り……?」
🎋「なんですが、それでもこれは5mを切った方がいいんですね」
🦇「え!!」
🎋「(らくだへの説明と同じく良形率と聴牌枚数微差の比較のお話)」
🦇「なるほど!! 確かに良形になるのが4種と2種じゃあ全然違いますものね」
🐪(理解が早い……!)

😎「……というところで水を差すようで申し訳ないんですが、以上はうざく本の緑に解説がありまして」

🎋「何~!?(←ウザク本緑未読勢)」
🐪「何~!?(←ウザク本緑読了済み)」

😎「ページ数は108-109! 一応、表に受け入れと良形枚数がまとめられていて結論として四連形>中ぶくれ>亜両面という感じですね。今のアークさんの解説と一致しているので復習で読むといいかもです」

🐪・🦇「ほんとだ……」

🐇「あ、ちなみにこれはくっつき聴牌にとれるときの話で、頭が無い時は頭を作んないといけないから中ぶくれの価値が下がったりするよ!」
🐪「その場合は、ノベタン聴牌が取れる四連形はもちろんのこと、亜両面も価値が高くなるんですね」

🎋「ゆきさん補足ありがとうございます! たしかに雀頭が無いと話が変わってきますね。これは、雀頭がすでにあるときに、くっつき比較する場合の基本の考え方なので、場面によって中ぶくれと亜両面は価値が逆転することもあります!」

😎「と、いう話もじつはウザク本にですね~」
🐪「ウザク本のダイマの人だ!!」



🎋さんの持ってきてくださった問題はあと2つ! 基本の何切るを掘り下げながら育成枠の二人でがんばります!!

今日は長くなってしまったのでここまで!
次回、「この形……どこかで見た気が……(忘却)」、デュエルスタンバイ!!


つづく


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