内視鏡検査体験記 日記20220526

ここのところもっぱらの自分のトピックスはこれ。
以前、腹痛があった際に血便の症状があり、現在はないものの一度検査はしておいた方がいいという、お医者さんの見解で大腸の内視鏡検査を受けることになりました。

いろんな手法があるんだろうけど、「2Lの下剤を飲んでもらいます」っていう言葉が面白すぎて書かずにはいられませんでした。

※あくまで私視点の個人的な感想です。
あと途中、便などの話が出てくるので自己責任でお読みください。

検査準備

・まず、3日前から若干の食事制限があり、海藻・果物・種子類の食事が取れない。ただただ悲しい。あとストックしてある味噌汁が海苔とワカメしかなかったので味噌汁も飲めない。
とはいえ、それ以外の制限は聞いていなかったのでそれなりに普通に食事を摂りました。

・前日。食事は素のトースト、ご飯などのみ、と書いてあってただただ味気ない。醤油は許してと思いながら素パスタを食べました。素で食べる炭水化物としていちばん美味いと思ってる。(白米のみのご飯が苦手なので)
夜はバターロールを食べて終了。めちゃくちゃ味気ねぇ〜〜、餃子とか食べてぇ!!!となりました。検査が終わったら絶対食べる。
素食品縛りのせいで、自分の食に対する執着というか、それで得ていた快楽みたいなものが結構あるんだなと思った。

検査当日

・前日の夜の下剤のせいか、朝からお腹が緩く違和感で起きる。腹痛若干ありましたが、便がある程度でたら治りました。
・朝食が食べられなくてくるし〜〜〜!!前日の21:00から何も食べていないので空腹。せっかく早起きしたのに……。
病院に8:30に来てくださいと言われていたので急いで準備して向かう。今から尻にカメラ突っ込まれるのか……。

・病院で説明を受ける。

「2Lの下剤があるので、これを2時間で飲んでもらいます」

多いよ!!!!!薬2L飲むことある?(あった)

・一杯目から尋常じゃなくまずい。苦いスポドリ。気の抜けたビールとアクエリのカクテル。これを……2L……??
・2杯目くらいからもうキツい。
・あと便の状態の最終チェックを看護婦さんにされるらしくやや恥ずかしい。けどまあいいや。

・3杯飲んだ頃から、おや……?となりトイレへ。かなりお腹の調子が悪い時の水状の便がでる。すごいな、下剤って。
・しかし、即効性というよりは飲んでから30分〜効果がある感じですね。よく飲み物に下剤を入れる描写とかあるけどあそこまで即効でお腹下してトイレ!って感じではなかったです。でも、便はずっと水状で飲んだものがそのまま出ていく感じだったので、長時間我慢するとかは無理。

・途中から、尿と同じ勢いで便が出るので笑った。勢いヤバい。
・便、といいつつ実際はほぼ水みたいな感じでした。5、6回トイレにこもった段階ですでに全く濁ってない。腸液と水、って感じでした。ほぇ〜、腸めっちゃ綺麗になったんじゃない、コレ?

・この頃には下剤も1.5L以上飲んでた。いいの?そんなに飲んで。(いいらしい)

・看護士さんに見てもらって、OKを頂いたので待機。結構待ち時間があり暇なので携帯があってよかった!!今日検査終わったら食べたいもの食べよ。

・待ち時間2時間を潰せる娯楽、それがネット麻雀。前日とうってかわって調子が良く、どちらかと言うと勝ち越し。自分の配牌の調子が悪い時に、最善手を打てるようになりたいね。

検査

・検査着にきがえたんだが、尻の部分に穴の空いた検査着で笑ってしまった。これを製造しとる工場があるんだなあ……。上から長めのローブみたいなもので隠せるのでまだいいんだけど、露出狂専用装備で全身固めた人間になってしまった。

・看護士さんが終始優しい。途中途中別の人の対応聞いてても、「クレーム対応のプロフェッショナルか……?」ってくらい厳しいところは厳しく、優しいところは優しく対応してあげてて本当にすげぇ仕事だよと思いました。
仮に自分だったら高齢者の相手しきれんかもしれない。病院でお客様気分で言いたいこという老爺がいたので、「えー」と思ってたけど、看護士さんの対応が素晴らしすぎてソンケーした。

・いよいよ尻にカメラが入る……。一瞬尻に何か塗られて即カメラ挿入だった。キツい……!尻は入口じゃないんです!!!というのをこれほど感じたことはなかったです。
あと、S字結腸抜ける時がちょっと痛いって言われたけど、ちょっとどころじゃないし違和感がヤベーので、軽率に推しの結腸を破ろうとするな。あれが快感に変わるのは相当の練度が必要。

・お腹の中ずっとゴロゴロいってるのに出口がないから腹が張って辛い!
「ガス溜まってくるので出してね」って?!出るの?!

・正直二度とやりたくないくらい大変でした。みぞおちをめちゃくちゃに押されたのも痛かったし腸内に何かが自立して動いてるのもきんもちわるいんだ。
あと何より尻の穴に塗られた潤滑剤が切れてきて、動かされるたびに痛い。

・「お尻の穴が痛いです」と言ったら潤滑剤を追加してくれたので、我慢せずに具体的に申し出た方が絶対楽です。「痛いです」だけだと、腹の中の方かと思われてそのまま続行されるぞ!

・「一番奥に着きましたよ」といわれて、(まだしばらく居座るってこと?!?!)と思ってしまうくらいには違和感。最終地点がどこか分かってなかったから、もう3分の2くらい終わったかと思ったらまだ半分だと知ってわりと絶望した。

・「今からカメラで見ていくので、よかったら一緒にどうぞ」と言われ、「そんなお茶会みたいなお誘いある?」と思いながら、消耗して小さな声で「はい……」というばかりの私。

・看護士さんが気を遣ってくれているのがわかり、何か返さねばと思った結果、消え入りそうな声で「モツみたいですね……」と言う俺。
「モツですからね」と返す女医。
これがコミュニケーションや。

・人生ではじめてのこと、わりと好奇心を持って受け入れられる方だと思ってたけどちょっとだけわくわくしてた自分を呪った。尻にカメラ入れたまま体勢変えるのめちゃくちゃ大変。

・ゆっくりカメラが入口側に戻りながら、2箇所細胞を取りました、と言われた。映像だと血がでてて「大丈夫?!これ?!?!」と思ってたけど大丈夫っぽい。腸内って痛覚ないんやね、と思いました。そりゃそうか、便が通るたびに何か動いてる感覚あったらキモいよな。

・あとは薄味で、終わったあと着替えて診察受けて終わりって感じでした。
一応、その採った細胞の検査だけするらしく本当に最終の結果は出てないんですが、でかい病気とかではなさそう。一時的な大腸炎みたいな感じのことを伺いました。なんにせよ大事なさそうでよかった。終わってみれば、綺麗なモツみてぇな自分の腸を見ることもそうそうないので、貴重な体験ではあるかもしれない。

・終わった後どうしても美味いものが食べたくて肉を食べました。知ってる、絶対に良くない。
久々の重い食事で胃が驚いておるわい。

あと、肉を見ると自分の腸のことを思い出してしまうので焼肉ランチはおすすめできないです。

・一応このnoteを読まれた方のために言っておくと、血便が出たら基本的には検査になるらしいです。それくらい異常な状態ではあるらしい。とはいえ、私みたく急性で、下痢した時にたまたま腸が傷ついて血が出ちゃうと言うパターンもあるみたいなので、どっちか確認するためにも検査、って感じですね。

何はともあれ、無事終わってよかった。昨晩あまり眠れなかったのでゆっくり休みます。

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