???「倍プッシュだ……」 日記20220701

久しぶりの日記!
昨日ツイートでも書いたんですが、アカギ面白過ぎて半分くらいまで一気読みしました。今まで麻雀というものがわかってなかったから、さらっと読んでも知らない単語が多すぎて面白さがわかっていなかったんですが、麻雀を知ってから読むと格別に面白い。
(予算の都合でもう半分は後日購入予定)

今ちょうど、鷲巣巌と対決しているところです。
ネタバレとかしないように注意しますが、もし文章で察してしまったら自己責任でお願いします!!

まずどんどんアカギが恰好良く見えてくる。ガキのアカギもめちゃくちゃよかったけど、治くんを後ろから見てる兄的アカギもエエヤン……、となりました。違う世界の人間だろうけど、あまりに鮮烈で出会った人間の心に刻み込まれてしまう男、アカギ……。今血液を抜かれているときのアカギは、周りのすべての人間が右往左往する中でただひたすらに牌と、そして鷲巣とだけ向き合っている気がしてこんな佇まいの人間、憧れないわけがないだろ!!と思っています。

あと他の登場人物も基本的に爺さんorおっさんなんですけど、妙にかわいいよね。鷲巣が筆頭でかわいい。アカギくんのこと殺したすぎやろ!!
分かる。麻雀やってて、相手があと一押しで倒せる、というときに暴牌して振り込んでしまったり、あの「ロン! ロンロンロン! ロン!」っていう感じになってしまったりする感じめちゃくちゃわかる。
鷲巣のこころの動きに多少なりとも共感を覚えてしまうようになったな、と思う。

多分、麻雀を知らずに、用語だけ調べて読んでいたら至ることができなかった心情なので、麻雀を始めていてよかった。(始めたので改めて興味が湧いて読み始めたというのもある。)

というわけで、鷲巣に人間的な共感があるのと、巨悪がアカギと対峙して感情を動かしまくっているあたりが非常にかわいいなと思っているわけです。

話は逸れますが、何かアカギってタクシードライバーみたいな手袋してるイメージがずっとあったんだけど、あれ鷲巣麻雀のときのアカギなんですね。メディアで見るアカギ、手袋して煙草吸ってるイメージが強い。

ジョジョのときにも思っていたけど、よくネットミームとして広まっているセリフが出てくると「うひょ~!」と思ってしまう。
「これがかの有名な……!」という感じで、なんか展覧会で有名画家のオリジナルを眺めているような、そういう気分です。文脈が分かると面白いよなと思う。別に何に使うわけでもない知識なんだけど……。

あとアカギの面白いところは、物語を面白くする「困難」を、アカギ自身が
つくりだしてそれを易々と超えていくところですかね。主人公が「困難」を乗り越えるべき苦労だと思っていなくて、ただ読者とまわりの有象無象だけがハラハラさせられるという……。アカギという男の特異性がそこにもある気がする。基本的にブレーキを踏まないので、主人公が苦境に陥っていなくても我々はドキドキして物語を楽しむことができるって寸法です。
この男自体が物語の「困難」の作用になってない? すごい構造の漫画だ。
最近読んだやつだと、「賭ケグルイ」もそういう構造な気はするけど、あれはあれでデスゲーム感があっていろいろな賭けごとをやってくれるから面白いですよね。

これはもしかしたら若干ネタバレ風かもしれないですが、「主人公無双」系の漫画好きなのでアカギもおもろいです。主人公が何考えているかわからないタイプで、周りの人間が解説したり助けてもらったりするやつ。
派生的に銀魂とかもそうなのかもだけど、負けて努力して再戦して勝利、よりも、ヒリついたはじめの勝負で奥の手が常に用意してある計算高いタイプの方が好き、という感じかもしれない。

以前その話を漫画好きの先輩にしたときに、アカギは勧められた漫画の一つです。ほかに主人公無双系で勧めてもらったのが、

・ライアーゲーム
・無敵の人

自分が読んで思ったのが
・ネウロ
・ハイキュー
・ジョジョ(無双かどうかは諸説あるが、かなり機転が利くし一番強い)
・賭ケグルイ
・焼きたてじゃぱん(主人公の性質的には違うんだけど強いし面白い)

あと最近気になっているのがエンバンメイズあたり。

ただ、俺ツエ―とはまた別ものな気もしていて、バディ以外の人間にやさしさを見せるな、という曲がった独占欲もある。
その点アカギは読者にすらも優しくないし、なんか時々人間っぽい優しい?と思ったらその原泉はギャンブルへの欲求だったりするのでめちゃくちゃ好き。

読んだあと「哲也」も読んで、と知り合いに勧められたので読みたいと思っています。その前にアカギもまだ半分だから来月のお小遣いで買って最後まで読もう。

あと美容院でスティールボールランを読み進めていて、多分佳境です。ディエゴかわいいね。ニョホ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?