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通訳ガイドのかばんの中身
一日だけで完結するツアーの時の、通訳案内士のカバンの中身についてです。案内士の悩みのひとつは肉体的な疲労です。特に、歩き過ぎによる弊害が足へ、腰へ、肩へ、来ます。
だから、カバンは軽さにこだわっています。一番、軽いカバンを選んで使っています。毎日、同じカバンだと同じ身体の箇所が痛くなるので、リュック型にしたり、手提げ型にしたりと日によって変えます。
折りたたみ傘を買うときも重さ表示をチェックします。ボールペンなどの筆記用具も高級なものは、ずっしり重いので避けます。
メモ用紙なども必要な分だけ持ち歩きます。コースが決まっていれば、参考に見てもらう写真のコピーやお手製の図などは、薄いクリアファイルに入れます。紙は意外と重いので、10枚くらいを限度に持ち歩きます。
その他に歯ブラシやタオルハンカチ、ティッシュ、口紅などは料理用の秤で計りました。ここまでするのは自分だけかと思っていたら、友人のガイドも同じく測ってるとわかり、ちょっとうれしくなりました。
カバンのなかで、かなり重いのはお財布ではないでしょうか。現金よりカード類がお財布を太らせ、ずっしり重くなります。なので、ツアー用の財布を用意し、必要最低限のものだけを入れます。ガイド証、銀行カード、保険証、運転免許証と緊急用のお札です。小銭は100円玉2,3個のみ。
日本はゴミ箱がほとんどないので、ゴミ入れ用のビニール袋を必ず持ち歩きます。外国人観光客は日本の街がきれいなことに、よく驚きますが、こうやって日本人はゴミをポイ捨てしないようにしているんだよ、と言うことを実際に見せてあげることにもなるので一石二鳥なんです。
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