文フリに行った

何年ぶりだろう。
13時。会場は長蛇の列。長いうねうねと整理が必要で、昔より人が増えていた。
ブースをまわって、「市場」という言葉が浮かんだ。市場だなぁ。自分の作品を売る。それが売れる。嬉しいことだ。今では陳腐な言葉になってしまった気もするが、読む人に「承認」されるということだ。反対に作品に対する反応が鈍ければ、あまり嬉しくはないだろう。
個性と能力を賭け金とした勝負ではあるのだ。
メッシュの売り子さんから本を買った。
私は淡い痛みのようなものを感じながら、会場を後にした。

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